フリーランスエンジニアを目指すべき人の特徴

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今では当たり前になってきているフリーランスという働き方ですが、自分がフリーランスに向いているのかどうか気になる方も多いでしょう。

ただ、『フリーランスエンジニア 向いている人』で検索して記事を見てもフリーランスエンジニア関わらず誰でも当てはまるような内容ばかりで、ピンとこない方も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、フリーランスエンジニアを目指すべき人がどんな人なのか特徴を解説します。

フリーランスエンジニアになるべきかどうか迷っている方はぜひ参考にしてみてください。

フリーランスエンジニアに向いている人の特徴は誰にでも当てはまる?

まず『フリーランスエンジニアに向いている人の特徴』という内容で、多くの記事がネットに掲載されていますが、大抵下記のような特徴になっています。

  • もっと収入を増やしたい人
  • 安定性より変化を求める人
  • 仕事とプライベートのメリハリをつけたい人
  • 自己管理能力が高い人

たしかにこれらはフリーランスエンジニアに当てはまるものではあると思いますが、フリーランスエンジニアではなくても目指せる・当てはまるものです。

つまりこれらはフリーランスエンジニア関係なく、基本誰にでも当てはまるものになっているのです。

それぞれ具体的に見てみましょう。

もっと収入を増やしたい人

よくフリーランスエンジニアに向いている人の特徴として収入を増やしたい人というのがでてきますが『収入を増やしたい』は、フリーランスエンジニアに関わらず働いている人のほとんどが感じていることではないでしょうか?

ただ『フリーランスエンジニアになれば稼げる』というのはよく聞きますし、実際にフリーランスエンジニアになって稼げている方も多いでしょう。

それでもフリーランスエンジニアよりも正社員で働いている人の方が稼げるケースももちろんあります。

さらに、フリーランスは仕事が無ければ収入を得られないなどのリスクがあり、仕事を得られず、年収ベースで見ると収入が増えていないというケースもあります。

そのため『収入を増やしたい人』はフリーランスエンジニアに向いている人の特徴ではなく、フリーランスエンジニアになることは収入を増やすための手段ということです。

そして、フリーランスエンジニアになれば必ず収入が増えるわけではなく、反対に下がってしまう可能性もありますので、安易に選択するのは気を付けましょう。

安定性より変化を求める人

安定性より変化を求める人。これもフリーランスエンジニアに向いている人の特徴として出てきますが、凄く曖昧で誰でも当てはまりそうな特徴です。

おそらくフリーランスエンジニアは正社員のように会社で働くというよりは、プロジェクト単位で働くことが多いため、働く環境や業界、現場など変化が多い傾向にあり、それを苦にせず楽しめる人が向いているということでしょう。

ただ、正社員であっても会社の中での仕事や担当が定期的に変わるケースもありますし、今は副業が出来る会社も多くあり、副業という働き方をすれば様々な環境や仕事を行うことが出来ます。

そして実際、フリーランスエンジニアであっても同じ現場に数年間参画し働いている方も多くいます。

つまり、仕事や環境の変化を求める人は、どの働き方でも実現することは可能ですので、フリーランスエンジニアでなければいけない理由ではありません。

ただ、たしかに正社員よりはフリーランスの方が仕事を変えやすいので、変化を求めるというよりは『飽き性で、比較的経歴を傷つけずに仕事を変えたい人』であればフリーランスエンジニアの方が向いているかもしれません。

しかし、フリーランスエンジニアであっても仕事がコロコロ変わっているとあまり印象は良くないので、仕事は獲得しずらくはなります。注意しましょう。

『変化を求めるのであればフリーランスエンジニア』という狭い視点ではなく、あくまでフリーランスエンジニアは選択肢の一つとして考え、まずは全ての働き方を対等に考えるようにしましょう。

フリーランスエンジニアになれば必ず変化を得られるわけではないですし、安易にフリーランスエンジニアになれば失敗をしてしまう可能性もありますので、鵜吞みにするのは注意しましょう。

仕事とプライベートのメリハリをつけたい人

フリーランスエンジニアに向いている人の特徴で『仕事とプライベートにメリハリをつけたい人』というのもよく見ます。

フリーランスのイメージとして、よくあるのが『自由』ですので、自分でスケジュールを組んで、好きな場所・時間で働けると思っている方も多いかもしれませんが、必ずしもそうではありません。

特にフリーランスエンジニアは、準委任契約で働いているケースも多く殆ど正社員と同じような働き方をしています。

実際に、フリーランスエンジニア向けの案件サイトを見ると週5勤務の案件が多く、リモートや在宅といった案件はコロナの影響でようやく増えつつあるというのが現状です。

そして最近では、フレックスやリモート、残業無しなど正社員であっても仕事とプライベートのメリハリをつけられる環境を提供している企業は増えつつあります。

つまり、フリーランスエンジニアでなくてもある程度、仕事とプライベートのメリハリは求められるものであり、フリーランスエンジニアになったからといって必ずそれを実現できるものではありません。

ただ、フリーランスエンジニアとして請負契約であれば、成果物ベースで報酬を得る契約になりますので、比較的メリハリをつけやすい環境にはなるでしょう。

本当に仕事とプライベートにメリハリをつけたいのであれば、フリーランスエンジニアになり請負契約で仕事をすることをおすすめします。しかし請負契約のリスクもありますので注意しましょう。

自己管理能力が高い人

多くはないですが、フリーランスエンジニアに向いている人の特徴として『自己管理能力が高い人』というのを見かけます。自分の何を管理する能力が高ければ向いているのかが分からないので、こちらも非常に曖昧であるように思えます。

おそらくフリーランスエンジニアは正社員と違い、基本的に仕事の獲得から契約、確定申告などの税務関連まで自身で行う必要があるため、その都度で必要な管理が出来る人ということなのでしょう。

たしかに、それはそうだとは思いますが、それは向いている人の特徴ではなくて必要な能力という事になります。

また、案件の獲得や契約はフリーランスエージェントに依頼するなど自身で行わなくても出来る環境がありますし、税務関連もクラウドサービスを活用するなど簡単に済ませる方法はあります。

そのためフリーランスエンジニアだから、全て一から自分がしないといけないという事ではありません。

つまり、そういったものを活用すれば、フリーランスエンジニアになるために必ずしも自己管理能力が高ければいけないというわけではありません

ただ、フリーランスエンジニアになるのに自己管理能力が高いことには越したことはないですし、税務関連などきちんと管理していないと損をする場合もありますので、きっちりしておくことをおすすめします。

なぜ誰にでも当てはまる曖昧な表現が多いのか?

ではなぜこれまで紹介したように、誰にでも当てはまる曖昧な表現が多いのでしょうか?

その理由は『ビジネス』だからです。

フリーランスエンジニアに向いている人の特徴という記事を掲載しているサイトを運営しているのは大抵どこかの企業が運営しているサイトです。

そしてその企業のほとんどがフリーランスエンジニア専門エージェント企業などフリーランスエンジニア領域を事業領域としている会社です。

その為、企業としては多くの人にフリーランスエンジニアという働き方を目指してもらい集客したいと考えているでしょう。結果、誰にでも当てはまるような曖昧な内容になっているのです。

もちろん嘘を書いている訳ではないですし、多くのフリーランスエンジニアを見ているのでそのような特徴があるのかもしれません。

ただ、それが正しいという訳でもありませんので、フリーランスエンジニアになるかどうかはしっかりと吟味してからにしましょう。

フリーランスエンジニアに本当に向いている人の特徴は?

では、フリーランスエンジニアになるのに本当に向いている人の特徴は何なのでしょうか?

それは『ありません』。

フリーランスであっても正社員であっても契約社員、派遣であっても雇用形態や立場が違うだけ、働くことに変わりはありません。

そして同じフリーランスエンジニアという立場であっても人によって働く上で求めるものの優先順位は違いますし、環境にって叶えられることには差があります。

その為、フリーランスエンジニアになるために本当に向いている人の特徴はないのです。

フリーランスエンジニアを目指すのであれば、自分が向いているかどうかではなくて、自分の希望を叶えるためにフリーランスエンジニアが適しているかどうかで判断するようにしましょう。

また、今では数多くのフリーランスエンジニア専門のエージェント企業があり、無料で相談会などを実施しているので相談してみるのも良いでしょう。

フリーランスエンジニアになるかどうか迷っているタイミングで、安易にフリーランスエンジニアになる事を決めるべきではないとは思いますが、正社員からフリーランスエンジニアになり、再び正社員へと戻る方法もありますので、安心してください。

フリーランスエンジニアに向いていない人の特徴は?

ちなみにフリーランスエンジニアに向いていない人の特徴はあるのか?というとそこも正直無いのかなと思います。

ただ、下記に当てはまるのであればフリーランスエンジニアは目指しにくいでしょう。(そもそもフリーランスという選択肢が無いとは思いますが)

  • 確定申告関連の作業は全くしたくない
  • 福利厚生は必要だが、自分で独自につけるのは面倒

確定申告関連は、税理士やサービスの活用で効率的には行えますが、少なからず何かしらの作業が必要になります。

それがしたくないのであれば、フリーランスエンジニアには向いていません。

また基本福利厚生はありませんので、福利厚生を求める人はフリーランスエンジニアに向いているとは言えないでしょう。

フリーランスであっても自身で独自に福利厚生を付けることは出来ますが、それを面倒に感じるのであれば、なおさら難しいでしょう。

フリーランスエンジニアを目指すべき人の特徴は?

フリーランスエンジニアに向いている人の特徴は無いと解説しましたが、フリーランスエンジニアを目指すべき人の特徴はあります。

それは二次請けや三次請け、それ以降の企業の正社員として働いているエンジニアで収入を上げたいと思っている人です。

仮に2次請けの企業の正社員として、発注元の案件に参画していた場合で例を出して説明します。

エンドユーザー企業から元請けに100万円で発注され、そこから2次請けへと案件が流れてきたとします。そしてマージンが20万円と仮定すると2次請け企業へは
80万円で流れてきます。

もちろんそれが全てエンジニアの給与になるわけではなく、その80万円から企業の利益や必要経費を差し引いた額がエンジニアに払われます。

1/4が企業の利益や必要経費だと仮定すると、エンジニアの収入は60万円となります。

エンドユーザー企業発注額:100万円⇒(元請けのマージン:20万円)⇒元請け企業発注額:80万円⇒(所属企業の利益と必要経費:20万円)⇒エンジニアの収入:60万円

もし、ここで自身がフリーランスエンジニアであり2次請けの立場で仕事を請けた場合、元請け企業の発注額である80万円が自身の収入になります。

もちろん、フリーランスエンジニアにならずとも転職をすることで収入を上げられる可能性も大いにありますが、同じスキルレベルで収入を上げるためには、よっぽど待遇の良い企業に転職するかよりエンドユーザー企業や元請け企業などのより上位に位置する企業に転職するかのどちらかになるのが基本でしょう。

しかし、そういった企業へは多くの転職希望者が殺到する傾向にありますので、必然的に門は狭くなります。

その為、フリーランスエンジニアになる方が比較的ハードルは低いですし、商流の浅い現場を目指すにはフリーランスエンジニアとして働く方が効率は良いです。

例などからもわかるように、フリーランスエンジニアを目指すべき人は、こういった環境にいて収入をあげたいと思っている人たちなのです。

収入を上げたいと思っておりフリーランスエンジニアに興味はあるが、なかなか踏み出せない正社員のエンジニアは、特徴ではなく今の環境を見直してみるのが一番良いでしょう。

最後に

フリーランスエンジニアになろうかどうか迷っている人は、特徴で考えるのではなく、今の立場である環境や自身のかなえたい事を元に考えてみるのが良いでしょう。

そして、その際はぜひ本記事を参考にしてみてください。

最後にもう一度、フリーランスエンジニアを目指すべき人の特徴は何かと言うと、それは二次請けや三次請け、それ以降の企業の正社員として働いているエンジニアで収入を上げたいと思っている人です。