Androidエンジニア案件の単価相場と動向は?Androidエンジニアについてもわかりやすく解説
高い需要のある職種であるAndroidエンジニア。
今回はこのAndroidエンジニアはそれくらい稼げるのか?Androidエンジニアのお金事情を中心に解説していきます。
- Androidエンジニアになればどれくらい稼げるのか?
- Androidエンジニアのこれまでの単価の動向は?
- Androidエンジニアとは何か?
- Androidエンジニアにおすすめの資格は?
などをデータを交えて紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
目次
Androidエンジニアの単価相場
それではAndroidエンジニアはどれくらい稼げるのか?Androidエンジニア案件の単価相場を紹介します。

Androidエンジニアの単価相場は70万円台となっており、次いで60万円台の案件が多くなっています。少し広く見れば60万円~70万円台がAndroidエンジニアの単価相場とも取れます。
JavaでのAndroidアプリ開発の単価相場は70万円台であり、KotlinでのAndroidアプリ開発の単価相場は80万円台です。それら2つと見比べた時、このグラフはJavaの単価相場に近いことが分かります。
つまり、まだまだ日本ではJavaでのAndroidアプリ開発の方が主流であることがこのグラフから分かります。
実際人口で見てもKotlinエンジニアよりJavaエンジニアの方が多いです。またKotlin自体もAndroidアプリ開発の推奨言語と発表されたのは、2019年です。
そのためJavaが主流であることは仕方がないことなのかもしれません。
ただ今後はKotlinが主流になってくることは、間違いないでしょうし、そうなれば単価相場の変動もあり得るでしょう。
Androidエンジニア案件の単価相場の動向
Androidエンジニア案件の単価相場の年推移はこちらです。

Androidエンジニアの単価相場で見ると、基本的にはどの年代も60~70万円台が高い状況です。
こちらも単価相場のグラフ同様、JavaでのAndroidアプリ開発の単価推移グラフに近いです。
2015年16年と70万円台が最も高い割合であったが、2017年に相場が下がり60万円台となり、2018年から19年にかけて再び70万円台へとなっています。
さらに2018年19年と80万円台以上の割合が増えてきており、高単価な案件の割合が増加傾向にあります。特に2019年に関しては60万円台より80万円台の方が若干ではありますが、割合が高くなっているためKotlinの単価相場の影響があるように見えます。
これまで年ごとに比較的動きがある様でしたが、今後はKotlinの案件が増加する傾向であるため2019年に近いグラフで落ち着いてくるのではないかと思います。
ただ現状Kotlinエンジニアは少なく、どちらかというと企業側の獲得競争が起きている状況です。今後Kotlinエンジニアが増えてきたときには、再び変動はあるかもしれません。
もちろんKotlinの案件自体も増加傾向にあるため当面は、案件過多な状態で見て良いでしょう。
Androidエンジニアとは
Kotlinの台頭で単価の伸びがあるAndroidエンジニアですが、そもそもAndroidエンジニアとは何なのか?解説していきます。
Androidエンジニアとは、Android向けのアプリの開発を行うエンジニアで、Androidアプリ開発エンジニアとも言います。メインスキルとしては、JavaかKotlinを使用するケースが多く、日本ではJavaでのAndroidアプリ開発の案件の方が多い状況です。
しかし2019年にKotlinがAndroidアプリ開発における推奨言語として発表されているので、今後はKotlinでの開発案件が主流になってくるでしょう。
需要という点で見ると、Androidのみならずスマホアプリは、今では生活に必須な存在です。そしてWebサイトの流入や閲覧の多くはスマホからという時代になってきています。
そのため多くの企業でニーズの高まっているポジションです。また単純にWebサービスのスマホアプリ化というニーズだけではなく、ゲームのスマホアプリはもちろん、IoTやAIなどとスマホアプリがセットで必要となるケースがあります。
このように様々な業界や分野でAndroidエンジニアは活躍できる環境があります。
またスマホOS(AndroidやiOSなど)のシェア率を見てみると、日本では若干iOSの方がシェア率としては高いですが、世界では圧倒的にAndroidのシェア率が高いです。
今や海外向けにWebサービスを展開している企業も多くあり、ゲーム業界だと世界も含めて配信していくのはもはや当たり前の状況です。たまにWebサービスなどでiOS版しかない場合もありますが、海外の視点を考えるとAndroid用のアプリは必須であり、かなり重要なポジションであることが分かります。
このようにAndroidエンジニアは、活躍できる場が多くあり、そしてニーズもかなり高いポジションです。
実際、Androidエンジニアの単価相場も高い傾向にあるので、下記も参考にしてみて下さい。
それではAndroidエンジニアにおすすめの資格や勉強方法について紹介していきます。
Androidエンジニアにおすすめな資格
Androidエンジニアにおすすめの資格は2つです。
- Android技術者認定試験
- Associate Android Developer 認定
Android技術者認定試験
Android技術者認定試験は、Androidエンジニア向けの民間資格で、数少ないAndroidエンジニア向けの資格になっています。
資格の階級は大きく2つに分かれており、それぞれに2つのランクがあります。
- Androidアプリケーション技術者認定試験:ベーシック/プロフェッショナル
- Androidプラットホーム技術者認定試験:ベーシック/プロフェッショナル
なお現時点では、そちらともプロフェッショナルのランクは準備中となっています。
受験料はベーシックで、15,000円(税抜)とどちらも同じ金額となっています。
世界でも通用する資格であるため、Androidエンジニアを目指す方にとっては取っておきたい資格と言えるでしょう。
Associate Android Developer 認定
Associate Android Developer 認定は、Googleが認定しているAndroidエンジニア向けの資格です。
日本ではまだあまり広まっていない資格ですが、Androidアプリ開発能力を証明する資格であり、JavaだけでなくKotlinでの受験をすることも出来ます。
なお階級はなく、内容としては初級レベルのAndroidアプリ開発のスキルをテストすることを目的とされています。
ただ現時点では、英語での受験のみになりますので注意が必要です。
KotlinでAndroidアプリ開発を行っているエンジニアにとっては、唯一Kotlinに関わる資格でもありますので、かなりおすすめと言えるでしょう。
Kotlin案件の単価相場と動向は?Kotlinについてもわかりやすく解説 | freelance-attack
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最後に
Androidエンジニアは需要が高く、将来性の高いポジションです。目指すポジションとしては非常に良いのではないかと思います。
またAndroidエンジニアになるために、JavaかKotlinのどちらを学ぶか迷う方もいるかもしれませんが、初心者の方であればKotlinの方がおすすめです。
もしAndroidエンジニアだけではなく、ITエンジニアとしてより多くの可能性を広げておきたいのであればJavaも学ぶのが良いかもしれません。
どちらも似た言語ですので、学習はスムーズに行えるでしょう。
【Androidエンジニア必見】KotlinとJavaのスマホアプリ開発案件の単価相場を徹底比較!|freelance-attack
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