大学生がアルバイトではなくフリーランスとして収入を得るメリットとデメリット
大学生が収入を得る方法として多くの方がアルバイトを選択しています。
しかし、中にはアルバイトではなく大学生フリーランスとして収入を得ている人もおり、『ランサーズ』や『クラウドワークス』などのクラウドソーシングサイトだけではなく、『ココナラ』といったスキルシェアサービスが台頭してきている今、今後大学生がフリーランスとして収入を得るということはより一般的になってくるのではないかと思います。
今後社会人だけではなく大学生の働き方も多種多様になってくるのではないでしょうか?
そこで、今回は大学生がアルバイトではなく、フリーランスとして働き収入を得るメリットとデメリットを紹介します!
大学生の方でフリーランスという働き方に興味がある方はぜひ参考にしてください。
大学生がアルバイトではなくフリーランスとして収入を得るためにやるべき5つの事 | freelance-attack
大学生がアルバイトではなくフリーランスとして収入を得るためにやるべき5つのことを解説していきます。大学生も働き方が多様化している中で、フリーランスという働き方も十分選択できる環境になっています。将来も見据え大学生がフリーランスとして活躍するにはどうしたら良いか分からず不安に感じている大学生はぜひチェックしてください!
大学生がフリーランスになるメリット
まず大学生がアルバイトではなくフリーランスとして働くメリットを紹介していきます。
- 稼げる可能性
- スキルの向上
- 時間を有効活用
- 就職に有利に働く可能性
- 卒業後の選択肢が広がる
- 新卒入社でも高収入を実現
ではそれぞれ詳しく見ていきましょう。
稼げる可能性が高い
大学生の多くは収入源としてアルバイトをしている人が多いと思いますが、基本的にアルバイトは、時給制となっており『TIM(Time is money)』という働いた時間に対して収入を得る働き方です。
その為、働けば確実に収入を得ることが出来ますが、得られる収入の限度額は低い傾向にあります。
その点フリーランスは、『RIM(Result is money)』という成果に対して収入を得る働き方です。
この場合、成果を出さなければ収入を得ることは出来ませんが、早い時間で成果を出すことができればアルバイトよりも時給単価を大きく上回ることが出来ます。
そしてアルバイトの場合、働ける時間はお店の都合にも左右されてしまいますが、フリーランスであれば数多くある案件・仕事の中から気軽に獲得し働くことが出来るので、多くの収入を得ることを実現しやすいです。
ちなみにアルバイトで時給1,000円とし、週5日で6時間働いたとしてもせいぜい12万円辺りが限度です。しかしフリーランスであれば職種にもよりますが1件受注で数万円を超える案件もあります。
もちろん数万円の案件を獲得するためには、ある程度のスキルと実績が必要になりますが、そういった案件・仕事を獲得できるようになればアルバイトで現実的に稼げる収入を簡単に超えることは可能ですし、アルバイトの時給の2倍3倍を目指すことも可能です。
このようにフリーランスであれば稼げる可能性という点でアルバイトよりも優れています。
ただ、スキルも実績も少ない駆け出しの大学生フリーランスであれば、低単価な案件・仕事しか獲得できない可能性が高いので、一概にアルバイトよりも稼げるわけではありませんのでご注意ください。
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スキルの向上には最適
大学生に関わらずフリーランスとして継続的に収入を得ていくためには、事績を積み上げていく事はもちろんスキルの向上は欠かせないですし、より仕事の幅を広げ高単価の案件・仕事を獲得するには、スキルの向上は前提条件です。
その為、アルバイトをして働いた時間に対して収入を貰うよりも高い意識で必然的にスキルの向上を図ろうという意識がでてくるでしょう。
そして、身に着けたスキルをお金を得ながら実践で経験できるフリーランスという働き方は、大学生にとって卒業後の将来的にも大きなスキル資産となります。
その他、技術的なスキルだけではなく、ビジネスマナーなどのスキルも場合によっては身に着けられるでしょう。
大学生のうちにフリーランスとして働くことで将来的にも活かせるスキルの早くそして高い成長が望める環境を得ることが出来ます。
スキマ時間を有効活用できる
大学生には、授業と授業の間に1コマ空いたりと何かの予定を組み込むには少し難しい、スキマの時間がよくあると思います。
フリーランスであれば時間や場所に囚われず働くこともできますので、そのスキマ時間を有効活用し、作業時間に充てることが出来ます。
今まで無駄にしていた時間を収入を得るための作業時間として活用することが出来るのは、フリーランスならではの大きなメリットです。
就職時に有利に働く可能性がある
大学を卒業すれば、就職をする方が多いと思います。
その際に、具体的にどういったスキルを身に着けてどういう実績を積んできたのかを経歴書に書くことができれば、面接時のアピールとしては大きなメリットです。
いくら新卒といっても、スキルや実績がないよりはある方が圧倒的に良いのは明白です。
将来性を高めるためにもアルバイトではなくフリーランスとして働くことにメリットがあります。
卒業後の働き方の選択肢が広がる
多くの大学生は卒業すれば、どこかの会社に就職していきます。
しかし最近では、新卒フリーランスという言葉があるように、大学卒業後、特定の企業に属さずにフリーランスとして活躍している方もいます。
ただ、大学卒業後にスキルも実績もないのにいきなりフリーランスとして働き、社会人として独立できるだけの収入を得ることは難しいです。
その点、大学生の内からフリーランスとしてスキルと実績を積み上げておけば、卒業後であってもしっかりと収入を得られるフリーランスを目指しやすいでしょう。
また副業という働き方を後押ししている会社が増えており、週休3日制などの話も出ている昨今では、フリーランスという働き方でスキルと実績を身に着けておくことで、副業へのハードルも下がりより多くの収入を得ることにも繋がります。
大学生の内にリーランスとして働いた経験があれば、正社員という選択だけでなくフリーランスという働き方も十分選択することができ、副業へチャレンジするハードルも下がるでしょう。
このように、多様化する働き方に対しての選択肢が広がります。
新卒入社でも高収入を実現できる可能性が高まる
最近では新卒でも年収1,000万円を出すような企業も増えてきており、年齢に関係なく能力で待遇を判断する企業も増えてきています。
新卒の目に見える能力と言えば、TOEICなどの試験やその他資格の取得、専門性の高い分野での修士や博士課程を習得している人が対象になるイメージがありますが、エンジニアなどニーズが高い職種領域で優れた実績がある人であっても一般的な新卒の給与よりも高い給与を得ることが出来る可能性があります。
つまり、資格や修士博士などの称号だけではなく、フリーランスとして学んだスキルを活かし実績を作っていくことで、高い収入の得られる新卒採用を実現させることも可能になってきています。
大学生がフリーランスになるデメリット
大学生がアルバイトではなくフリーランスとして働き収入を得るメリットは多くありましたが、もちろんデメリットもあります。
大学生がフリーランスとして働くデメリットはこちらです。
- 収入が不安定
- アルバイト以上に稼げるまでには時間がかかる
- 仕事の難易度が高い
- 責任が重い
- スケジュール管理が大変
それぞれ詳しく見ていきましょう。
収入が不安定になる
大学生フリーランスの場合、基本的には成果物に対して報酬を受け取る働き方になりますので、成果物を出さなければ収入を得ることが出来ません。
もし、難しい仕事で成果物が完成できなければ収入を得ることはできないですし、多くの時間が掛かってしまえば時給換算で考えるとかなり低い金額になってしまいます。
そもそも案件・仕事が獲得できない場合もあります。
アルバイトであれば、働いた時間に対して確実に収入を得ることができますので、その月に得られる収入の予測は立てることが出来ますが、フリーランスの場合コンスタントに一定の報酬が得られるとは限りませんし、場合によっては案件が無いということもありますので、ある程度のスキルと実績がないと収入が不安定になってしまいます。
大学生であれば家賃や生活費を自身で賄う人もいるでしょう。そうなると必要最低限な収入が必要になりますので、収入が不安定な働き方であるフリーランスはデメリットと言えます。
最低限必要な収入を得ないといけない環境であるのであれば、スキルや実績の乏しい最初の内はアルバイトと両立させるなどし、徐々にフリーランスとして働く比重を増やしていくなど考えて働く必要があるでしょう。
アルバイト以上稼げるまでには時間がかかる可能性がある
フリーランスとして働くためには、そもそもスキルを身に着けなければなりません。
そして高単価の案件・仕事を獲得していくためには、スキルはもちろん実績も必要になってきます。
スキルと実績を作っていくためには、それ相応の時間は必然的に必要です。
その為、アルバイト以上にフリーランスとして収入を得るためには時間は掛かってくるでしょう。
フリーランスとして稼げるようになるためにはある程度の時間が必要ですが、スキルと豊富な実績を作ればおのずと稼げる大学生フリーランスを目指せるでしょう。
そして、そのスキルと実績は大学を卒業してもリセットされることはなく、自身の資産価値になりますので、焦らずに着実に積み上げていく事をおすすめします。
仕事の難易度が高い
フリーランスとして働く環境には、アルバイトのように職場の先輩や上司が居る環境ではなく、自身の1人だけです。
その為、分からないことがあっても相談できる上司はおらず、独自で調べて解決していく必要がありますので仕事の難易度は高くなる可能性が高いです。
またもちろん高単価の案件・仕事となると専門的な知識やスキルが必要となりますので、より難易度は高くなります。
難易度が高い仕事をこなしていくためにも、フリーランスとして活躍するためには自ずとしっかりとしたスキルや知識を身に着ける必要があるでしょう。
独学だけで心配であれば、スクール等に通いよりレベルの高いスキルを身に着けていくのも良いでしょうし、人脈を作るのも一つの手です。
フリーランスとして働きたい業界や職種ですでに活躍している師匠のような存在を作ることが出来れば、何を学ぶべきなのか相談することも出来ますし、仕事で分からないことがあっても相談することも可能でしょう。
仕事の難易度が高いからこそ、たしかな実績と自信になると思いますので、そういった仕事もしっかりこなしていくための準備が必要になってきます。
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責任が重い
大学生であってもフリーランスとして働くのであれば個人に責任が重くのしかかります。
もちろんアルバイトにも責任はあるでしょうが、納期や品質など様々な責任がフリーランスにはあります。
定められている納期が遅れてしまえば、それに関わる他の作業が遅れてしてしまう可能性もあり、発注企業側としては損失に繋がる場合もあります。またフリーランスライターであれば著作権など法律に反したことをしてしまうと、その責任は自身に返ってきます。
これらは報酬が得られないだけではなく、企業の損失や自身の信頼低下にも繋がってきますので、それらを理解し責任をもって案件・仕事に取り組む必要があります。
自身のスケジュールの管理や法律等の知識など、仕事に支障をきたさないようにしましょう。
スケジュール管理が大変
フリーランスにとって定められた納期を守ることはかなり重要なことです。
また大学生として授業や課題、テスト等をこなしていくことも重要です。
たくさん稼ぎたいからと言って安易に多くの案件・仕事を獲得したものの納期に間に合わなかったり、納期は間に合ったものの大学生活に支障をきたしていては本末転倒です。
そうならない為にも大学生活とフリーランスを両立させるためのスケジュール管理が必要です。
スケジュール管理をきちんとするためにも授業や試験・レポートの提出期限などの予定から逆算して、フリーランスとしての仕事を受注をしていくのが良いでしょう。
大学生フリーランスにおすすめの職種3つ
ここまで、大学生がアルバイトではなくフリーランスとして収入を得るメリットとデメリットを紹介してきましたが、大学生がフリーランスとして働く場合におすすめの職種を紹介していきます。
大学生フリーランスにおすすめ職種はこの3つです。
- 学生フリーランスライター
- 学生フリーランスデザイナー
- 学生フリーランスエンジニア
学生フリーランスライター
大学生フリーランスにおすすめの職種1つ目は、フリーランスライターです。
PC1つで仕事ができフリーランスの職種の中でも比較的参入しやすく、クラウドソーシングサイトにも数多くの案件・仕事が掲載されています。
単価自体は高い方ではなく、実績が少ないと文字単価1円未満がほとんどです。
しかし、事績を積み上げていけば文字単価1円以上の案件・仕事を獲得できるようになりますし、専門的な記事であれば1記事数万円の案件・仕事を獲得することも可能です。
フリーランスライターとして活躍するためには、どういったメディアに自身の記事が掲載されたのか、記事を書くのに意識したこと(SEO目線など)、可能であればPV数等の実績を載せたポートフォリオを作成し活動していくのが良いでしょう。
SEOに力を入れている企業は多くメディア掲載用の記事執筆の需要は高いので、将来的にも副業としてその能力は活かせますし、就職する際にもライター職種や広報、コンテンツディレクターなど幅広い職種でその能力が役立つでしょう。
大学生フリーランスにライター職をおすすめする理由とフリーランスライターの稼ぎ方 | freelance-attack
大学生フリーランスにおすすめの職種の1つであるフリーランスライター。ではなぜフリーランスライターが大学生におすすめなのか?その理由とフリーランスライターになるために必要なこと・フリーランスライターとして高単価の案件を獲得するための方法を紹介していきます。大学生フリーランスとして活躍していきたい方はぜひ参考にして下さい。
学生フリーランスデザイナー
大学生フリーランスにおすすめの職種2つ目は、フリーランスデザイナーです。
デザイナーといっても種類は多く、ゲームなどのキャラクターを担当するキャラクターデザイナーやイラストを担当するイラストレーター、パンフレットのような静止画を担当するデザイナーやWebサービスのデザインを担当するWebデザイナーなど様々あります。
illustratorやPhotoshopなどのソフトウェアを使うことが殆どですので、それらのスキルと経験が必要となってきます。職種によってはHTMLやCSSといったプログラミング等に必要な言語も必要とされます。
デザイナーの種類にもよりますが、フリーランスライターよりは参入する難易度は高く、求められるものも高度になってきますが、その分単価は高くなる傾向にあります。
デザインや美術を勉強してきた人やデザインに興味がある人は目指してみても良いでしょう。
特にWebサービスのデザインを担当するWebデザイナーは、多くの企業で必要とされているポジションですので将来的な需要もかなり高いです。
大学生の内からスキルや実績を身に着けておくことは大きなアドバンテージになるでしょう。
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大学生フリーランスにおすすめの職種のであるフリーランスデザイナー。今回はなぜ大学生フリーランスにデザイナーがおすすめなのか?また大学生フリーランスデザイナーになるために必要なことや大学生フリーランスが高単価の案件を獲得するためにすべき事を紹介します!大学生フリーランスとして活躍していきたい方ぜひチェックしてください。
学生フリーランスエンジニア
大学生フリーランスにおすすめの職種3つ目は、フリーランスエンジニアです。
フリーランスライターやフリーランスデザイナーよりも高単価の案件・仕事が多く、高収入を目指しやすい職種です。
しかし、その分スキルを身に着けるまでも大変で、時間と労力が掛かるという懸念点はあります。
ただ、学生フリーランスエンジニアとして多くの収入を得ている人もいますので、目指せない領域ではありません。
エンジニアとしてのスキルは需要が高くかなり重宝されるスキルですので、大学生の内にスキルと実績を積むことが出来れば将来的に大きなメリットにもなります。
大学生フリーランスとして多くの収入を得たい方や将来的により需要の高いスキルを身に着けたい方にはおすすめです。
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大学生フリーランスにおすすめの職種の1つであるフリーランスエンジニア。なぜ大学生フリーランスにITエンジニア職がおすすめなのか?その理由と大学生フリーランスエンジニアへのなり方や高単価の案件を獲得するためにすべき事を紹介します。大学生フリーランスエンジニアを目指している方は、ぜひチェックしてください。
まとめ
大学生がアルバイトではなくフリーランスとして収入を得るメリットとデメリットを紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
メリットも多いですが、やはりデメリットも気なるところではあるでしょう。
それでも私個人的な意見であれば、将来性を考えると大学生のうちからフリーランスを目指してみるのはおすすめなのではないかと思います。
様々なことに時間を使え、よりチャレンジしやすい大学生のうちにフリーランスを目指してみてはいかがでしょうか?
最後にメリットとデメリット、おすすめの職種をおさらいしておきます。
メリットのおさらい
- 稼げる可能性
- スキルの向上
- 時間を有効活用
- 就職に有利に働く可能性
- 卒業後の選択肢が広がる
- 新卒入社でも高収入を実現
デメリットのおさらい
- 収入が不安定
- アルバイト以上に稼げるまでには時間がかかる
- 仕事の難易度が高い
- 責任が重い
- スケジュール管理が大変
大学生フリーランスにおすすめの職種
- 学生フリーランスライター
- 学生フリーランスデザイナー
- 学生フリーランスエンジニア