フリーランスがエージェントを活用するメリットとデメリット

エージェント フリーランス

今ではフリーランスが案件を獲得するためにネットで検索すると、多くのフリーランスエージェントのサイトが出てきて、簡単に案件を探せる環境があります。

しかし簡単に案件が探せるからこそ何かデメリットがあるのではないかと思うフリーランスも多いと思います。

  • フリーランスエージェントを活用するメリットは?
  • フリーランスエージェントを活用するデメリットは?
  • 結論、フリーランスエージェントは活用するべきなのか?

今回はこんな悩みを解決していきます!

フリーランスエージェントを活用するメリットは3つ

フリーランスがフリーランスエージェントを活用するメリットはこの3つです。

  • 収入の不安定さを解消できる
  • 優良な案件を見つけやすくなる
  • 福利厚生サービスを手堅く受けられる

それぞれ解説していきます。

収入の不安定さを解消できる

フリーランスになるデメリットとしてよく聞くこともあるであろう「収入が不安定になる」というのは、案件が獲得できないからこそ起こりえる問題です。

つまり継続的に案件を獲得できさえすれば、フリーランスになったとしても収入が不安定になることはありません。

そしてフリーランスエージェントは、フリーランスにとって謂わば案件のDBと言えます。

エージェント企業では数人~数十人ほどの営業が日々案件の獲得に走っているので、多くの案件が存在しますしフレッシュな案件も豊富です。フリーランスエージェントによっては常時数百件以上の案件を持っていることも普通にあります。

人脈やSNSなどを活用し、自身で獲得できる案件量に比べれば圧倒的な差があります。

そのためフリーランスエージェントを活用することは、フリーランスが継続的に案件を獲得する上で、最も効率的であると言えるでしょう。

優良な案件を見つけやすくなる

フリーランスエージェントには多く案件があるということは先ほどお伝えしましたが、案件が多くあるメリットは「収入の不安定さを解消する」だけでなく、優良な案件を獲得しやすい環境にもなりえます

もちろん案件が多くあれば優良な案件を見つけやすくなるのは当然ですが、その意味だけではありません。

もし自身で獲得した案件があった場合、本当にその案件が優良な案件なのかは比較対象が無ければ分かりませんし、仮に比較対象を作るために別の案件を自身で獲得しようにもかなりの労力がかかります。

その点フリーランスエージェントを活用することで、簡単に比較対象を作ることができ、より高条件の優良な案件に参画できる可能性が高まります

自身で獲得した案件を大切にすることはクライアントとの関係性を考えれば必要かもしれませんが、気付かぬ間に低単価で発注されている可能性も少なからずあります。

比較対象を作っておくことで本当に参画して良い案件なのか判断しましょう。

今後そのクライアントと関係性を継続していくべきかどうかの判断にもなります。

福利厚生サービスを手堅く受けられる

フリーランスにとって福利厚生がないというのは、多くの方が理解していることでしょう。

しかし最近ではフリーランスエージェント自体が案件を紹介することとは別に、稼働者に対して独自の福利厚生サービスを提供することも珍しくありません。

フリーランスになったから福利厚生なんて要らないという考えの方もいるかもしれませんが、正社員からフリーランスになる場合どうしても気になる点だと思います。

また現在(2020年初旬)流行しているコロナウイルスなどの影響も考えると、フリーランスであっても福利厚生が整っている方が良いと感じる方も多いと思います。

フリーランスエージェントが提供している福利厚生の例は下記のようなものがあります。

  • 所得補償制度
  • 人間ドックや健康診断の提供
  • 確定申告サービスの割引
  • ジムやマッサージなどヘルスケアサービスの利用優待制度
  • 書籍など勉強費用の補助
  • 保険の負担

もし福利厚生が需要だと感じるフリーランスにとってはフリーランスエージェントを活用し案件に参画するとともに、提供されている福利厚生サービスを受けることも考えてみてはいかがでしょうか。

フリーランスエージェントを活用する最大のデメリットとは

フリーランスエージェントを活用する最大のデメリットは

お金の問題です

案件の紹介をしてもらっているので必要経費ととらえることも出来るかもしれませんが、フリーランスエージェントに紹介してもらった案件に参画すると「マージン」が発生します。

フリーランスエージェントのマージン率は大体10%~15%が平均です。

もし仮に活用しているフリーランスエージェントのマージン率が10%で、そのフリーランスエージェントから紹介された案件の単価が70万円だとします。

その場合本来の発注単価は約78万円であり、月間約8万円がマージンとして抜かれています。

そして1年間その案件に稼働すると年間約100万円がマージンとして失っていることになります。

もちろんフリーランスエージェントを活用したからこそ出会えた案件ではあるかもしれませんし、その案件の単価が最も高かった案件かもしれません。

しかし100万円という差は非常に大きいですし、案件紹介料として年間100万円払っていると考えると、とても必要経費とは思えません。

フリーランスエージェントを活用することは、このマージンは避けては通れません。フリーランスにとってこの部分はどうしてもネックになるでしょう。

フリーランスエージェントを活用するその他のデメリット

フリーランスエージェントを活用するデメリットは他にもあります。

  • 利益優先によるサポート体制の質の低下
  • 営業自身の質が低い

などが挙げられます。

ではそれぞれ詳しく見ていきましょう。

利益優先によるサポート体制の質の低下

まずフリーランスエージェントを活用する前提として、専属ではないことを重々理解しておきましょう。

フリーランスエージェントは、多くの人材を抱えておりその人たちを稼働させるために案件の獲得や紹介を行っています。

そしてフリーランスエージェントも企業ですから、営業各々に目標が与えられているケースがほとんどです。

おそらく下記2つのどちらかでしょう。

  • 稼働人数
  • 収益

ここからも想像つくように、フリーランスエージェントはより稼働が決まりやすい人や希望単価の設定が相場に比べて低い人への案件紹介を優先します。

その方が稼働人数を増やしやすいですし、収益も上げやすいからです。

そのため先ほど「案件の獲得」に関わるメリットを紹介しましたが、正直言うと皆が皆そうではありません。

希望単価が高かったり、スキルが少し足りなければ案件紹介の優先順位は下がり、結果なかなか紹介してもらえないということに繋がる可能性はあります。

また稼働中も然りです。

稼働者を増やすために動いていますので、稼働者へのサポートが疎かになるケースもあります。

また単価を交渉してくれるというメリットを聞いたこともあるかもしれませんが、出来るのであれば最初からしているでしょう。

その方がフリーランスエージェント自体の収益アップに繋がるからです。

このようにマージンを取るにも関わらず意外と体制が整っていないこともよくあります。

営業自身の質が低い

フリーランスエージェントに努めている営業は、エンジニアという職種を経験していない人が多いです。

そのため技術的な話はなかなかできず、これまでの経歴を正しく評価してくれるとは限りません。

あくまで持っている案件とフリーランスの経歴の必須スキルを照らし合わして、ある程度似ている且つ条件が合えば紹介しているに過ぎません。

もちろん全ての人がそうではなく経験を積んでいる営業であれば、ある程度把握しています。

しかしエージェント営業1年目2年目という人も多くおり、そのような営業は特に上記に記載した傾向にあります。

営業の質が低いことで、なかなか案件が決まらず面談や登録の手間だけが掛かってしまったということにもなりかねませんので気を付けましょう。

結論、フリーランスエージェントは活用するべきなのか?

結論としてフリーランスはフリーランスエージェントを活用すべきです。

しかし、依存すべきではありません

依存すべきではない理由はフリーランスエージェントを活用するデメリットでお分かりいただけると思います。

ただ案件が豊富にあるというメリットも非常に大きいので、全くもってフリーランスエージェントを活用しないというのも収入が不安定になるリスクがあります。

ではどのようにフリーランスエージェントと付き合っていけばよいのか?段階的に紹介していきます。

フリーランス初期(フリーランスになりたて)

フリーランスになりたての場合は、存分にフリーランスエージェントを活用するべきでしょう。

フリーランスとして働ける案件やフリーランスとしての実績が無い状況ですので、フリーランスエージェントを活用して効率よく案件を獲得することをおすすめします。

また初期段階では確定申告など慣れない作業をしなければなりません。自身で案件を獲得するのは意外大変です。その作業だけに時間をとられ疲弊していては、体力が持ちません。

そういった点でもフリーランスになれるためにフリーランスエージェントをフルに活用するのが良いでしょう。

また中には人脈などからフリーランスとして働ける案件を既にもっているからフリーランスになる方もいると思いますが、案件の終了は唐突にくるケースもあります。

その後にもすぐに参画できる案件を見つけられる環境を整えておくだけでも心の支えになるでしょう。

フリーランス中期(3年~9年)

ある程度フリーランスとして経験をしてくれば、フリーランスとしての実績や経験も付いてきますし、人脈も広がるでしょう。

徐々に慣れてきた段階で、フリーランスエージェントを活用するだけでなく人脈を使うことでクライアントと直接契約できる案件を獲得する動きをしていくのが良いでしょう。

とはいえ、タイミング良く案件を見つけられるとは限りませんので、フリーランスエージェントとの関係も継続しておくことをおすすめします。

フリーランス長期(10年以上)

フリーランス歴が10年以上になれば、ほぼほぼ脱フリーランスエージェントを考えても良いと思います。

むしろフリーランス歴10年にもなってフリーランスエージェントを活用しなければいけない状況であれば、これまでの働き方や人との付き合い方を見直すべきでしょう。

10年以上あれば経験・実績ともに豊富ですし、信頼も得られやすいです。そして人脈もかなり増えていることでしょう。

その立場を利用し、クライアントと直接契約できる案件の獲得に注力すべきです。

むしろ自ら獲得しに行かなくても案件が舞い込んでくる状況を10年かけて作るべきでしょう。

週2や週3で働きたいフリーランスはフリーランスエージェントを活用するべき?

週2や週3の案件は正直かなり少ないのが現状です。

ただフリーランスエージェントが多く扱っているのは週5の案件です。

そうなるとフリーランスエージェントを活用すべきではない!と思うかもしれませんが、むしろ週2や週3案件を求めるのであればなおさらフリーランスエージェントを活用するべきです。

冒頭でも説明した通り、フリーランスエージェントは案件のDBです。

週2や週3の案件が少ないとはいえ、出会える可能性は自身で営業するより高いでしょう。

中には週2や週3の案件をメインにしているフリーランスエージェントもあります。

ぜひ活用するべきだと思います。

またその他にもクラウドソーシング系のサイトを活用し案件を受注し、自身で稼働状況をコントロールし、週2や週3で働く方法もありますし、副業の案件を取り扱っているプラットフォームのサービスもありますのでそちらも参考にしてみてください。

まとめ

フリーランスエージェントを活用するメリットとデメリットを紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。

単価を差し置いてでも効率よく案件を獲得していきたい方は、フリーランスエージェントを活用することがおすすめですし、単価を上げていきたい方はフリーランスエージェントと上手に付き合っていく必要があるでしょう。

最後にメリットとデメリットをまとめておきます。

■メリット

  • 収入の不安定さを解消できる
  • 優良な案件を見つけやすくなる
  • 福利厚生サービスを手堅く受けられる

■デメリット

  • マージンの発生
  • 利益優先によるサポート体制の質の低下
  • 営業自身の質が低い