【Apacheとは】特徴や単価相場などを網羅した初心者向けApache入門書

初心者

今回はWebサーバーであるApacheについて、メリットやデメリット、Apacheを扱うエンジニアにおすすめの資格や勉強法、Apache案件の単価相場や平均単価、単価相場の推移について初心者向けに説明していきます。

  • そもそもApacheって何?
  • Apacheの特徴は?
  • Apacheが扱えればどれくらいの単価が目指せるの?
  • Apacheの単価相場はどう変化してるのか?

などの疑問解決に役立てられるようデータを交えて解説していきますので、最後まで読んでみてください。

Apache案件の単価相場データなどは、今Apacheを使い活躍しているエンジニアにとっても参考になるデータだと思います。

では早速解説していきます。

Apacheとは

Apacheとは、Apache HTTP Serverという正式名称をもつオープンソースのWebサーバーのソフトウェアです。

現時点でApacheは、Webサーバーの中でも最も使用されています。

参考:https://w3techs.com/technologies/overview/web_server

オープンソースという無償で利用できることに加え、高い安定性や豊富な機能、LinuxやWindows、MacなどのOSにも対応できるマルチプラットフォームのWebサーバーとして高い評価を得ています。

またApacheは、LAMPと言われる、動的なWebサービスの構築に適した人気の開発環境の中のWebサーバーとしてもが広く知られています。

ちなみにこのLAMPは、OSであるLinuxとWebサーバーのApache、DBのMySQLとプログラミング言語のPHP(PerlやPython)の頭文字を合わせたオープンソースソフトウェアの集合体を意味しています。

よりApacheが何なのかを知るためにもWebサーバーについて解説していきます。

Webサーバーとは

Webサーバーが何かについて簡単に説明します。

Webサーバーは、ネット上で検索し情報を取得したり、SNSを使用する場合などには、必須のソフトウェアです。

一つ具体的な例を挙げると、ネット上で『Webサーバー』と検索するとWebサーバーに関する検索結果が一覧で表示されます。

これはWebサーバーによって行われているもので、つまり、ユーザー側(クライアント側)の検索等のリクエスト(正確にはWebブラウザからのリクエスト)に対して、応える役割をWebサーバーが担っています。

逆に言うとサービス側からすればこのWebサーバーがなければ、ユーザー側へ情報を提供することが出来ません。

その為Webサーバーは非常に重要な役割を担っており、代表的なWebサーバーとしてApacheなどがあります。

それではApacheのメリットやデメリットについて紹介していきます。

Apacheのメリット

Apacheのメリットはこちらです。

  • オープンソースのWebサーバー
  • CMSとの相性が良い
  • 豊富な実績
  • 動的コンテンツの処理速度が速い
  • 環境に依存しないマルチプラットフォーム
  • モジュールの使用による拡張性の高さ

オープンソースのWebサーバー

Apacheは、オープンソースのWebサーバーですので、基本的には無償で利用でき、個人向けから企業向けのWebサーバーまで広く利用されています。

またオープンソースという特徴を活かし、優秀な技術者により頻繁にアップデートされているため、機能面や信頼性も高いです。

CMSとの相性が良い

Apacheは、Webサイトやホームページの構築に使用されるCMSとの相性が良いです。

厳密に言うとCMSによく使用されるプログラミング言語であるPHPやDBであるMySQLなどとの連携がしやすく、Apache上でCMSを動作させる場合、比較的簡単な設定で済みます。

実際、CMSとして圧倒的な人気のあるWordpressにもこのApacheが使用されています。

豊富な実績

Apacheは1995年に開発され、今や20年以上の実績があり、かつ多くの企業や個人に利用されるなど第一線で活躍しているWebサーバーです。

そのような豊富な実績があるため信頼性は高く、また公式非公式問わず、技術的な情報も豊富に存在します。

動的コンテンツへの処理速度が速い

Apacheは、CPUリソースを多く消費するような動的コンテンツなどの処理に対して高速に対応することが出来ます。

他Webサーバーで人気のあるNginxと比較しても動的コンテンツの処理の場合は、速い傾向にあります。

環境に依存しないマルチプラットフォーム

Apacheは、LinuxだけではなくWindowsやMacなど様々なOSに対応できるマルチプラットフォームのWebサーバーです。

環境に依存しないためあらゆるユーザーのニーズに応えることが出来ます。

モジュールの使用による拡張性の高さ

Apacheは、モジュールを使用することで必要な機能を簡単に拡張することが出来ます。

標準でも豊富なモジュールが搭載はされていますが、ネット上に数多くのモジュールが存在しそれらを追加することも出来ますし、自身で開発したモジュールを追加することも出来ます。

必要に応じて追加することができ、非常に拡張性に優れています。

Apacheのデメリット

Apacheのデメリットはこちらです。

  • 無保証
  • 大量の処理に不向き

無保証

Apacheは、オープンソースであるため品質に関する保証はありません。

ただ、長い実績もあり技術的な情報も豊富にありますので、そこまで大きなデメリットとは言えませんが、オープンソースであるが故のデメリットではあります。

大量の処理に不向き

Apacheは、マルチプロセス方式を採用しています。

マルチプロセスは、簡単に言うと大量のプロセスを同時に処理する方式ですので、同時に大量のアクセスがあれば、プロセスが同時に蓄積されていきます。

それによりメモリが大量に消費されてしまうため、パフォーマンスの低下に繋がる可能性があります。Apacheに適しているケース

Apacheエンジニアにおすすめの資格

Apacheを扱うエンジニアにおすすめの資格はこちらです。

  • LinuC
  • LPIC

LinuC

LinuCの正式名称は、『Linux技術者認定試験 LinuC』(読み方はリナック)と言い、2018年3月に開始されたLinux技術者向けの比較的新しい認定資格試験です。

ただLinuCのレベル2にある202試験では、HTTPサーバーに関わる内容が出題され、Apache HTTPサーバーの設定と管理について問われます。

この資格を取得することでLinux環境でのApacheのWebサーバー構築についての技術が証明できます。

LinuCの階級は大きく3つに分かれています。

  • LinuCレベル1:101試験&102試験
  • LinuCレベル2:201試験&202試験
  • LinuCレベル3:300試験 or 303試験 or 304試験

LinuCレベル1は、2試験に分かれており、Linux技術者向けの初級試験です。
レベル1の資格を得るためには、2つの試験に合格する必要があります。

またレベル2の資格を取得するためには、レベル1の資格を取得しておく必要があるため、Apacheを扱うエンジニアとしては取得しておきたい資格です。

受験資格は特になく、試験価格は、1試験が15,000円(税抜)となっています。

LinuCレベル2も2試験に分かれており、Linux技術者向けの中級試験です。
ここの202試験でApacheに関わる問題が出題されます。

レベル1同様にレベル2の資格を得るためにはその両方の試験に合格する必要があり、そしてレベル1の資格を取得していることが、レベル2の資格の取得条件でもあります。

受験資格は特になく、試験価格は、1試験が15,000円(税抜)となっています。

LinuCレベル3は、3試験あり、Linux技術者向けの上級試験です。

こちらはLinuxの技術者としてより高いレベルであることを証明する資格ですので、Apacheをメインに扱うエンジニアにとっては無理に取得を目指す必要はありません。

受験資格は特にありませんが、レベル3の資格認定を得るためには、レベル2の資格を得ている必要があります。

レベル3の資格を得るためには、3つの内すべてではなくどれか1つを合格すれば、対象の試験の資格を取得することが出来ます。ただ前提条件としてレベル2の資格を取得している必要があります。

受験資格は特になく、試験価格は、1試験15,000円(税抜)となっています。また仮に不合格になった場合、不合格日から2年以内であれば、5,000円(税抜)で再受験することが出来ます。

Apacheの直接的な資格ではないですが、Apacheエンジニアとして、何か資格を証明したい方にはレベル2までは資格を取得を目指しても良いでしょう。

LPIC

LPICは、Linuxエンジニア向けの資格で世界共通の国際資格です。

こちらもLinuxエンジニアに関わる資格ではありますが、2つ目の階級であるLPIC-2の試験に、Webサーバー実装に関わる内容があり、Apacheの設定等について問われます。

LinuC同様、Linux環境でのApacheのWebサーバー構築の技術を証明することが出来ます。

LPICの階級は大きく3つに分かれております。

  • LPIC-1:101&102
  • LPIC-2:201&202
  • LPIC-3:300 or 303 or 304

LPIC-1は、2試験に分かれており、Linuxに関する基本的な知識などが問われる初級の試験です。

LPIC-1の資格認定を得るためには、この2つの試験に合格しなければなりません。またLPIC-2の資格を取得するためには、LPIC-1の資格を取得しておく必要があるため、Apacheエンジニアとして技術を証明するのであれば取得しておきたいレベルです。

受験資格は特になく試験価格は、1試験あたり15,000円(税抜)となっています。

LPIC-2も2試験に分かれており、Linux技術者向けの中級の試験です。

この試験の202に、Apacheに関わる内容の出題がされます。

LPIC-2の資格を取得するためには、LPIC-1の資格認定を受けていることが必須条件で、201と202の両試験を合格することで資格を取得できます。

こちらも受験資格は特になく、試験価格は、1試験あたり15,000円(税抜)です。

LPIC-3は、3試験に分かれており、300では混在環境における全体のLinuxシステムの管理、303ではLinuxシステムのセキュリティについて、304ではLinuxシステムの仮想化および高可用性についての能力を問われる試験でLinux技術者の上級者向けの試験です。

LPIC-3の資格を取得するためには、LPIC-2の資格を取得していることが必須条件ですが、3種類すべてを合格する必要は無く、LPIC-3どれかを合格すれば、対象の試験の資格を取得することが出来ます。

受験価格は、1試験あたり15,000円(税抜)となっています。

Apacheエンジニアとして、LPIC-2まで目指してみるのは良いでしょう。

Apacheの勉強方法

Apacheは、Webサーバーのソフトウェアですので、Webサーバーについての基礎知識や構築などについて勉強していく必要があるでしょう。

ここではApacheを学ぶためにおすすめの参考書とプログラミングスクールを紹介します。

Apacheを学ぶためにおすすめの参考書

Apacheの基本的な参考書はもちろん、Apacheに関わりの深い言語やDBであるPHPやMySQLといった技術も含めて学べるものも良いでしょう。



Apacheを学ぶためにおすすめのプログラミングスクール

Apacheについて学べることは前提で、PHPやDBなどその他の技術と連携しながらApacheを使用し学べる環境がおすすめです。

Apache案件の単価相場

それではApacheを扱えればどれくらいの単価が目指せるのか解説していきます。

Apache案件の単価相場は60万円台となっていますが、70万円台との差はほとんどありません。

60~70万円台がApacheの相場と見て問題ないでしょう。

相場より下の単価を見た時に、50万円台はある程度ありますが、40万円台以下になると比較的少なくなっています。また相場より上の単価を見ると80万円台は一定数ありますが、90万円台以上になるとかなり減ってきます。

Apacheエンジニアとして高単価を目指すのは、少々厳しかもしれませんが、60~70万円台は他単価と比べ圧倒的に多いので、相場あたりの単価はしっかり稼げる環境ではあるようです。

Apache案件の平均単価と中央値

2019年度のApache案件の『平均単価』『平均Min単価』『平均Max単価』『中央値』はこちらです。

Apache案件の平均単価は68万円で、中央値は60万円となっています。中央値が60万円ですので、半数以上は60万円以上の案件があることが分かります。

また平均で68万円と比較的高いです。Apache案件のミニマムの平均単価は63万円で、マックスの平均単価は71万円です。

やはりApache案件の相場は、60~70万円台であることが分かります。

Apache案件の単価相場推移

Apache案件の単価相場の推移を紹介します。

2015年は、70万円台がApache案件の単価相場ではありましたが、2016年から2019年にかけて単価相場が60万円台に移り変わっています。

2017年以降は、グラフに多きな変動は無く、若干90万円台以上の案件の割合が増加傾向にはあるようですが、60万円台の相場に落ち着いているようです。

ここで影響しているのは、Webサーバーとしてシェアを伸ばしているNginxの影響は大きくあるかもしれません。

過去ApacheがWebサーバーとして半数以上のシェアを持っていましたが、今ではNginxが伸びてきており、差はなくなってきている状況です。

現時点ではApacheのシェアが1位ではありますが、2位に位置するNginxとの差は数%となっています。このような背景もあり、単価相場の減少に繋がっているのかもしれません。

今後の動向には注目する必要があるでしょう。

最後に

Webサーバーとして有名なApacheについて紹介してきました。

現時点でNo.1のシェアを誇ってはいますが、Nginxの台頭など今後のWebサーバー市場には注目する必要はありそうです。

ただApacheにもメリットがあり、多くの場で使用されているWebサーバーですので、学んでみるのも良いでしょう。ぜひ参考にしてみてください。