ゲームクリエイターとは?仕事内容や年収、ゲームクリエイターになるには?

SKILL 職種

オンラインプラットフォームの普及やeスポーツの流行などに伴い世界的に年々拡大傾向にあるゲーム市場。

最近ではゲームクリエイター(ゲームプログラマー)がYouTuberやスポーツ選手を差し置いて、なりたい職業ランキング1位になるなどゲームを作る側の人気も高まっており注目を集めている職業になっています。

そこで今回は、老若男女問わず多くの人たちを夢中にさせるゲームの開発を担うゲームクリエイターについて解説していきます。

ゲームクリエイターとは何か?ゲームクリエイターの仕事内容や年収は?ゲームクリエイターになるにはどうすれば良いのかなど解説していきます。

ゲーム作りに興味のある方はぜひ参考にしてください。

ゲームクリエイターとは

ゲームクリエイターとは、スマホゲームやPCゲーム、家庭用ゲームなど様々なゲームの制作・開発に携わる職種全般の総称です。

海外では、ゲームディベロッパーとも言われます。

ゲームは、企画や映像・音楽・シナリオ・デザイン・プログラミングなどの多様な要素が組み合わさりながら制作・開発されていくため、一人でゲーム開発を行う事は困難です。

さらに現代のゲームは、PCやスマホなど種類は多様化しており、様々な要素においても質の高いものが求められる傾向にありますのでより高度なスキルが必要になってきています。

単にゲームクリエイターといっても様々な職種があり、それぞれに必要な技術は大きく異なります。

ゲームクリエイターの仕事内容

ゲームクリエイターの仕事内容は、大きく『企画』『クリエイティブ』『プログラミング』の3つの領域に分かれます。

その中で代表的な7つの職種と仕事内容について紹介します。

  • プロデューサー
  • ディレクター
  • ゲームプランナー
  • シナリオライター
  • デザイナー
  • サウンドクリエイター
  • プログラマー

プロデューサー

ゲームプロデューサーは、ゲーム開発プロジェクトの責任者でプロジェクト全体を統括するポジションです。

ゲーム開発に必要な予算や人員・スケジュールの決定や管理はもちろん、ゲーム開発後に必要な広報・販売戦略に至るまでゲーム開発プロジェクト全体に必要なことの決定や管理を行っていきます。

ゲーム開発を成功に導くかどうかはゲームプロデューサーの腕次第です。

ディレクター

ゲームディレクターは、ゲーム開発の現場の責任者・リーダーです。

ゲームプロデューサーの意図を正確に現場に落とし込み、ゲーム開発をしていくメンバーをまとめ、ゲームの企画から開発、完成までの各作業のスケジュールや進捗を管理し、的確に現場を動かしていく重要な役割を担っています。

またゲーム開発の現場をまとめ各職種のメンバーと関わりながら進めていかなければならない為、ゲーム開発工程の詳細についての知識はもちろん、それぞれの職種の仕事内容についての専門的な知識も理解していなければなりません。

プランナー

ゲームプランナーは、ゲームの企画立案を行うポジションです。

ゲームのジャンルやターゲット層などゲームプロデューサーやゲームディレクターと相談しつつ売れるゲームを考えて企画していきます。

ゲームプランナーが企画したものを元に開発が進んでいくため非常に重要な役割を担っています。

企画立案能力だけではなく、売れるゲームを企画するために他社競合のゲームの調査分析など様々な能力が必要となります。

シナリオライター

シナリオライターは、ゲーム全体のストーリーを考える職種です。

キャラクターの設定や台詞、物語の構成やゲーム展開など様々なゲーム内容を考え決めていきます。

特にRPGゲームでは、シナリオライターが考えた構成がゲームの評価に直結するため非常に重要なポジションになってきます。

高い発想力がシナリオライターには不可欠です。

デザイナー

ゲームデザイナーは、ゲームのキャラクターや背景などゲームに必要な要素のデザインを担当します。

ただゲームデザイナーと言っても役割によって細かく分かれます。

例えば、キャラクターをメインに担当するキャラクターデザイナーやキャラクターや背景などゲーム全体をデザインする2Dデザイナー、またそれらを3D対応させる3Dデザイナー、動きを付けるモーションデザイナーや爆発や煙など視覚効果をデザインするエフェクトデザイナーなど様々な役割があります。

複数兼任する場合もあれば一つに専任する場合もあり、現場によってゲームデザイナーの求められる能力は変わってきます

サウンドクリエイター

サウンドクリエイターは、ゲーム内で使用されるBGMや効果音などの作成を担当します。

ゲームでは、テーマ曲やBGMなど多くの音楽が使用されており、また効果音も頻繁に使用されますが、サウンドクリエイターはこれらすべてを作成していく重要なポジションです。

また最近では、ゲームに使用される曲のサウンドトラックが販売されるなど注目を集める領域でもあります。

プログラマー

ゲームプログラマーは、ゲームを思い通りに動かすために必要なプログラミングを行います。

キャラクターが動いたりBGMが流れたり、決められた条件に従って的確にゲーム展開が進んだりとゲームユーザー側にとって当たり前なことは、ゲームプログラマーが適切にプログラミングを行っているからこそ実現されています。

ゲームの企画やクリエイターの希望に沿ったゲームに仕上げていく、非常に重要なポジションです。

ゲームクリエイターの平均年収

ゲームクリエイターといっても様々な職種があり、その職種ごとで年収は大きく変わりますので、ゲームクリエイターの平均年収は、職種関係なくゲーム業界で働く人の平均年収と考えた方が良いでしょう。

その為、ここではより正確な数字を出せるようにゲームクリエイターの職種別に平均年収を紹介します。

先紹介したゲームクリエイターの職種の中で『シナリオライター』『ゲームデザイナー』『ゲームプログラマー』の3職種の平均年収を見るとこのようになっています。

職種平均年収
シナリオライター564万円
ゲームデザイナー564~708万円
ゲームプログラマー840万円
※独自調査(計算方法:フリーランス向け案件の平均単価×12)


ゲームクリエイターの各職種の平均年収を見ると比較的高いようですが、やはり職種によって大きく差があるようです。

またゲームプロデューサーやゲームディレクターなど責任者のポジションになるとより年収は高くなる傾向にあります。

ちなみにフリーランスエンジニア専門エージェントNo.1の『レバテックフリーランス』でゲーム業界の案件を検索したところ、平均単価は68万円で、最高単価が125万円、最低単価が20万円となっています。(※2021年8月実績)

つまり年換算するとゲームクリエイターの平均年収は816万円となっており、最高年収は1,500万円で最低年収は240万円となっています。

ゲームクリエイターは非常に稼げる職種ではあるようですが、職種や経験年数によっては年収がかなり低くなってしまう職種でもあります

ゲームクリエイターになるために必要なスキル

ゲームクリエイターと言っても役割は様々ですので、職種によって必要なスキルは異なりますが、全体的にみれば下記スキルが必要となるでしょう。

  • プログラミングスキル
  • デザインスキル
  • 企画/発想力
  • 調査/分析力

プログラミングスキル

ゲームクリエイターの中でもゲームプログラマーにとっては、プログラミングスキルは欠かせません。

開発するゲームや現場によっては使用するプログラミング言語は違いますので、ゲーム開発に使用される言語を網羅的に習得しておくと良いでしょう。

特にC言語C++C#JavaScriptRubyPHPなどがよくゲーム開発に使用されます。

またゲーム開発では、UnityUnrealEngineなどのゲームエンジンを使用して開発していきますので、これらのスキルも必ず習得しておくことをおすすめします。

なおゲームプロデューサーやゲームディレクターなどの責任者やリーダーの立場の人であっても使用するプログラミング言語や開発環境を決めていくなどの作業もありますので、ゲーム領域でのプログラミングの知識やスキルを持っておく必要があるでしょう。

デザインソフトのスキル

ゲームクリエイターの中でもゲームプデザイナーにとっては、デザインソフトのスキルは欠かせません。

illustratorとPhotoshopはもちろん、Mayaなどの3DCGデザインソフトの知識やスキルがあるとより活躍の場は広がります。

魅力的なキャラクターやゲームの世界観をデザインできるかどうかはデザイナーの腕次第ですので、デザインソフトの習熟度を高めてデザイナーとしてのスキルを上げていくことで、質の高いゲームデザインが出来るデザイナーを目指しましょう。

企画/発想力

数多くあるゲームの中で、ユーザーが選んで長く遊んでもらえるゲームを開発するためには、他にはないオリジナリティーが欠かせません。

その為新たにゲームを開発するためには、オリジナルな部分を作り出せる企画力や発想力が必要となってきます。
ゲームクリエイターには欠かせないスキルです。

特にゲームプロデューサーやゲームディレクター、ゲームプランナーなどのゲームコンセプトを決めていく職種の人にはより優れた企画力や発想力が求められるでしょう。

調査/分析力

今では数多くのゲームが世にリリースされていますが、その中でもヒットしているゲームはほんの一握りです。

ただ作りたいゲームを作るだけではヒットする可能性は低く、どういった層がどういったゲームを好んでいるのか?など徹底した調査・分析をしなければヒットゲームを開発することは難しいでしょう。

売れるゲームを生み出す為にも調査分析は必要で、特にゲームプロデューサーやゲームディレクター、ゲームプランナーにとっては欠かせないスキルです。

ゲームクリエイターになるには

ゲームクリエイターになるには、大きく『独学』『学校』の2つがあります。

ゲーム業界以外でプログラミングやデザインなどの経験があるのであれば、その経験を活かしつつ独学で得たゲーム開発に必要な知識を元にゲーム業界に入りゲームプログラマーやゲームデザイナーなどのゲームクリエイターになることも十分可能ではあるでしょう。

ただ、プログラミングやデザインなど完全未経験であれば学校で学ぶことをおすすめします。

ゲームクリエイターになるためにはゲームを作るためのスキルだけではなく、その他にも必要されるスキルや知識があります。

その為、ゲームクリエイターを目指せるカリキュラムが整っている学校の方が未経験者にとっては基礎からしっかりと学べ挫折しにくくおすすめです。

ちなみにゲームクリエイターを目指せる学校と言っても大きく『大学・専門学校』『オンラインスクール』の2つあります。

大学・専門学校

一つは学生の進学の選択肢としてある大学や専門学校です。

最近では、ゲームだけに関わらずプログラミングやデザインなどIT人材に必要なスキルや知識を学べる大学や専門学校がどんどん増えています

そしてもちろんゲームクリエイターを目指せる大学や専門学校も増えています。

リクルートの進路サイトである『スタディサプリ』でゲームクリエイターを目指せる大学や専門学校を検索すると大学は16件、専門学校は59件とかなり多いです。(※2021年8月時点)

ちなみに大学には私立の『デジタルハリウッド大学』というWebやCGデザイン、映像制作、プログラミングが学べる『デジハリ・オンラインスクール』などを運営しているデジタルハリウッド株式会社の大学などがあります。

また2019年には東京藝術大学が、日本の国立大学として初めてゲームコースを開設(大学院映像研究科内にゲームコースを開設)しています。

このように今では大学や専門学校などの教育機関でゲームクリエイターを目指せる環境が整ってきており、そして今後もこの流れが加速することが予測されます。

既に社会人として働いている人にとっては大学や専門学校に通って学ぶというのは難しい選択ですが、これから進学を控えておりゲームクリエイターを目指したい方にとっては、こういった学校に進学し専門的に学ぶのが良いでしょう。

オンラインスクール

前述で紹介した大学や専門学校でゲームクリエイターについて学ぶことは、既に社会人として働いている方にとっては難しいと思います。

そんな方にとっては仕事後の時間を活用して学べるスクールを選択するのが良いでしょう。

最近ではWebデザインスクールやプログラミングスクールはどんどん増えており、オンラインで完結できるスクールも増加しています。

そしてもちろんゲーム制作が学べるオンラインスクールもありますので、現在の仕事が忙しくても空き時間を活用し自宅で学びながらゲームクリエイターを目指せる環境が整っています。

その中でもおすすめなのは、『TECH STADIUM(テックスタジアム)』です。

TECH STADIUMはオンラインで完結するゲームクリエイターを目指す方向けのスクールで、エンジニアやクリエイターとして活躍している方からゲーム開発に必要なプログラミング等を1コース9万円(税抜)と非常にリーズナブルな価格で学ぶことができます。

またTECH STADIUMではゲームクリエイターとしての就職・転職サポートも無料で支援しており、TECH STADIUM経由で就職が決まれば授業料は全額返金されます。

ゲームクリエイターを目指すならおすすめのオンラインスクールですので、気になる方はまずはオンライン事前説明会にお申込みすることをおすすめします。

ゲームクリエイターにおすすめの資格

ゲームクリエイターになるために資格は必要ありませんが、資格があることに損はありませんし、資格があることで容易に自身のスキルをアピールすることができます。

そこでゲームクリエイターとしての能力を証明するために役立つにおすすめの資格を紹介します。

  • C言語プログラミング能力認定試験
  • CGクリエイター/エンジニア検定
  • Unity認定資格試験
  • Illustrator/Photoshopクリエイター能力検定

C言語プログラミング能力認定試験

C言語プログラミング能力認定試験は、C言語のプログラミング能力を証明する資格試験です。

C言語はゲーム開発で使用されることがありますし、C系言語であるC++やC#はよく使用されていますので、ゲームクリエイターとしてC言語のスキルが必要とされることも多いでしょう。

その為、ゲームクリエイターにC言語のプログラミング能力を証明できるC言語プログラミング能力認定試験がおすすめです。

階級は3段階に分かれており、5,200円(税込)~受験することが出来ます。

ゲームクリエイターの中でも特にゲームプログラマーを目指すのであればチャレンジしてみて良い資格試験でしょう。

ちなみにC言語は難易度は高いですが、非常に人気でゲーム業界以外の多くの現場で使用されている汎用性の高いプログラミング言語ですので、C言語のスキルがあれば様々な現場で活躍できます。

CGクリエイター/エンジニア検定

CG領域でデザインや開発・設計の能力を証明できる資格試験としてCGクリエイター検定とCGエンジニア検定があります。

ゲーム開発ではCG技術が使用されますので、ゲームクリエイターにおすすめの資格の一つです。

それぞれベーシックとエキスパートの2階級に分かれており、ベーシックは5,600円でエキスパートは6,700円で検定を受験できます。

ゲームクリエイターの中でもゲームデザイナーやゲームプログラマーにおすすめです。

CG技術はゲーム業界だけではなく、アニメやCMなど映像関連の業界では必要なスキルですので、これらの資格を取得しておくことで様々な業界でも役立ちます。

Unity認定資格試験

Unity認定資格試験は、ゲームエンジンであるUnityの能力を証明する資格試験です。

ゲームエンジンはゲーム開発でよく使用されており、その中でもシェアの高いUnityはゲームクリエイターとしては欠かせないスキルです。

Unityの認定資格は大きく4つの階級に分かれており、階級の中でもいくつかコースがあります。

ゲームクリエイターであればかなりおすすめの資格試験です。

Unityはゲームエンジンですが、VR開発にも使用され医療や建築など様々業界で活躍していますので、非常に需要の高いスキルです。

Illustrator/Photoshopクリエイター能力検定

デザインに欠かせないソフトであるIllustratorとPhotoshopのスキルを証明できるIllustratorクリエイター能力検定とPhotoshopクリエイター能力検定があります。

ゲーム業界に限らずデザイン業務にはほぼ必ずIllustratorとPhotoshopを使用しますので、その能力を証明できるこの2つの資格はデザイナーであればおすすめです。

Illustratorクリエイター能力検定とPhotoshopクリエイター能力検定は、それぞれスタンダードとエキスパートの2階級に分かれており、スタンダードは7,600円でエキスパートは8,600円で検定を受験できます。

ゲームクリエイターの中でもゲームデザイナーにおすすめの資格です。

最後に

国内だけではなく世界的にゲーム市場は拡大しています。

そしてそんなゲーム業界を支えるゲームクリエイターにも注目が集まっています。

今ではゲームクリエイターになるために必要な知識が大学や専門学校でも学ぶことができ、オンラインで自宅で学ぶことも出来ます。

仕事内容にもよりますがゲームクリエイターは非常に稼げる職種でもあります。

このようにゲームクリエイターになるための環境は整備され、ゲームクリエイターになった後も夢のある環境がゲーム業界にはあります

ゲームが好きな方やゲーム作りに興味のある方はぜひゲームクリエイターを目指してみてはいかがでしょうか?