フリーランスにおすすめの案件獲得サービス
現在、コロナ禍の中、フリーランスにとって案件の獲得が難しくなってきている人も多いのではないでしょうか?
ただ逆に新型コロナウイルスの影響により、雇用するリスクを避けるために社員採用ではなく、柔軟性の高く即戦力として期待できるフリーランス人材の活用を積極的に行っている企業が増えてきている状況でもあります。
まだまだ新型コロナウイルスの影響が続くと予想される今、フリーランス(特にフリーランスエンジニア)が案件を獲得するためにはWebサービスやマッチングプラットフォームを活用することは不可欠と言えるでしょう。
今回は、そんな案件を獲得するためのサービスの中で、2020年にリリースされたばかりのおすすめの2つのサービスを紹介します。
特に
- できるだけ高単価で案件を獲得したい
というフリーランスにとってはよりおすすめです。
それでは早速紹介していきます。
目次
フリーランス名鑑
まずおすすめする1つ目のサービスは、2020年8月にリリースされたばかりの「フリーランス名鑑」です。
こちらは社長以外全員フリーランスという異色な特徴を持つStockSun株式会社によって運営されています。
StockSun株式会社では、フリーランス向けに「StockSunサロン」というオンラインサロンや「フリーランスサミット」というイベントを企画運営しています。その他にもコンサルや受託開発などの事業を展開しています。
このフリーランス名鑑は今までにないフリーランスと企業とのマッチングサービスになっています。
フリーランス名鑑のメリット
フリーランス名鑑の最大のメリットは、手数料など一切の料金が発生しないというモデルです。
フリーランスと企業がマッチングをしても企業側に紹介フィーが発生することもなければ、SES(フリーランス派遣)のように毎月マージンが発生することもありません。
もしマージンが発生すると発注単価からマージンが引かれてフリーランスの手元に報酬が入ることになるので、報酬が低くなることは明確です。またマージンが無くとも紹介フィーが発生する場合、企業はそのフィー分発注単価を下げる可能性がありますので、フリーランスの報酬が低くなる可能性があります。
そのためフリーランスにとっては最大限の報酬を得ることが可能になります。このモデルは国内唯一無二です。
フリーランスにとって案件を獲得するうえで最高の環境だと言えるでしょう。
またフリーランス名鑑に登録したフリーランスは、サービス内に自身のブログを投稿することが出来る仕組みになっています。その為自身の魅力を経歴書以外でもアピールすることが出来るので、マッチングを促進できる環境があります。
なぜ一切料金が発生しないのか等気になる方は、ぜひフリーランス名鑑のサービス内にあるブログを読んでみてください。
フリーランス名鑑のデメリット
現時点では、フリーランス名鑑を利用し案件を獲得する場合は受けの状態のみになります。つまり自身で案件を探してエントリーするというモデルではなく、企業からのオファーを待つのみです。
もしすぐに案件を探している場合には、能動的に動けるサービスの方が良いのかもしれません。
また登録している電話やアドレスに直接企業からオファーが来る仕様になっているため、折角オファーが来たのに確認漏れが発生する可能性もあります。
その為、フリーランスとしては登録内容の充実化や他者との差別化は必須で、登録するアドレスは仕事用にして確認漏れを極力無くすなどの対策は必要でしょう。
もう一点あげるとすれば、企業側の登録は不要であるためSES企業などから連絡が来る可能性もあります。
もしそうなると結局は商流を挟んだ形での現場参画になるため、思うように単価が上がらないといったことも起こるかもしれません。事前に把握できれば問題はないですが、その分手間が発生してしまいます。
まだまだリリースされたばかりですので、今後の改善等に期待しましょう。
doocyJob(ドーシージョブ)
次におすすめするサービスは、2020年(正確な日付は調査中)にリリースされた「doocyJob(ドーシージョブ)」です。
こちらはエン・ジャパンの子会社であり、フリーランスとSESエージェント企業とのマッチングプラットフォームも運営している株式会社Brocante(ブロカント)が運営しています。
こちらはフリーランスエンジニアやフリーランスクリエイターなどのITフリーランスとSESエージェント企業ではなく自社で案件を抱える企業とをマッチングするプラットフォームサービスというモデルです。
doocyJob(ドーシージョブ)のメリット
doocyJobのメリットは、フリーランスエンジニアとエンド企業とが『直接』マッチングできるという点です。その為、現場に参画する上で間に商流が挟むことはなく高単価の案件を受注できます。
またフリーランス名鑑と比較すると、能動的に案件を探してエントリーすることが出来るため、自身のタイミングで案件を探していきたい方にはおすすめです。
さらに親会社がエン・ジャパンということもあり、採用をしたい企業のデータは豊富にあります。そのためフリーランスエンジニアにとっては多くの案件に出会える可能性のあるプラットフォームサービスです。
ちなみに現時点(2020年8月)で800件以上の案件が掲載されています。
doocyJob(ドーシージョブ)のデメリット
doocyJobのデメリットは、フリーランス名鑑のように最大限高単価になるとは言えないモデルです。
なぜかと言うと、もちろんマージンが発生することはないですが、利用企業側にはマッチング成立で紹介フィーが発生しますし、現時点では無料のようですが、将来的には企業側に初期費用が発生するそうです。
その為そのコスト分、発注単価が抑えられる可能性があるということです。
もし最大限高単価の報酬を目指したいのであれば、フリーランス名鑑の方がおすすめかもしれません。
これらをおすすめする理由
2020年にリリースされたばかりの2つのサービスを紹介しましたが、どちらもかなりおすすめのサービスです。
理由は、両者のメリットでも紹介しているように
- 高単価の案件受注
という点です。
フリーランスに関わらず、IT業界では多重下請構造が当たり前で、エンジニアが現場に参画するまでに多くの商流が存在しています。そして、その分エンジニア自身の報酬が下がっているのです。
その環境を変えるためのサービスとして、企業と直接マッチングできる環境があるこの2つはかなり面白いサービスです。
IT業界の課題になっている「多重下請構造」や「ITエンジニアの低所得」の2つを改善するためにも、フリーランスにはこれらのサービスを利用することをおすすめします。
受けの案件受注が狙える「フリーランス名鑑」と攻めの案件受注が狙える「doocyJob」の2つを活用し、高単価の案件が受注できるフリーランスを目指してみても良いでしょう。
最後に
「フリーランスは正社員時代の〇倍稼がないといけない」などと聞いたこともあるかもしれませんが、人によって差はありますし、フリーランスにはフリーランスのメリットがありますので、必ずしもそうではないでしょう。
しかし、より多く稼げることに越したことはありません。またそれが同じ仕事内容であればなおさらです。その為にもぜひ2つのサービスを活用してみてください。
ただそもそも仕事がなければ、報酬自体ありません。まずは仕事を獲得するということを優先しましょう。
そして決してSESエージェント企業が悪い訳ではなく、マージンが発生する分様々な案件を紹介してくれますし、交渉やサポートをしてくれることもあります。中にはエージェントを間に挟んだ方が安心する方もいるでしょう。
自身に合わせた形で案件の獲得を行ってください。
最後にもう一度「より高単価を目指したいのであれば2つのサービスはおすすめです!」