【第一弾】RDBMS(MySQLやSQLseverなど)の案件単価相場と案件単価の将来性を徹底比較!

案件単価相場 比較

今回はRDBMS(リレーショナルデータベース)の中でも「SQL」の文字が入っているDBの案件単価相場と案件単価の年推移を紹介します。

RDBMSとは訳すと関係データベースとなります。
データを複数の表で管理し、その表と表の関係を定義し、複雑なデータに関連性をもたせ扱える環境に変換します。

そんなRDBMSの中で「SQL」がつく名前が似たもの
MySQL」「SQLserver」「PostgreSQL」「SQLite」の4つを紹介します!

MySQLの案件単価相場

まずRDBMSの中でもかなりの人気があり、SQLと名の付くRDBMSの中では一番需要の高いMySQLの案件単価相場を見てみましょう。

MySQLの案件単価は60万円台が相場になっています。
僅差で70万円台が次に多く、60万円台~70万円台が相場といっても良いでしょう。

案件数自体も他RDBMSと比べ豊富にあり、需要の高さが伺えます。

MySQLは日本だけでなく世界でも人気の高いデータベース管理システムです。
ですので今後もこの需要が下がることはないでしょう。

データで見るMySQLの今後と将来性

ではMySQLの案件単価の年推移はどうなっているのでしょうか。

2015年は70万円台の割合が高かったものの、2016年以降60万円台に相場が下がっている状況です。

ただ2019年より80万円台以上の高単価の案件の割合が増加傾向にあります。

なぜ2019年に高単価な案件が増えてきたのか?
想像ではありますが、2018年にMySQLの最新バージョンがリリースされ前回のものに比べ大幅な機能強化や追加がされました。

それにより需要が加速し、MySQLエンジニアの獲得競争が起こったのではないかと思われます。

MySQLとは

MySQLは、1995年に開発されたデータベース管理システムでオープンソースで公開されています。
そして2010年にはオラクルにより買収され、現在はオラクルの所有するRDBMSとなっています。

MySQLは、RDBMSの中で今やシェア率は世界1位となっており圧倒的です。
日本では数年前までPostgreSQLのシェア率が高かったですが、MySQLへ1位の座を受け渡す形になりました。

ここまでのシェアを誇っている理由は、高性能かつ高い信頼があるからです。

FacebookやGoogleのこのMySQLを導入していることで、高い信頼性は伺えますし
バックアップ機能やリカバリー機能も優れているので安心です。

また高性能という面で見ると、
高速な処理を必要とするシステムで使用するデータベースや、1日に膨大なクエリを処理するような大容量のデータベースが使われているWebサービスでも柔軟に対応でき優れたパフォーマンスを発揮します。

そしてMySQLはオープンソースであるため他RDBMSよりも低コストで利用することが可能です。
そのためスタートアップ企業やWebベンチャー企業での採用も多いです。

つまり超大手企業から多額の投資ができないスタートアップ・ベンチャー企業まで幅広く需要があることが分かります。

実際に案件数を比較してもMySQLが圧倒的に多い傾向にあります。
そのデータからでも需要の高さは分かります!

データベースエンジニアを目指すのであれば必須のスキルと言えるでしょう!

SQLserverの案件単価相場

次にMySQLに並び人気の高いSQLserverの案件単価相場を見ていきます。

SQLserverの案件単価はMySQLと同じ60万円台が相場になっています。
ただその次に多いのは50万円台となっています。

単価だけを見ると一番人気のMySQLと比較するとすこし見劣りする結果です。

ただSQLserverはマイクロソフトが所有するRDBMSであり、Windows OSでのみ活躍するRDBMSです。

そうなるとMySQLに比べ需要が低くても仕方がないのかなとは思います。

データで見るSQLserverの今後と将来性

ではSQLserverの案件単価の年推移を見てみましょう。

2015年から2018年までは60万円台が案件単価の相場になっていましたが、2019年には50万円台と相場が後退している状況です。

このデータを見る限りではおそらく今後は、50万円台に相場は落ち着くのではないかと思います。

ただ2019年には比較的高単価である70万円台と80万円台の案件単価の割合が、MySQLのグラフと少し似たような形で増加しているのが分かります。

理由は定かではありませんが、2020年にWindowsのアップデートがありました。
SQLserver2008R2以前のバージョンはWindows10でのサポートがないためSQLserverの最新版をインストールするために構築も含めSQLserverエンジニアがスポットで必要になったのかもしれません。

SQLserverはWindows環境でのパフォーマンスを発揮するRDBMSです。
現状Windowsは多くの企業でも導入されておりますが、最近では「Mac OS」の人気の高まりやGoogleが開発したLinuxベースの「chrome OS」も人気が出ています。

つまりWindowsに強く今もなお多くの企業がWindowsを使っているとはいえ、今後うかうかしていられる状況ではありません

年推移のグラフが下がり気味であるということは、これらのOSの人気が高まってきていることも影響しているのかもしれません。

SQLserverとは

SQLserverはマイクロソフト社が開発したデータベース管理システムで、正式名所は「Microsoft SQLserver」です。
略称として「SQLserver」や「MS SQL」と呼ばれています。

マイクロソフト社が開発したRDBMSのためWindowsユーザーとの相性は抜群です。

企業によるWindows OSのシェアは圧倒的に高く、SQLserverの需要も多くあるでしょう。
SQLserverには「SQL Server Management Studio」というデータベースを管理するツールが存在します。

これは非常に優秀で、マウスのみでデータベースの操作ができるなどほぼ全ての操作をこの「SQL Server Management Studio」ですることができます。

SQLserverエンジニアは、SQLserverの知見だけでなくこのツールの習得も必須といえるでしょう。

ただいくらWindowsOSのシェアが高いからとはいえ、それ以外のOSも伸びてきているため、今後データベースエンジニアとしてみたときSQLserverが最適かどうかは常に把握しておく必要があります。

PostgreSQLの案件単価相場

続いて、世界と比べ日本では比較的需要の高いPostgreSQLの案件単価相場を紹介します。

PostgreSQLの案件単価は60万円が相場になっており、MySQLやSQLserverと同じ相場になっています。
続いて50万円が高くなっていますが、3番目の70万円台との差は大きくありません。

同じRDBMSのオープンソースであるMySQLと比較すると案件数自体は少ない状況ではありますが、
LinuxやMaxOSなどのUNIX系のOSWindowsOSで動作するため幅広く活躍できるRDBMSです。

PostgreSQLは多機能かつ高性能ではありますが、
MySQLに比べると大規模データを所有するWebサービスには不向きです。

今後ここが解決されていくことでより期待できるRDBMSになるのではないかと思っています。

データで見るPostgreSQLの今後と将来性

ではPostgreSQLの案件単価の年推移を見てみましょう。

どの年代も60万円台が高い割合になっています。
2016年から見ると年々高単価な案件が増えているように思えます。(80万円台は例外ですが)

また2015年と2019年のグラフが比較的近い形になっているのも特徴として見受けられます。
とはいえ2015年以降にかけては、より60万円台の割合が高くなっている動きをしているので、2019年以降も60万円台の相場からずれることはないと思います。

PostgreSQLは、基幹系の業務システムで使われることが多く印象としてはSierが好んで使うRDBMSです。
またデータ分析や処理のシステムでも使われることが多いです。
ただここはMySQLも性能が良くなっているので、需要の差はなくなってくるでしょう。

オープンソース以外のRDBMSとは、コストという面で勝てるので企業によってはPostgreSQLを選択する余地は大いにあります
同じオープンソースのRDBMSであるMySQLと比較するとやや人気は落ちますが、それでもPostgreSQLならではの得意領域があるので、需要が下がっていくことはないと思います。

今後の機能改善や追加次第では、MySQLとの差が縮まってくる可能性も高いでしょう。

PostgreSQLとは

PostgreSQLは1997年にリリースされたオープンソースのデータベース管理システムですが、その前より前進であるPostgresというものがありました。

よく「ポスグレ」と言われることが多いです。

PostgreSQLはオープンソースであるため導入コストを抑えることができ、
オープンソースであるにもかかわらず商用のRDBMSと比べても遜色のないほどの機能を備えています。

また同じオープンソースのRDBMSのMySQLと比較しても
PostgreSQLの方が、複雑なアプリケーションに適しておりバックアップの対応レベルも高いです。

そのため安定性や安心性という面でも非常に優れています

PostgreSQLでは、非常に緩やかなライセンスを採用しています。
それにより、Oracleとの互換性を備えた「 Postgres Plus Advanced Server」やより信頼性とセキュリティが強化された「PowerGres Plus」などPostgreSQLを拡張させた独自のソリューションが展開されています。

そのような背景もあり非常に人気の高いRDBMSなのです。

SQLiteの案件単価相場

最後にRDBMSの中でも少し人気で劣っているSQLiteの案件単価相場を紹介します。

SQLiteも他RDBMS同様、60万円台が案件単価相場となっています。

ただ案件数自体が他と比べて圧倒的に少なく、ニーズが低いことが分かります。

SQLiteは他のRDBMSが単体で動くのとは違い、ソフトウェアへ組み込こんで使用されるRDBMSとなっています。
そのためサーバー側でデータベースを準備する必要がありません

またSQLiteには著作権フリーという他にはない特徴があり導入は非常に簡単なので今後需要が高まってきてもおかしくはないと思います。

データで見るSQLiteの今後と将来性

ではSQLiteの案件単価の年推移を見てみましょう。

年ごとに相場はバラバラですが、比較的60万円台がどの年代でも高い割合を占めています。
このグラフだと相場が上がったり下がったりと非常に読みづらい印象です。

ただ2018年より高単価な案件の割合が増えている印象にあります。
特に2018年から60万円台と70万円台の差が縮まっており、2019年ではその差がなくなっています

また90万円台以上の案件も見受けられるようになっています。

このような結果を見ると今後需要は高まっていきそうな印象にあります。

実際にSQLiteは、Androidの標準DBとして搭載されていますし、2017年12月には人気プログラミング言語「Python」のWebフレームワークであるDjangoにもDBとして採用されリリースされています。

その他にもSQLiteが標準搭載されているプログラミング言語やサービスはあります。

SQLiteの特徴を考えると今後スタートアップやベンチャー企業のWebシステムに導入される動きが増加していく可能性もあるでしょう。

このようにSQLiteは、需要が高まっており今後もこの動きが加速してもおかしくはありません!

SQLiteとは

SQLiteは、2000年に開発された「著作権フリー」のデータベース管理システムです。

ソフトウェアに組み込むことを想定され開発されたRDBMSであるため非常に軽量でコンパクトであることが特徴です。

AndroidやAdobe AIRに標準搭載されており、PHPやPythonといったプログラミング言語にも対応しています。

またRDBMSにはGUI管理ツールが欠かせませんが、SQLiteにも「DB Browser for SQLite」というのがあります。
公式ではありませんが、非常に優秀なGUI管理ツールです。

その他の特徴としては、
バックアップが超簡単であり、SQL機能としても問題はありません
そして高速で動作するという点があります。

軽量という利点を活かした特徴があり、機能としても問題がない非常に優秀なRDBMSです。

ただ大規模なデータを扱うシステムやセキュリティ面が気になるということを考えるのであれば、MySQLやPostgreSQLがおすすめにはなるかもしれません。

どんどん増えてきているスタートアップ企業やベンチャー企業では大いに選択肢に入るRDBMSだと思いますので今後の需要の伸びには期待できます!

まとめ

RDBMSの中でもSQLという名の付くものをまとめ、案件単価相場案件単価の年推移を紹介してきました。

データベースエンジニアを目指すうえで、どのRDBMSが良いのかという点は非常に気になる点だと思いますので是非参考にしてみてください。

現時点では案件単価相場に大きな差はありませんが、MySQLが一歩リードしているようには見えます。

ただオラクルやマイクロソフトなど大企業がRDBMSを所有をしているケースが多いので、その企業次第で今後の需要の変化は大いにあるでしょう。
またOSの市場変化によりRDBMSの需要にも影響してくるので、常にアンテナを張っておく必要はあります。

今回はRDBMSの第1弾として、SQLの名の付くものを紹介していきましたが、次回は第2弾でSQLという名の付かないRDBMSの案件単価相場や案件単価の年推移を紹介していきますのでそちらも合わせて参考にしてください。