Web系開発でのJava案件とAndroidアプリ開発でのJava案件の単価相場を比較
Javaといえば、Web系や業務系の開発に加えAndroidアプリ開発にも使用されるプログラミング言語です。
今回はJavaを使用したWeb系の開発案件とAndroidアプリ開発案件の相場を比較していきます。今後Javaエンジニアとしてどちらに進むべきなのか等参考にしてみてください。
Web系JavaとAndroid系Javaの単価相場の比較

まずグラフの説明をすると青色がJavaを使用したWeb系開発案件の単価相場で、橙色がJavaを使用したAndroidアプリ開発案件の単価相場です。
互いに単価相場は60~70万円台辺りとなっており、全体の6割を占めていますが、Web系のJava開発案件の場合は、60万円台の次に70万円台が多くなっており、逆にAndroidアプリのJava開発案件の場合は、70万円台の次に60万円台が多くなっています。
大きく単価相場に差はないですが、Androidアプリ開発の方が若干単価相場は高いと見て良いでしょう。
また80万円台以上で見ると、Androidアプリ開発の方が割合は多い傾向にあります。
つまりJavaエンジニアとしてより高い単価を望むのであれば、Androidアプリエンジニアを目指すのが良いでしょう。
JavaエンジニアはAndroidアプリ開発へ進むべきなのか?
ただ単価相場が高いからと言って、Androidアプリ開発へ進むべきなのか?と言われるとそうではありません。たしかに現時点高単価を目指すのであれば、Androidアプリ開発へ進むのが良いことは前述からも分かります。
しかし今後のAndroidアプリ開発でのJavaの立ち位置は不安定です。Javaエンジニアとして長く活躍していきたいのであれば、十分に考えるべきでしょう。
なぜAndroidアプリ開発でのJavaの立ち位置が不安定かと言うとそれはKotlinの存在です。2019年にGoogleはAndroidアプリの開発言語としてKotlinを推奨すると発表しております。
長年Javaが推奨言語であったにも関わらず、取って代わっている状況です。その為今後はAndroidアプリ開発においてKotlinファーストになっていく事は明確でしょう。
そういった背景もあり最近日本でもJavaによるAndroidアプリ開発案件が減少し、Kotlinの開発案件が増加している傾向にあります。またJavaからKotlinへの移行案件も出てきている状況です。
そのため近い将来JavaのAndroidアプリ開発案件の需要は下がっていく事が想定されます。
つまりJavaエンジニアとして長く活躍していきたいのであれば、Androidアプリ開発以外の道の方が良いでしょう。
逆にAndroidアプリ開発へ進みたいのであれば、JavaではなくKotlin習得を前提とするべきでしょう。
最後に
Javaの開発領域で単価相場を比較してみましたが、想像していた通りニーズの高いAndroidアプリ開発案件の単価相場の方が高いことが分かりました。
しかし今後どうなるかという点で見るとJavaでのAndroidアプリ開発案件の需要は減ってくると想定されます。
そのためAndroidアプリ開発へ進みたいJavaエンジニアの方は、Kotlin習得を前提として考えておく必要があるでしょう。
ただ現時点ではまだまだJavaでのAndroidアプリ開発案件があるのも事実です。今のうちにAndroidアプリ開発の環境を経験しておくのは良いでしょう。
今後Javaエンジニアとしての道をどう歩んでいくのか?ぜひ参考にしてみてください。
Web系のJava開発案件の単価相場と将来性
Javaを使用したWeb系の開発の場合、どれくらい稼げるのか?単価相場や平均単価、単価年推移などデータを交えながら解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
AndroidアプリのJava開発案件の単価相場や将来性
Javaを使用したAndroidアプリ開発の場合、いくら稼げるのか?単価相場や平均単価、単価年推移などデータを交えながら解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。