C#案件の単価相場と動向は?C#についてもわかりやすく解説

SKILL プログラミング言語

C言語から派生したプログラミング言語で、マイクロソフト社により提供されている人気の高いC#。

今回はそのC#を扱うエンジニアになればどれくらい稼げるのか?C#のお金事情を中心に解説していきます。

  • C#の単価相場は?
  • C#の平均単価や中央値は?
  • C#のこれまでの単価相場の動向は?
  • そもそもC#とは何か?
  • C言語との違いは?
  • C#のメリットやデメリットなど特徴は?
  • C#エンジニアにおすすめの資格は?

などの疑問に応えられるようデータを交えながら解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

C#案件の単価相場

それでは、C#エンジニアはどれくらい稼げるのか?C#案件の単価相場を紹介します。

C#案件の単価相場は60万円台となっています。

相場の60万円台の次は50万円台の案件が多くなっており、この辺りの単価がC#案件の大半を占めていますので、C#案件の単価相場を広い目で見ると、50万円台~60万円台となるでしょう。

その他の金額帯では、70万円台の案件も比較的多い傾向にはあります。

ただ、それ以上の単価である80万円以上の案件となると案件数自体はありますが、全体の割合的にかなり減ってきます。

その為、C#エンジニアとして相場を超えるより高単価を目指すのであれば、C#での十分な開発経験や『.NET Framework』や『Visual Studio』といったC#の優秀なフレームワークや開発環境での開発経験が重要なポイントになってくるでしょう。

C#はマイクロソフト社が提供しているプログラミング言語ですので、マイクロソフト社製品を活用する企業では高い需要がありますし、様々な分野で活躍できる汎用性の高いプログラミング言語ですので案件数は多いです。

100万円以上を目指すのは案件自体少なく少々難しいかもしれませんが、しっかりと経験を積めば90万円台の高単価も十分目指せるプログラミング言語です。

C#案件の平均単価と中央値

C#案件の『平均単価』『平均Min単価』『平均Max単価』『中央値』を紹介します。

C#案件の平均単価は65万円で、中央値は60万円となっており、C#案件の半数以上は、60万円以上の案件であることが分かります。

またC#案件のミニマム単価の平均は57万円で、マックス単価の平均は68万円となっています。

C#案件の単価相場は60万円台というのは、これらの数字を見ても確かでしょう。

ただ、先ほど広い目で見た時のC#案件の単価相場は50万円台~60万円台と紹介しましたが、これらの数字を反映しもう少し細かく見るのであれば、50万円台後半~60万円台となるように思えます。

C#案件の単価相場の年推移

続いてC#案件の単価相場の年ごとの推移を紹介します。

2015~2019年の間でC#案件の単価相場には殆ど変動が無く、どの年代も60万円台が単価相場となっています。

最近人気が出ているプログラミング言語のように、年ごとに単価相場が伸びている訳ではないですが、非常に安定的な需要があるようです。

このグラフを見る限り将来的に見てもC#案件は、安定的な需要が継続していく可能性は高いので、C#を習得することは長く活躍できるエンジニアを目指せることにも繋がるでしょう。

実際C#は、業務系のアプリケーションの開発やスマートフォンのアプリ開発、ゲームの開発など幅広く活躍できる言語です。また先ほども言ったようにマイクロソフト社の開発したプログラミング言語ですので、Windowsのアプリケーションの多くには、C#が使用されています。

このように、C#が活躍できる幅や使用されている製品を見ても今後も継続して高い需要があるのではないかと思います。

C#とは

C#は、50万円台後半~60万円台を単価相場とし、非常に高い安定性があるプログラミング言語であることは分かりましたが、そもそもC#とはどういった言語なのか?などC#について解説していきます。

C#は、2000年にマイクロソフト社によって開発されたプログラミング言語で、開発にはC言語の影響を大きく受けているC++やJavaのプログラム概念の要素があり、C系言語の一つです。

マイクロソフト社で開発されたプログラミング言語ということもあり、Windows系のサービスやSkypeなどマイクロソフト社製品の多くに使用されています。

基本的には、Windows系との相性がよいのですが、WindowsのOS以外のiOSやAndroid、Macなど様々OSでも動作させることは可能です。

また同じC系言語であるJavaと文法がよく似ており、Javaを経験している人には入りやすい言語で、逆にC#を習得することで、JavaなどのC系言語を習得しやすくなります。

C#は、需要も安定的で、様々な現場で活躍でき、習得することで他プログラミング言語も学びやすくなりますので、身に着けておきたいプログラミング言語と言えるでしょう。

C#でできること

では、そのC#は実際にどういった開発で活躍しているのか?C#でできることを紹介していきます。

  • デスクトップ・Webアプリケーション開発
  • ゲーム開発
  • スマホアプリ開発
  • VR・MR開発
  • IoT開発

デスクトップ・Webアプリケーション開発

C#は、PCのデスクトップ環境でインストールし、使用されるデスクトップアプリケーション、所謂業務用のアプリケーションの開発に使用されています。

『WinForms』と『WPF(Windows Presentation Foundation)』という2つのGUIフレームワークがあり、これらを使用することでC#でデスクトップアプリケーション開発をすることが出来ます。

また、『ASP.NET』というWebフレームワークを使用することで、Webアプリケーションの開発も可能です。

WindowsOSの環境だけではなく、MacOSやLinux上でもC#を使い開発することが出来ます。

ゲーム開発

ゲーム開発によく使用されるUnityというゲームエンジンを使用することで、C#でゲーム開発をすることが出来ます。

Unityはゲーム開発で広く使用されていますので、UnityとC#を組み合わせてのゲーム開発は非常に多いです。

ゲーム開発をしていきたいエンジニアは、学んでおくべきプログラミング言語です。

スマホアプリ開発

Xamarin(ザマリン)というクロスプラットフォーム開発を可能にする開発ツールを使うことで、AndroidやiOSというOS環境でC#を使ってのスマホアプリ開発が可能になります。

これによりスマホアプリやスマホゲームの開発をC#で出来るようになります。

VR・MR開発

C#は、ITのトレンド技術であるVRという仮想現実の分野やMRという現実世界と仮想世界を融合させた複合現実の分野での開発も行えます。

これらの分野は今後発展性の高い分野ですので、C#を習得することでそういった将来性のある領域で活躍することが出来ます。

IoT開発

どちらかと言うと同じC系言語である、C言語やJava、C++の方がIoT開発に使用されるケースは多いですが、C#でもIoT開発をすることが出来ます。

Raspberry Pi(ラズベリーパイ、ラズパイ)』という教育現場でも使用されるIoT開発を手軽に体験できる開発ツールを『.NET Core』というフレームワークを使いC#のプログラムで動かすことが出来ます。

IoTというトレンド技術の開発でもC#は使用されることがあります。

C#とC言語の違い

C#は、C系言語と言われておりC言語と名前も似ていますが、この2つのプログラミング言語には互換性はなく、全く別のプログラミング言語です。

ではC#とC言語でどういった違いがあるのか?2つの視点から解説します。

C#とC言語との特徴の違い

まずC#とC言語はどちらも様々な場面で活躍でき、比較的両言語とも汎用性の高いプログラミング言語ではあります。

C#に関しては、マイクロソフト社により開発されている背景もあり、マイクロソフト社が提供する製品やWindowsOSといった環境では相性が良く、需要が高いという特徴があります。

また、C#はマイクロソフト社が提供する『.NET Framework』というフレームワーク上で動作をするプログラミング言語となっています。

それに対して、C言語はハードウェアの制御を行うような組み込み系のソフトウェア開発に適したプログラミング言語で、C#にはない特徴があります。

その他、それぞれの違いでいうと、C#とC言語とで同じ開発環境では動作させることは出来ません。実行速度という面で見るとコンパイラ仕様であるC言語の方が速いです。

それぞれのプログラミング言語の情報量という点では、C言語の方が圧倒的に実績があるので多いですが、C#の方が学習難易度は低く初心者向けのプログラミング言語です。

このように名前は似てはいますし、C#はC言語の派生元ではありますが、プログラミング言語としての特徴は全く異なります。

C#とC言語の単価相場や需要の違い

続いてC#とC言語での単価相場や需要の違いについて解説します。

まず、C#案件の単価相場は60万円台で次いで50万円台の案件が多くなっています。それに対して、C言語案件の単価相場は50万円台~60万円台となっています。

単価相場という金額だけで見ると大きな差はありませんが、実際にグラフを見比べてみると、C言語は60万円台よりも50万円台の方が若干多く、C#に関しては50万円台より60万円台の方が多くなっている状況です。

つまり、C#とC言語の単価相場は、金額という数字だけを見れば同じくらいには見えますが、実際にボリュームゾーンを比べるとC言語よりC#の方が単価相場は高くなります。

また需要という点で見ても、案件数はC言語の案件に比べC#の案件の方が多くなっています。

これらよりそれぞれの単価相場や需要という点で見るとC#の方が単価相場は高く需要も高いという結果になります。

もちろんそれぞれ得意分野があり、互いにメリットもありますので、自身が目指す開発領域に沿って習得するプログラミング言語を選ぶべきですが、単価や需要という点も含めて決めていきたいということであれば、C言語よりもC#の方が良いのかもしれません。

その他、C言語案件の単価相場や平均単価、単価の推移、特徴など詳しく知りたい方は、こちらも参考にしてみて下さい。

C#のメリット

それではよりC#について知りたい方向けに、C#のメリットを紹介していきます。

  • Windowsなどマイクロソフト社製品との相性が良い
  • 開発環境が容易で優れている
  • ゲーム開発に優れている
  • 需要が高く、安定性のあるプログラミング言語

Windowsなどマイクロソフト社製品との相性が良い

C#は、マイクロソフト社によって開発されておりますので、.NET FrameworkやVisual Studioといったマイクロソフト社製品のツールとの相性が非常に良く、Windowsアプリケーションの開発には最適なプログラミング言語です。

もちろん、WindowsOS環境以外の開発でも使用することもでき、スマホゲームの開発にも広く使用されています。

開発環境が容易で優れている

C#は、Visual Studioという統合開発環境(IDE)をインストールすることで、容易に開発環境を構築することが出来ます。

Visual Studioには、C#の開発をサポートしてくれる優秀で豊富な機能があり、生産性を向上させてくれます。これによりアプリケーションの開発なども容易に行えるようになります。

ゲーム開発に優れている

C#は、Unityと一緒にゲーム開発によく使用されます。

Unityはゲーム開発で最も利用されているゲームエンジンの一つで、Unity自体が非常に優秀なゲームエンジンですので、C#を使ったゲーム開発の需要もかなり高いです。

実際に、『ポケモンGO』など世界的大ヒット作のゲーム開発に、C#は使用されています。

需要が高く、安定性のあるプログラミング言語

C#は、数あるプログラミング言語の中でも比較的求人・案件数は多い傾向にあります。

また先ほど、C#案件の単価相場の年推移を紹介しましたが、殆ど変動はなく、安定性の高いプログラミング言語であることが分かります。

C#を習得しておくことで、比較的仕事に困ることはなく、安定した単価を目指す事が出来るでしょう。

C#のデメリット

続いてC#のデメリットについても紹介します。

  • 学習難易度やコストは高い
  • 開発環境のコストは高い

学習難易度やコストは高い

先ほどC#は、C言語よりは学習難易度は低いとは言いましたが、決して簡単な訳ではなく、プログラミング言語全体で見ると学習難易度は高いです。

また、C#の開発環境であるVisual Studioや.NET Frameworkなどの習得は必須ですし、WindowsOS以外の環境で開発をする場合は、『Mono』という.NET Framework互換の環境を実現するソフトウェアなどの知識も必要になってきます。

このようにC#以外にも学ぶ必要があるため学習コストも高くなります。

開発環境のコストは高い

C#で開発する場合、Visual Studioを使用しますが、この開発環境を準備するためには膨大な容量を使用します。

その為、スペックの低いPCでC#を使用するのには、向いてはいません。

また、Visual Studioを商用目的で利用するためには、有償版の導入が必要になります。

結果、開発環境コストが高くなってしまいます。

C#を扱うエンジニアにおすすめの資格

C#エンジニアにおすすめの資格はこちらです。

  • 試験 98-361: Software Development Fundamentals

その他にも現時点(2020年12月)では、C#に関する下記2つの資格あります。

  • 試験 70-483: Programming in C#
  • 試験 70-486: Developing ASP.NET MVC Web Applications

しかし、この2つは2021年1月31日に終了する予定となっておりますので、現在C#エンジニアにおすすめする資格は『試験 98-361: Software Development Fundamentals』となります。

試験 98-361: Software Development Fundamentals

こちらは、マイクロソフト社が提供している資格試験で、C#入門レベルの方を対象とし、ソフトウェア開発に関する基本事項を問う資格試験となっています。

プログラミングに関する全般的な知識など基礎的なものになりますので、経験が豊富な方よりは、C#初心者が自身の知識を証明するのにはおすすめの資格です。

プログラミング初心者の方にとっては、資格を持つことは能力だけではなく、努力が出来るという面でも評価してもらえることもありますので、C#初心者はこの資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

最後に

C#の単価相場や平均単価、C#の特徴について解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

全てのプログラミング言語で比較すると特別単価相場が高い訳ではないですが、需要と安定性も高く、マイクロソフト社が提供しているプログラミング言語ですので、将来性としても十分でしょう。

また、C#は様々な分野で活躍できますし、C#を習得することでJavaなどの他C系言語の学習も入りやすいなど様々なメリットがあります。

ぜひ本記事を参考にしていただき、C#の習得を目指してみてはいかがでしょうか。