【徹底比較】おすすめのPaaSは?単価相場と将来性をデータを元に紐解きます!
インフラ部分の管理・運用コストの削減や費用の削減、開発スピードの向上を行うために「PaaS」というサービスの需要が高まっています。
そのPaaSの中でも主要な「AWS」「Microsoft Azure」「Google Cloud Platform」の3つを紹介します。
それぞれの案件単価相場や平均単価、案件単価の年推移データを元に将来性を比較していきますので、ぜひ参考にしてください。
AWSの案件単価相場
AWSの案件単価相場はこちらです。

※2013年から取得したデータです。
60万円台が案件単価の相場になっており、僅差で70万円台が続いています。
また80万円台も多く、比較的高単価な案件の割合が多い傾向にあります。
他2つと比較して案件数は圧倒的に多く、PaaSの主流はAWSであることが分かります。
実際PaaSのシェア率でAWSは圧倒的で長年1位の状態です。
AWSの平均単価と中央値
AWSの2019年の案件の「平均単価」「平均Min単価」「平均Max単価」「中央値」はこちらです。

平均単価は77万円で、平均Max単価は80万円と高額になっています。
案件単価相場のグラフと比較して高い傾向にあるので、2019年にはAWSの需要が伸びていることが分かります。
データで見るAWSの将来性
AWSの案件単価の年推移はこちらです。

2015年16年と70万円台の割合が高く、2017年18年には60万円台に下がっています。
しかし2019年になり再び70万円台の割合が高くなっており、80万円台以上の割合も増加傾向にあります。
90万円台に関しては他年と比べ圧倒的に多いです。
このグラフからでもAWSの需要の伸びが確認できます。
PaaSのシェア率は圧倒的にAWSが高いです。
今後のPaaS市場の拡大においてAWSは欠かせない存在でしょう。
AWSは既にPaaS領域において安泰の地位があり、さらにはAmazonが開発しているサービスということもあり機能面などの将来性にも期待できます。
今後インフラエンジニアにとってAWSの知識は必須でしょう!
AWS認定資格もありますのでぜひ参考にしてください。
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Microsoft Azureの案件単価相場
Microsof Azureの案件単価相場はこちらです。

60万円台が案件単価の相場になっています。
そして70万円台以上の案件が全体的に多くなっています。
Microsof AzureのシェアはAWSに次いで2番目という状況ですが、案件数はAWSに比べ圧倒的に劣っています。
高単価の割合が高いとはいえ、AWSの牙城を崩すのはなかなか難しいかもしれません。
Microsoft Azureの平均単価と中央値
Microsof Azureの2019年の案件の「平均単価」「平均Min単価」「平均Max単価」「中央値」はこちらです。

平均単価は81万円で、平均Min単価は74万円となっています。
単価に関してはAWSに比べ全体的に高い傾向にあります。
案件数が少ないとはいえ、高単価を目指しやすいのは魅力的なポイントだと思います。
データで見るMicrosoft Azureの将来性
Microsoft Azureの案件単価の年推移はこちらです。

3年間分しかなく非常にバラツキがあるため将来性を計るには少々難しい状況です。
特徴はどの年代も大きく2か所にグラフの山があり、
60万円台70万円台あたりと90万円台100万円台あたりの割合が高くなっています。
年々、一つ山のグラフに近づいているようで単価相場が固まってきている印象にあります。
おそらく今後はAWSと同じように70万円台あたりをボリュームゾーンとしたグラフに落ち着いてくるような気がします。
Microsoft Azureはその名の通りマイクロソフト社が開発しているPaaSであるため、Office365などマイクロソフト社製品との連携は容易です。
またWindowsOS以外のOSにも幅広く対応しています。
Windowsのシェアが高い現代においては、Microsoft Azureの需要が伸びてもおかしくない状況ではあります。
Microsoft Azureの資格もありますのでチェックしてみてください。
Google Cloud Platformの案件単価相場
Google Cloud Platformの案件単価相場はこちらです。

他二つのPaaSに比べ少し高く、70万円台が案件単価の相場になっています。
そして80万円台~100万円台が割合的に非常に高い傾向にあります。
しかしMicrosoft Azure同様案件数に関しては、AWSに比べ圧倒的に劣っており、
Microsoft Azureと比較しても若干少ない状況です。
PaaS領域のシェアで言うと3番目あたりなので案件数としては順当かなという印象です。
Google Cloud Platformの平均単価と中央値
Google Cloud Platformの2019年の案件の「平均単価」「平均Min単価」「平均Max単価」「中央値」はこちらです。

平均単価は79万円で、平均Max単価は80万円です。
平均単価で見るとMicrosoft Azureより少し落ちますが、AWSと同じくらい高額ではあります。
また中央値は80万円で他2つより高くなっており、Google Cloud Platformでは80万円台以上の案件が全体の半数あるということになります。
どのPaaSよりも高単価を目指せる確率は高いということでしょう。
データで見るGoogle Cloud Platformの将来性
Google Cloud Platformの案件単価の年推移はこちらです。

2017年は異常な形になっており、90万円台と100万円台の案件しかない状況です。
ただ2018年より少し落ち着き70万円台の割合が高いグラフになっています。
案件数自体が少ないので、このグラフで将来性を計るのは難しいですが、
2018年より2019年の方が80万円台90万円台の割合が高くなっており、需要が伸びている風には見えなくもない状況です。
Google Cloud PlatformはGoogle社が開発しているPaaSで、同じくGoogle社が開発している機械学習フレームワークのTensorFlowを活用しAI分野で利用できます。
そのためAI分野のサービスが充実しているので、今後の将来性は高いでしょう。
Google Cloud Platformの資格もありますので是非参考にしてください。
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PaaSのおすすめサービス
今回紹介した3つのPaaSはどれも大企業が開発しており、PaaSの市場拡大を考えると全て将来性が高いと思います。
ただやはり現時点でトップに君臨するAWSがおすすめなのは間違いありません。
単価で比較しても大きな差はありません。
そして何といっても案件数が圧倒的に多く需要が高いのでPaaSの中でAWSが一番活躍できるスキルです。
現時点でどのPaaSを学ぶか迷う必要性はなくAWS一択でしょう!
またどうしても迷うのであればそれぞれの下記特徴も参考にしてみてください。
AWSの特徴
AWSは「Amazon Web Services」の略です。
世界最大級のECサイトをもつAmazonが運営しており、PaaSとしてのシェア率は圧倒的に高いです。
そんなAWSの特徴は下記があげられます。
・従量課金制でコスト削減
・セキュリティの高さ
・多機能で高性能
AWSは従量課金制を導入しており使った分だけコストとして計上されます。
使わない時間帯のサーバー利用代は発生しないので、コスト削減になります。
また世界各国のセキュリティ要件を満たしており、政府や金融機関と言ったところでも利用できるレベルのセキュリティの高さがあります。
そしてAWSには現時点で100を超えるサービス・機能が備わっています。
さらにこれまでに数千のサービスを提供し、ユーザーのフィードバックを反映しつつ機能改善を行っているので、数が豊富なだけでなく質も非常に優れたサービス・機能が備わっています。
Microsoft Azureの特徴
Microsoft Azureはマイクロソフト社が開発したPaaSで、シェア率はAWSに次いで2位に位置付けています。
Microsoft Azureの特徴は下記があげられます。
・マイクロソフト社製品との親和性
・柔軟性の高さ
・堅牢なデータセンター
やはりマイクロソフト社により開発されているので、WindowsServerやOffice365などの製品との親和性は高く、Windows系のシステム環境からの移行もスムーズに行えます。
またオープンプラットフォームとして様々なOSや言語・DBに対応できる柔軟性があります。
特にMicrosoft Azureでは公式にOracleに対応しているのは大きなメリットでしょう。
そして世界各国の54か所にデータセンターを備えており、災害時などでも継続的に運用できる環境があります。
日本でも東日本と西日本の2拠点があり、国内のみの利用でも安心です。
Google Cloud Platformの特徴
Google Cloud Platformは頭文字を取り、「GCP」と呼ばれることもあります。
PaaSのシェアで見ると3位ですが、Googleが開発していることもあり将来性は高いように思えます。
そんなGoogle Cloud Platformの特徴は下記があげられます。
・ハイパフォーマンスのインフラ環境
・高いスピードと安定性
・AI分野での活躍
超高性能のを誇る「google.com」と同じインフラを使用しているためパフォーマンスの高さは申し分ないです。
また「google.com」同様に膨大な量のアクセスにも対応できる安定性があり、準備時間ほぼなしで大量のリクエストにも対応できるスピードがあります。
そしてTensorFlowやBigQueryといった機能を活用でき、データ分析などAI分野でも活躍できるサービスが充実しています。
PaaSとは
PaaSとは「Platform as a Service」の略で、ハードウェアやOSなどのアプリケーションやプラットフォームをネットワーク上で利用できるサービスです。
PaaSの大きなメリットは
・費用コストの削減
・インフラ運用のコスト削減
・開発のスピード向上
などがあげられ、今注目のサービスです。
それぞれの案件単価の年推移グラフを見ても需要が伸びているのはよくわかります。
今後インフラエンジニアとして活躍するのであればPaaS領域の知見は必須になってくるでしょう。
どのPaaSを学ぶべきかは、本記事で紹介した将来性や特徴を参考にしていただき、検討してみてください。
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