バックエンドエンジニアの単価相場と将来性_フリーランスエンジニア向け
WebサービスのバックエンドであるWebサーバー側をプログラミング言語によってコーティング・処理するバックエンドエンジニアの将来性をデータを用いて紹介します。
バックエンドエンジニアは、将来なくなるかも?という記事も見かけることはありますが、意外と伸びている傾向にあります。
そんなバックエンドエンジニアの案件単価相場と平均単価、案件単価の年推移データをもとに将来性を見てみましょう!
目次
バックエンドエンジニアの案件単価相場
まずバックエンドエンジニアの案件単価相場はこちらです。

※2013年からのデータをまとめています。
案件単価相場は50万円台となっており、次いで60万円台が多くなっています。
案件数で見ると70万円台の案件はある程度あるようですが、80万円台以降は限られるようです。
このデータでは稼げそうなイメージはわきません。
バックエンドエンジニアの平均単価と中央値
では2019年のバックエンドエンジニア案件の「平均単価」「平均Min単価」「平均Max単価」「中央値」を見てみましょう。

平均単価は70万円で、中央値は69万円と高くなっています。
案件単価相場のグラフではそれほど高い印象はありませんでしたが、
2019年だけを見ると高単価になっています。
つまり例年に比べ2019年はバックエンドエンジニアの需要が高まっていることが分かります。
データで見るバックエンドエンジニアの将来性
バックエンドエンジニアの案件単価の年推移はどうなっているのでしょうか。

2015年は70万円台の割合が高かったものの2016年から2018年まで60万円台に下がっています。
2019年になり再び70万円台の割合が高くなっています。
また2019年より80万円台の割合が高くなっているので、全体的に高単価の案件の数自体も増えていることが分かります。
つまり将来が心配されるバックエンドエンジニアですが意外とそうではなく、
むしろ需要が高まっている傾向にあります。
BaaSによるバックエンドエンジニアへの影響
バックエンドエンジニアの需要は減っておらずむしろ伸びています!
ただ将来が心配されている背景としてBaaSの登場があります。
BaaSとは「Backend as a Service」の略称でスマホアプリやWebサービスのバックエンド側の開発を担うサービスです。
これによりバックエンドの開発コストは大幅に削減でき、開発者はフロントエンド側に集中することができます。
このBaaSの台頭により、バックエンドエンジニアの将来は危ぶまれていると言われています。
現状バックエンドエンジニアの需要が下がっていない事実はあるものの、やはり今後影響が無いとは言えないでしょう。
であればバックエンドエンジニアの進むべき方向も考えなければなりません。
今後バックエンドエンジニアが稼ぐために必要なスキル
ではバックエンドエンジニアが今後も継続的に需要を持ち続けるためにはどうするのが良いでしょうか?
方向性は2つあると思います。
一つは、BaaSに関わる知見の習得やBaaSサービスの技術を身に着けることです。
そしてもう一つは、フロント側の領域のスキルを身に着けることです。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
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BaaS領域の技術の習得
BaaSサービスの需要が高まればそれを扱える人材が必要になります。
BaaSはバックエンド側の開発を担うサービスであるため、それを学ぶにはバックエンドエンジニアが最適であると言えるでしょう。
その中で代表的なのは、「Firebase」「Kii」「Parse」の3つがあげられます。
Firebase
Firebaseは現在Googleが運営していることもあり非常に有名で将来性も高いと言えるでしょう。
リアルタイムにデータ同期ができる機能やその他にも多くの機能を備えています。
Kii
Kiiは日本発祥のBaaSサービスでIoTに特化しているという特徴があります。
日本発祥ということで学ぶ環境も整っており、需要の高いIoTに特化しているので人気が高まっています。
Parse
ParseはBaaSサービスの中でも初期にリリースされているサービスで、今ではFacebook社が運営しています。
初期からあるということでどんどん機能が追加されており、さらにはFacebook社運営のため将来性もあるサービスと言えるでしょう。
フロントエンド側の技術の習得
バックエンド側が自動化されフロントエンド側の開発が今後メインになるのであればフロントエンドエンジニアとしての能力を習得するのも方法の一つです。
現時点でフロントエンドとバックエンドの両方を開発できるフルスタックなエンジニアも多くおり、そのフルスタックエンジニアの需要は非常に高いです。
そして高単価です!
そのためフロントエンド開発もできるようになれば、将来を考えることはもちろんさらに需要の高いエンジニアになることができます。
今ではNode.jsによりJavaScriptでバックエンドの開発ができるようになっています。
JavaScriptはフロントエンドエンジニアの必須スキルですので、JavaScript+Node.jsのスキルを身に着け今のバックエンド側の開発にも活かしつつフロントエンド側のスキルを習得していくのが良いでしょう。
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バックエンドエンジニアとは
バックエンドエンジニアは、Webサービスやシステムにおいて重要なポジションで、フロントエンドエンジニアとは違いユーザークライアントの目の見えない部分を開発しています。
バックエンドエンジニアはサーバーサイドエンジニアと呼ばれることもあります。
最近ではWebサービスの質やSEOという観点でUX(ユーザー体験)が非常に重要になっています。
もちろんフロントエンドエンジニアが対応する部分も多くありますが、バックエンドエンジニアの役割も必須です。
例えば検索系の機能があれば、表示ロジックなどはバックエンドが担います。
このようにバックエンドエンジニアもWebサービスにおいて需要な役割を担っているのです。
ただWebサービスにおいて重要なポジションであり需要は高まりつつあるバックエンドエンジニアですが、将来が100%安泰という訳でもありません。
今後将来的にも稼げるバックエンドエンジニアになるためには、従来のスキル領域に加えBaaSやフロントエンドといったスキルを身に着けていくことが大切でしょう。
これからバックエンドエンジニアを目指す人は、単純にバックエンドとしてのスキルを身に着けるだけではなく+αのスキル習得は前提とし、どの領域から攻めていくのかしっかり検討していきましょう。
ぜひ参考にしてみてください!
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