稼げないフリーランスエンジニアがやってしまっている残念なエージェントの利用方法とは?
フリーランスエンジニアになれば正社員時代より稼げる!というイメージを持つ方も多いと思います。
これは事実だと思います。
なぜなら正社員で働く働く日本のITエンジニアの多くは、元請けや2次請け、3次請け、それより下位に位置するIT企業に所属しているからです。
日本のITエンジニアの年収が低い理由は『IT企業勤め』が原因!?IT初心者向けにわかりやすく解説 | freelance-attack
日本のITエンジニアは低年収。そう聞いたことがある方も多いでしょう。実際に日本のITエンジニアの平均年収はアメリカのITエンジニアの平均年収の半分と言われています。ではなぜ低年収になっているのか?その原因とそれを改善していくためには誰がどのように行動する必要があるのか?解説していきます。IT業界の構造を理解しましょう。
正社員として働いているITエンジニアは、会社の指示に従わないといけない為、基本的に自身で現場を選ぶことは出来ませんが、フリーランスエンジニアは自身で案件を獲得するため案件に参画するしないは個人の自由です。
つまり、エンドユーザー企業からの案件や元請けからの案件など、より上位に位置する案件に参画することは、正社員のITエンジニアよりも実現させやすいということです。
そのため正社員のITエンジニアがフリーランスエンジニアになった場合、稼げる人の割合の方が多いです。
しかし、フリーランスエンジニアの中には、『思うように稼げず、少ない報酬で仕事をしている人』や『思うように稼げず、正社員に戻る人』がいるのも事実です。
では、なぜ稼げる確率の高いであろうフリーランスエンジニアになったにも関わらず稼げていないのか?
今回はフリーランスエンジニアの案件の獲得方法の1つである『フリーランスエンジニア専門エージェント』に絞って、稼げないフリーランスエンジニアの原因となっているエージェントの利用方法を紹介します。
- 稼げずにいるフリーランスエンジニア
- もっと稼ぎたいフリーランスエンジニア
- これからフリーランスエンジニアになりたいけど稼ぐためにどうすれば良いか分からない人
こういった方向けにフリーランスエンジニアの上手なエージェントの利用方法を紹介します。
目次
稼げないフリーランスエンジニアの下手なエージェントの利用方法
フリーランスエンジニア専門エージェントは、多くのフリーランスエンジニアが案件の紹介を依頼しています。
しかし、稼げないフリーランスエンジニアのは、そのエージェントの活利用方法がイマイチになってしまっています。
具体的には下記のような利用方法です。
- フリーランスエンジニア専門エージェントを1社しか利用していない
- フリーランスエンジニア専門エージェントしか頼っていない
- フリーランスエンジニア専門エージェントを全く利用していない
それぞれ詳しく見ていきましょう。
フリーランスエンジニア専門エージェントを1社しか利用していない
過去豊富な実績があって、どんだけ信頼しているフリーランスエンジニア専門エージェントであっても1社しか利用していないことは、ミスミス高単価な案件を見逃していることに繋がりかねません。
なぜならフリーランスエンジニア専門エージェントは、持っている案件の種類や質・量はもちろん、営業力やサポート体制など様々な点で違いがあります。
そして、その違いは1社だけしか利用していないのであれば分かりません。これは案件やエージェントなど比較する対象があってその良し悪しが初めて分かります。
つまり、提示された案件の単価が高いのかどうかは、1社のエージェントにしか頼っているのであれば分かるはずもないですし、他のエージェントにも相談していればもっと単価の高い案件があったかもしれません。
フリーランスエンジニア専門エージェントを1社しか利用してなければ、それらは完全にわからないままです。
結果、高単価の案件をミスミス逃してしまっている可能性もあります。
また、全く同じ案件であっても紹介するエージェントのマージン率の差や営業力(獲得した商流位置)の差で、単価が10万円以上違う場合もよくあります。
1社しか利用していなければこのようなことも分からないのです。
フリーランスエンジニア専門エージェントにしか頼っていない
前述で説明している通りフリーランスエンジニア専門エージェントに案件の紹介を依頼する事は決して悪い訳ではありません。
しかし、エージェントだけにしか頼っていない状況はあまり好ましくはありません。
なぜならフリーランスエンジニア専門エージェントを利用するデメリットとして、必ずマージンが発生するからです。
フリーランスエンジニア専門エージェントのマージン率は、大体10~20%程です。
もしマージン率が10%だと仮定し、提示された単価が90万円だとすると、エージェントを介さずに案件を獲得できていれば100万円で同じ案件を受注できていたということです。
月で10万円も差がありますし、年間で考えれば120万円もの差があります。
これは決して少ない金額ではありません。
フリーランスエンジニア専門エージェントを介して案件を獲得するかどうかでこれほどの差がありますので、出来れば介さずに獲得できる方が良いでしょう。
収入が不安定にならないためにもフリーランスエンジニア専門エージェントは必ず利用しておくべきですが、稼げるフリーランエンジニアを目指すのであれば、フリーランスエンジニア専門エージェントを利用しつつもマージンを発生させない為の努力は常にする必要があります。
フリーランスエンジニア専門エージェントを全く利用していない
フリーランスエンジニアの中には、フリーランスエンジニア専門エージェントを利用せずに、過去の取引先など人脈から案件を獲得している方もいるでしょう。
先ほども言ったように、フリーランスエンジニア専門エージェントを利用すれば、必ずマージンが発生しますので、それが出来ることは良い事ではあります。
しかし、フリーランスエンジニア専門エージェントを利用せずに獲得した案件が必ず高単価になるという訳でもありません。
商流で考えれば少ない可能性が高いので、その案件に限っては高単価になる確率は高いでしょう。
しかし、単価という面だけを見れば、他の案件の方が高い可能性は十分あります。
そして実際に、人脈等で紹介された案件よりもフリーランスエンジニア専門エージェントに紹介された案件の方が単価だけを見れば高単価であることもよくあります。
その為、単純に単価の高い案件を獲得したいというのであれば、フリーランスエンジニア専門エージェントは利用するべきなのです。
また継続的に案件に参画していなければ、その分の収入は得られないので、仕事の無い期間が増えれば増えるほど年収は減ります。
エージェントを利用せず人脈等を頼るとすると、タイミングよく案件が見つかるとは限りません。
その点、フリーランスエンジニア専門エージェントは案件をかなり多く抱えていますので、例え急遽であってもタイミングよく案件が獲得できる可能性は高いです。
安定して稼げるかどうかを考えた時にでもフリーランスエンジニア専門エージェントは利用しておくべき存在と言えるでしょう。
フリーランスエンジニアが案件を獲得するためにおすすめのエージェントサービス10選 | freelance-attack
2021年最新版!これを読めばきっと最適なフリーランスエンジニア専門エージェント企業が見つかります!!案件をお探しのフリーランスエンジニアはぜひおすすめの10社を参考にしてください。
フリーランスエンジニア専門エージェントの上手な利用方法とは?
では、稼げるフリーランスエンジニアになるた目には、どのようにエージェントを活用していけばよいのでしょうか?
それは、これまでの解説からも分かるように、『複数のフリーランスエンジニア専門エージェントを利用すること』です。
その理由はこちらで詳しく解説しています。
フリーランスエンジニアはエージェントを必ず複数活用した方が良い理由とその上手な活用方法とは? | freelance-attack
フリーランスエンジニアが案件を獲得するためにエージェントに登録しているケースも多々ありますが、そのエージェントは1社に頼るべきなのか?それとも複数社に頼るべきなのか?その答えは『複数』社に頼るべきです。ではなぜ複数社のエージェントに頼るべきなのか?そして複数社のエージェントを上手に活用するための方法を紹介していきます。
フリーランスエンジニア専門エージェントに登録するのは、登録面談をしたりと時間と手間が掛かります。
それが複数となればより面倒でしょう。
しかし、複数利用すれば大きなメリットがありますので、ぜひ検討してみてください。
フリーランスエンジニア専門エージェントを探す際に注意すべき事
これまで、複数のフリーランスエンジニア専門エージェントを利用するべきだと解説してきましたが、複数のエージェントに登録するのは非常に時間と手間が掛かり面倒ではあります。
そこで、人によっては効率的にエージェントに登録するために、『フリーランスエンジニア専門エージェントとマッチングできるプラットフォームサービス』を利用しているかもしれません。
しかし、このプラットフォームサービスを利用しエージェントに登録するのはやめた方がよいです。
たしかに効率的であるとは言えますが、プラットフォームサービスを利用せずにエージェントに登録するよりも低単価になる可能性があります。
なぜならプラットフォームサービスを利用しているフリーランスエンジニアは無料で利用しているかもしれませんが、エージェント側は何かしらの利用料等を支払っています。
実際には、月額利用料金やフリーランスエンジニア1人を獲得するのに数万円、フリーランスエンジニアが稼働すれば毎月数万円などの支払が発生しています。
これらの金額を回収するために、エージェントは通常よりも多くのマージンを取ろうとする傾向にあります。
その為、プラットフォームサービスを利用してエージェントに登録してしまうと低単価になってしまう可能性が高いのです。
面倒ではありますが、プラットフォームサービスを利用せずに複数のエージェントに登録するようにしましょう。
最後に
フリーランスエンジニア専門エージェントは、フリーランスエンジニアにとって欠かせない役割を担っています。
しっかり稼げるフリーランスエンジニアになるためにもぜひ利用することをおすすめします。
そして、利用する際は必ず複数のフリーランスエンジニア専門エージェントを利用するようにしましょう。
さらに面倒ではありますが、プラットフォームサービス等を利用せずに直接エージェントに登録することをおすすめします。
稼げずに困っているフリーランスエンジニアは、ぜひ参考にしていただき、今一度フリーランスエンジニア専門エージェントの利用方法を見直してみてください。