フリーランスエンジニアに本当に向いている人というよりなるべき人

フリーランス 特徴

フリーランスに向いている人と検索すると、たくさんの記事がヒットします。 

その中でも多いのはフリーランスエンジニア向けに案件を紹介しているエージェント企業(所謂SES企業)の記事です。

たしかに、そうではあるのですが、、 
まあそうだよね〜」くらいで「たしかに!とはならない内容な気がします。 

なぜ、そう思うのか解説していきます。

フリーランスに関わらず誰にでも当てはまりそうな内容

正直読んでの感想は、フリーランスに関係ある?という内容がほとんどです。

もちろん当てはまらない事は無いと思います。
表現するのであれば、誰にでも当てはまりそうなことを言う占い師みたいな印象です。

例えば、

  • もっと収入を増やしたい人
  • 安定性より変化を求める人
  • 仕事とプライベートのメリハリをつけたい人
  • 自己管理能力が高い人
  • 成長意欲が高い人

などなど

これらに似たような内容がいたるところに書かれています

もっと収入を増やしたい人

これはフリーランス関わらず、働いている人のほとんどが感じていることでは無いでしょうか?

フリーランスでは無い私も常に感じています。

フリーランスになれば、稼げるというのはよく聞きます。
そして実際に稼げているケースも往々にしてあります。

ただ稼ぎたいのはフリーランスではなく正社員も同じです。

であれば、年収をあげたい人という文言で、向いている人の特徴に入れるのではなく、なぜあがるのか?という記事を書くべきではないのか?と思います。

向いている人を収入を上げたい人で一括りにするとそれは殆どの人がそうです。となってしまいます。
もう少し書くべき場所・内容を検討した方が、読みたい人伝えたい人に伝わるのかなと思います。

安定性より変化を求める人

これはまさに占いとかで出てきそうなワードのようですね。笑

凄く曖昧で何かの文言を付け足せば、誰でも当てはまりそうな内容です。
(家庭に入れば安定性を求めるが、恋愛は安定性より変化を求める人ですね。とか笑)

おそらく、フリーランスは正社員のように会社で働くというよりは、プロジェクト毎に働くことが多いため、様々な環境や業界、現場という変化を楽しめる人が重要というような気はします。

実際、様々なフリーランス案件サイトに掲載されている案件を見ると、3ヶ月間の短期の案件や1年間の案件など多く掲載されています。

こうしてみるところころ現場が変わる印象もありますが、もしこの特徴を上げるのであればフリーランスより派遣の方がよりそのような印象があります。

派遣には3年ルール(例外あり)があり、3年以上同じ現場で働くこと自体法的に禁止されています。(正確には派遣先の事業所における同一の組織内で3年以上)
そうなれば必然的に現場が変わります。これを受け入れられないのであれば派遣社員として働けません。
なのでもし「安定性より変化を求める人」という特徴を入れるのであれば、フリーランスより派遣の方が当てはまるでしょう。

また仮に正社員であっても同じ会社にいるだけで、常に変化を求められる現場もあり、それを楽しむ人もいると思います。

例えば、業務を受託しているwebサイト制作企業さんなどは、常に同じ業界の会社から発注を受けるとは限りません。
業界によってニーズが違えば、イメージも違います。そういう意味では一プロジェクト毎に変化が求められ、それを楽しめる人の方が向いている気はします。

実際フリーランスは単発の案件や現場はあるものの、全てが全てそうではなく、また終了日も法的に決められてはいません。
3年以上同じ現場で働いているフリーランスも多くいます
一概に変化ばかり発生するわけではありません。

なので、もう少し具体的にして欲しいなと感じる特徴ですね。

仕事とプライベートのメリハリをつけたい人

フリーランスのイメージとして、よく出てくるのが「自由」です。まあfreeですからね。
その印象が先行して、自分でスケジュールを組んで、好きな場所・時間で働けると思っている方も多いような気がします。

実際ほとんどは、そうではないです。フリーランス案件サイトを見ても週5勤務の案件が多く、リモートや在宅といった案件はごく僅かで、週2.3の案件も少ないです。
(最近増えつつある印象があるので、よっぽど人が足りないのかな、、?)

仮にあったとしてもかなりのスキルを求められるか単価が低いかのどちらかです。そうなると稼ぎたくてフリーランスになったのに稼げませんね。笑

なので、上記のようにメリハリをつけて働けている人は、ほんの一部です。
またフリーランス関係なく、メリハリをつけたい人は多いはずです。

1番しっくりこない特徴な気がします

これを言えるのは、まず社会全体にリモートや在宅などテレワークという働き方が浸透されない限り、難しいと思います。(そうなれば正社員もなので、結局フリーランスの特徴ではなくなりますが)

またフリーランスエンジニアであれば、セキュリティ面やコミュニケーションツールの進化も重要ですかね。
結論、求める単価や年収にもよりますが、今の状態でフリーランスは、仕事とプライベートにメリハリをつけられます。とは言いにくいのかなと思います。

自己管理能力が高い人

これもまた曖昧ですね。。
たしかに、フリーランスは個人事業主という立場のため、上司もいなく、仕事の指示はきません。
だからと言って何もしなければ契約が切られ、たちまち収入がなくなるといったことになりそうです。

そのため、常に自ら仕事を得て、契約元に評価してもらい、契約を続けてもらう必要があります。

たしかに、正社員であればだらだら仕事をしていても固定の収入が得られるケースが多いとは思います。
ただフリーランスだろうが、正社員だろうが稼ぐためには、自ら仕事を獲得して、スキルを上げて、評価してもらう必要があります

その評価する人が契約先なのか上司なのかの違いです。

つまり、自己管理能力が高い人が向いているという話ではなく、自己管理能力が高い人が稼ぎ、たまたま働き方がフリーランスだった、もしくは正社員だったという話です。

なので、これは稼ぐ人の特徴だと感じます。

私自身もフリーランスではないので、もっと管理する必要はあるかもしれないですが、
であれば、過去正社員として働いていて、今フリーランスで働いている人が発言する、違いとかの話を伝えるべきなのかなと思います。

成長意欲が高い人

これも前述の自己管理能力の内容と同じですね。

稼ぐ人は成長意欲があります
それがどの働き方であったかの違いですね。

ただ私が例で挙げた5つの中では、これがまだマシかなという印象がありました。

もちろん正社員であっても、常に変化を求める仕事はありますが、結局は同じ会社内です。
ですので、開発環境などは大きく変わる事は少ないです。

その点、フリーランスの場合、契約先自体変わるケースが多いので、メインで使うスキルは同じでもその他の環境が違います
例えば、クラウドの環境がAWSなのか、Azureなのかなど

環境によっては、少し仕様が違ったりすることもあると思うので、正社員よりフリーランスの方が様々なことが経験できると思います。
そういう意味では、成長意欲の高い人という特徴はフリーランスに向いている特徴として自分で書いときながら5つの中ではしっくりきました。笑

まあただ少し曖昧な気はします。

ビジネス的には…

ただ、これらを掲載している企業は、多くのフリーランスの人達にサイトに訪問してもらい、登録してもらう必要があり、そのために上記の内容を掲載しているのでしょう。

ターゲットを縛りまくって、というよりはある程度誰にでも当てはまる内容になるのも仕方ないのかなと思います。

しかしそれ故、どこも似たような内容で、読む人が読めば面白くないものになってしまっています。
もっと尖ったサイトがあればなあとつくづく思います。
※いろんなサイトを検索中ですので、見つかり次第お知らせします。

またこういったコンテンツはサービス内部の人ではなく、正社員歴のある現フリーランスに書いてもらうなど、補正されていない内容だと面白いなと思います

フリーランスエンジニアに本当に向いている人の特徴は?

正直、これがなるべき人の特徴です!というものはないのかなと思っています。

フリーランスであっても正社員であっても契約社員、派遣であっても雇用形態の違いであって、働き方の違いに過ぎません

フリーランスに向いている人と設定してしまうと、

それに当てはまる人は、正社員よりフリーランスの方が良いのか?
フリーランスの方が正社員の時より必ず稼げるのか?

となってしまい、
「いや、そうではないけど〜、まあ向いてると思いますよ!?」みたいな感じになると思います。

なのでもし表現するなら、向いているかも?であればいいかもしれないですね。笑
そんな記事を読む人がいるのかどうかは知りませんが、、

結論、本当に向いているかどうかという人物的な特徴はない気がします。
人によって働き方は違いますし、現場によって求める人物像は、正社員だろうがフリーランスだろうが異なります。

ですのでこのような記事を見て、折角フリーランスに興味があるのに、向いている人の中の特徴に当てはまるものがないからなどと諦めている人は、もう一度検討するのもよいのではないでしょうか?

今では数多くのフリーランスエンジニア専門のエージェント企業さんがいらっしゃるので、相談してみるのも良いですね。
中には、正社員→フリーランス→正社員と、戻っている方もいるので、百聞は一見に如かず精神で試してみるのもありではないでしょうか?

逆に、向いていない人の特徴は?

これも向いている人の特徴と同じで、一概には言えないと思います。
もちろん、
・確定申告をしたくない
・福利厚生は必ず必要だ

など企業と雇用関係がないと出来ない、してもらえないことが前提としてあるのであれば、たしかに向いていないのかもしれないですね。
(向いていないというよりそもそも論で、なれないですかね?)

ただ最近は、いろんなサービスが立ち上がっており、
確定申告をサポートしてくれるサービスやフリーランスでも福利厚生を受けられるサービスなどリリースされています。

これまで事務作業はしたくないや安定が1番と考えていた方もフリーランスになりやすくなっているので少し覗いて見てほしいです。
もしかするとこんなに楽なのであれば検討の余地はあるかもなど思ってもらえることもあるかなと思います。

また政府としても働き方改革に力を入れており、フリーランスという働き方に対しての法整備も検討している段階です。

今後よりよい環境になる可能性はあるので、ぜひチェックしてみて下さい。
もちろん動きがあれば、本ブログでも載せていきます。

ちなみに海外では、すでに国としてフリーランスに福利厚生がついている国もあります

【結論】フリーランスエンジニアになるべきかどうかの判断は、人物的な特徴ではなく…

環境です!

具体的にお話しすると、
二次請け三次請け以降の企業の正社員として働いている正社員ITエンジニアさんです。

日本のIT業界は、多重下請け構造が当たり前です。
そのため、下に案件が流れるたびに中抜きが発生しています。下に行けば行くほどその金額は膨大に膨れ上がります

また企業の受注した金額がそのままエンジニアさんに支払われるわけではなく、会社の利益や経費等もろもろ引かれた額が給与として支払われています。

たとえば
二次請けの企業で働いているとします。

エンドユーザー企業から110万円で発注され、
元請け二次請け負と流れてきたとします。
そして中抜きが20万円と想定し、所属会社の取り分が1/3とします。
計算すると、
110万円→90万円→60万円
です。

このように半分近くが、抜け落ちている状況です。

さらにこれが三次請け以降になれば、、言わずもがなですね。

仮にエンドユーザー企業からフリーランスとして案件を受注していれば、同じ業務でも倍近くの報酬を得ることができます
元請けから受注したとしても1.5倍の報酬になります、、

月額で30万円増えたら、どうします?笑

例からもわかるように、フリーランスになるべき人は、この環境にいる人たちです。

稼ぎたい欲が無いとしても、同じ業務をしてこれだけの報酬の差があると嫌になりますよね、、

フリーランスエンジニアに興味かあっても、なかなか踏み出せない正社員エンジニアさんは、特徴云々より今の環境を見直してみるのが一番良いかもしれないですね。

興味がなくても一度考えみて欲しいものです。

最後に

フリーランスに向いている人やなるべき人について書いてきましたが、一個人的な見解であり、特徴を完全否定しているわけではないです。

企業によっては、これまでのフリーランスエンジニアの方の分析をし統計を出して、この特徴だ!と書いているところもあると思います。(おそらく)

人によって行動の動機付けはバラバラで、それが環境なのか、特徴なのか 、はたまたそれ以外なのか、様々です。
その中でも私は、やはり今働いている環境を今一度考えてみて欲しいです。

おそらくフリーランスになれば数十万円単位で増額する方も大勢いるでしょう。

まあでもやっぱり本ブログを書いていて、特徴って曖昧だな〜って思ったのは事実です。笑

最後にもう一度
フリーランスに向いているかどうかを特徴で判断するのではなく、環境で判断してください!
そして本当にフリーランスになるべき人は、二次請け三次請け以降の企業の正社員として働いている正社員ITエンジニアさんです。

最後までお読みいただきありがとうございました!