フリーランスエンジニアとは?必要な準備と適切なタイミング
昨今働き方改革などの話題で「フリーランス」という働き方に注目が集まっています。
今回はその中でもITエンジニアとして働くフリーランスエンジニアにフォーカスし、
フリーランスエンジニアになるための必要な準備やフリーランスエンジニアになるための適切なタイミングを詳しく解説します!
目次
フリーランスエンジニアとは?
フリーランスエンジニアとは、フリーランスという企業との雇用関係を持たない形で働くITエンジニアを指します。
フリーランスエンジニアの中でも大きく2種類に分けられ、「在宅で働くフリーランスエンジニア」と「客先常駐型で働くフリーランスエンジニア」があります。
今やフリーランスエンジニアの人口は増加傾向にあります。
そして正社員エンジニアの確保が難しい現在では、このフリーランスエンジニアを活用する企業が増えています。
ではフリーランスエンジニアの2つの働き方についてそれぞれ説明します。
在宅フリーランスエンジニア
在宅フリーランスエンジニアとはその名の通り在宅で仕事をするフリーランスエンジニアです。
在宅フリーランスエンジニアが案件を獲得する場合は、人脈もしくはクラウドソーシング系のサービスが適しています。
選択肢としてフリーランスエージェントもありますが、なかなか在宅でできる案件はありません。
また在宅の案件は、単発の傾向が強くその分単価は低単価です。
Webサービスやシステム開発において一つのポジションでサービスを成り立たせられることはほぼないため、その中での一部の作業を切り離して企業側は発注する傾向にあります。
そのため在宅フリーランスエンジニアの場合、高単価を目指すのは常駐型フリーランスエンジニアに比べ非常に難しいです。
また在宅の案件の場合、依頼物の完成品を納品することで報酬が支払われる請負契約が多いです。
それにより納品物に欠陥があったり、定められたものと違うということで、完成品とみなされず報酬が支払われないリスクがあります。
在宅フリーランスエンジニアとして働くメリットは、移動時間が削られる点や自身の裁量で作業時間等をコントロールできる点にあります。
もし複数の在宅案件を獲得できる環境にある場合やフリーランスエンジニア以外での仕事や収入がある場合は、在宅フリーランスエンジニアを目指すのも良いかもしれません。
常駐型フリーランスエンジニア
常駐型フリーランスエンジニアとは、案件を持っている企業に常駐して働くフリーランスエンジニアを指します。
今ではフレックスタイム制を導入している企業が多いとはいえ、毎日8時間くらいは拘束されるため在宅フリーランスエンジニアに比べればフリーランスっぽくなく、正社員に近い働き方と言えます。
ただその分在宅フリーランスエンジニアの案件に比べ単価は高額で、平均でも60万円台~70万円台は単価が出ます。また、100万円以上の高単価の案件も豊富にあります。
常駐型フリーランスエンジニアが案件を獲得する場合は、人脈経由かフリーランスエージェントからの紹介をおすすめします。
フリーランスエージェントを介す場合、マージンが発生してしまいますので、人脈経由からの方がおすすめではありますが、継続的に案件を獲得できる環境を整える意味でもフリーランスエージェントを活用するのが良いでしょう。
また常駐型フリーランスエンジニアの場合、定められた業務を遂行することで報酬が支払われる委任契約(準委任契約)が多いです。
フリーランスエージェント経由で案件に参画する場合は、ほぼ準委任契約です。
この準委任契約は意外とルーズな契約で、定められた業務を遂行するという名目がありますが、作業報告書(勤務表)を納品物として稼働時間に対し報酬が支払われるケースも多いです。
とはいえそれを良いことに、ダラダラとしていればすぐに契約は打ち切られますので、フリーランスエンジニアというプロの立場として責任をもって業務を行いましょう。
【まとめ】フリーランスエンジニアおすすめエージェント10選!!2020年最新版
2020年最新版!これを読めばきっと最適なフリーランスエンジニア専門エージェント企業が見つかります!!案件をお探しのフリーランスエンジニアはぜひおすすめの10社を参考にしてください。
フリーランスエンジニアに必要な準備
フリーランスエンジニアを目指す上で必須と言えるものは3つです。
よく正社員のうちにクレジットカードの作成や住宅購入・ローン契約をしておけと聞くこともあるかもしれませんが、これは必須ではありません。
たしかにフリーランスエンジニアの方がうまくいかないケースもあるかもしれませんが、100%出来ない訳ではありません。
これはあくまで信用問題なのでフリーランスエンジニアでもできます。
もしすぐに住宅を購入したいということであれば、正社員のうちに済ます方が良いかもしれませんが、そうでないのであれば特に気にしなくて良いでしょう。
フリーランスエンジニアとしてきちんと働いて所得を得て税金を納めて頭金を準備しておけば問題なしです。
というように意外と気にしなくて良いこともあるので、今回は「本当にすべきこと」はなにかを3つ紹介していきます!
サクッとできる!フリーランスエンジニアになる前に必ず準備するべきものとは? | Prideブログ
フリーランスエンジニアになるとクレジットカードの作成や住宅の購入・ローン契約など出来なくなるので、事前にしておけと言われることもあるかと思います。 住宅の購入やローン契約をやれと言われても簡単にできる内容ではありません。せっかくフリーランスエンジニアになろうと思い「フリーランスエンジニアが準備すべきもの」と調べているのに、これではなれる日は当面先です 機会損失にも繋がり、フリーランスエンジニアにな
適正価格の把握
まず一つは自身のスキルにあう適正価格の把握です。
なぜ適正価格が重要かというと
■単価設定が高すぎる場合
- 案件がもらえない
- 参画後にかなり高いレベルのスキルを要求される
ということになり、そもそもフリーランスエンジニアとして働けない。もしくは働いてもかなりきつい。という結果になってしまいます。
■単価設定が低すぎる場合
- 仕事内容と単価が見合わず嫌になる
エンド企業やフリーランスエージェントにとっては、発注額が安いに越した事はありません。
わざわざ安くて良いと言っているものに対して、いやこれだけ出しますよ。と上乗せして提案してくることはまずないでしょう。
結果的に自身のスキルに対してそぐわない単価になってしまいます。
そのため自身の適正価格を把握し、定めておくのが良いです。
定め方としては、現実的なラインと自身の希望単価を考慮して「〇万円~〇万円」という形で決めるのが良いでしょう。
また適正価格を調べる方法としては、
- 案件の単価相場を調べる
- サイトに掲載されている自身でも参画できそうな実際の案件を見てみる
- フリーランスエージェントに相談する
- フリーランスエンジニアの人に相談する
などがあります。
フリーランスエンジニアになるのであれば、しっかり決めておきましょう!
老後資金の準備
2つ目は老後資金の準備です。
準備といっても今すぐ貯めておくという訳ではありません。
老後に貰えるお金を確保するということです。
フリーランスエンジニアは、正社員ではないので厚生年金に加入できません。
そのため国民年金の加入だけになります。
これにより老後にもらえる年金は、正社員に比べ少なくなってしまいます。
今老後資金が2000万円足りないと言われている中で、フリーランスエンジニアになると貰える年金が少なくなるとなれば少々不安でしょう。
ただ単に2000万円を目指して貯金をするにしても今の金利では貯めるのには一苦労です。
投資をしようにもそれなりの勉強が必要で、リスクもあります。
そこで老後資金を準備する方法として、小規模企業共済や確定拠出年金などの加入を検討すべきです!
できればフリーランスエンジニアになる前から見ておきすぐに加入できる状態にしておくのが良いでしょう。
もちろんフリーランスエンジニアになってからでも問題はありませんが、節税対策にもなるので早めにしておくに越したことはありません。
これらに加入する事で、ある程度老後資金問題は解消するでしょう!
足りない分は稼ぐしかありません。。
そのためにも高単価を目指してください!(笑)
コミュニティサイトの参加
最後はコミュニティへの参加です。
つまり人脈を作るということです。
人間には社会的欲求というものがあり、集団に帰属したがる生き物のようです。
実際これを私も経験したことがあります。
フリーランスエンジニアになると基本1人です。
所属するものもなければ集団もありません。
であればこの欲求を満たすためにもコミュニティサイトへ参加するのが良いでしょう。
そしてフリーランスエンジニアであればフリーランスエンジニアに特化したコミュニティサイトをおすすめします。
コミュニティサイトへ参加すること自体この欲求を満たすメリットがありますが、さらに同じフリーランスエンジニアとつながれることはよりメリットが増えます。
【最新】今年絶対に来るWebサービスを紹介!フリーランスエンジニアのためのオンラインサロン「Pride」
フリーランスエンジニアにとって人脈をとても重要です!そんなフリーランスエンジニアにおすすめのフリーランスエンジニアのみで構成されるコミュニティサイトを紹介!今年流行る理由を丁寧に解説しているのでぜひチェックしてください!
フリーランスエンジニアになる最適なタイミング
フリーランスエンジニアになるべきタイミングは2つあります。
それは、、、
- 大学生のうちになる
- なりたい!と思ったときになる
の2つです!
それぞれ説明します。
大学生フリーランスエンジニア
昨今「学生フリーランス」などの言葉が出てきており、大学生でフリーランスとして働くケースがあります。
まだまだ事例としては珍しいですが、今後増えてくる可能性は大いにあります。
フリーランスエンジニアになるタイミングとして大学生を上げた理由は非常にメリットが多いからです。
- アルバイトより稼げる
- スキルの向上につながる
- ビジネス領域も学べる
- 卒業後の将来の選択肢が広がる
- 新卒でも高収入を目指せる
などが挙げられます。
大学生だからこそのメリットです。
もちろんある程度のスキルを必要とはしますが、大学生でただアルバイトをするくらいであれば今後の将来を考えてフリーランスエンジニアという選択肢も考えてみてください!
大学生がフリーランスエンジニアを目指すメリットとなる前に必ず準備するべき3つの事 | Prideブログ
今では学生フリーランスや新卒フリーランスなどの言葉が出てきており、大学生のうちにフリーランスとして働くことや大学卒業後すぐにフリーランスになるケースがあります。 まだまだ事例としては少なく珍しい方ですが、今後選択肢としては入ってくる事は間違いないでしょう。 今回は大学生が大学生のうちにフリーランスエンジニアになるメリットとそのために気をつけるべき点を紹介します! 大学生がフリーランスエンジニアとし
なりたい!と思ったときになる
要はなりたい時になるのがベストということです。
ただスキルがあるというのは前提での話です。
スキルがないのにフリーランスエンジニアになる!はかなり無謀です。
スキルがあるのであれば今では案件も簡単に探せるので、フリーランスエンジニアになって仕事がないということもないです。
ですので踏ん切りがついたときになりましょう!
不安でも正社員に戻るという選択肢はありますし、フリーランスエンジニアとして活躍できるかどうかはなってみないと分かりません。
百聞は一見に如かずということで自身のタイミングを失う前に目指しましょう!
むしろ先延ばしにして、フリーランスエンジニアになっていればもっと多く報酬をもらえたかもと思う方が最悪だと思います。
最後に
フリーランスエンジニアは今や正社員エンジニアからなるばかりでなく、大学生も目指せる働き方です。
そしてフリーランスという働き方の人気は高まっており、魅力的な働き方です。
しかし年金や保険といった面ではまだまだ整備されている訳ではありません。
今後政府の方針としてフリーランスの待遇改善など、どういった変化があるのか注目していきましょう。
大学生や正社員エンジニアはぜひフリーランスエンジニアという働き方を目指してみてください。
またフリーランスエンジニアになるうえでコミュニティはおすすめします。
「Pride」というフリーランスエンジニアのためだけのコミュニティサイトもあるのでぜひ興味がある方は参加してみてください!
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