【iOSエンジニア必見】Objective-CとSwiftの単価相場の比較と特徴の違いを解説

SKILL プログラミング言語

 iOSアプリ開発をする上で代表的なプログラミング言語に、『Objective-C』と『Swift』の2つがあります。

正直、どちらのプログラミング言語を使ってiOSアプリ開発をする方が稼げるのか?というところは気になる方も多いでしょう。

ですので、今回はObjective-CとSwiftの単価相場を比較していきます。

ただ、最終的にどちらを選択するのが良いのかと考えると、それぞれの特徴を把握することも必要ですので、それぞれの特徴の違いも解説していきます。

  • Objective-CとSwiftの単価相場は?
  • Objective-CとSwiftのどちらが稼げるのか?
  • Objective-CとSwiftの特徴の違いは?
  • iOSアプリ開発でおすすめの言語はObjective-C?Swift?

これらの疑問をデータをも とに分かりやすく読み解いていきますのでぜひ参考にしてください。

Objective-CとSwiftの単価相場の比較

まずはObjective-CとSwiftの単価相場を比較していきます。

まずObjective-Cの単価相場は70万円台で、Swiftの単価相場も70万円台とそれぞれの単価相場は同じです。

さらに、それぞれの単価相場である70万円台の次に多いのは、Objective-CとSwiftのどちらも60万円台の案件となっており差はありません。

つまり、Objective-CとSwiftの単価相場やボリュームゾーンとなる金額帯に差はないと言えるでしょう。

ただ、それぞれ単体で見た時の単価相場やボリュームゾーンという数字で比較した場合は差はありませんが、それぞれの単価を軸に、Objective-CとSwiftを比較した時には若干差があるようです。

60万円台に関してはほぼ同じ割合ですが、40万円台以下の案件はSwiftよりもObjective-Cの方が多い傾向にあり、80万円台以上の案件はObjective-CよりもSwiftの方が多い傾向にあります。

つまり、どちらが稼げる可能性が高いかというとObjective-CよりもSwiftであることが分かります。

  • Objective-CとSwiftの単価相場は同じ水準
  • Objective-CよりSwiftの方が高単価な案件の割合は多いので稼ぎやすい

単純に高単価を目指したくて、iOSアプリエンジニアを目指すのであればSwiftがおすすめのプログラミング言語です。

Objective-CとSwiftの平均単価と中央値の比較

Objective-CとSwiftの『平均単価』『平均Min単価』『平均Max単価』『中央値』も比較してみましょう。

平均単価平均Min単価平均Max単価中央値
Objective-C75万円69万円78万円70万円
Swift84万円77万円87万円75万円

まずObjective-Cの平均単価は75万円で、Swiftの平均単価は84万円で、その差は9万円です。

Objective-Cのミニマム単価の平均は69万円で、Swiftのミニマム単価の平均は77万円で、その差は8万円です。

Objective-Cのマックス単価の平均は78万円で、Swiftのマックス単価の平均は87万円で、その差は9万円です。

Objective-Cの中央値は70万円で、Swiftの中央値は75万円で、その差は5万円です。

単価相場は同じ70万円台であっても細かく数字を見るとこれだけの差があり、どの視点から見てもObjective-CよりもSwiftの方が稼げることが分かります。

この数字からもiOSエンジニアとして稼ぎたいならObjective-CよりもSwiftの方がおすすめのプログラミング言語であるようです。

Objective-CとSwiftのメリット

Objective-CとSwiftは、どちらもiOSアプリやMacOS環境でアプリケーションを開発するのに使用されるプログラミング言語ですが、それぞれ異なるメリットがあります。

それではObjective-CとSwiftのそれぞれのメリットを解説していきます。

Objective-Cのメリット

まずObjective-Cのメリットはこちらです。

  • 豊富な実績
  • LinuxやWindows環境でも使用可能
  • C言語をベースとした言語

Objective-Cは30年以上という長い歴史があり、その間MacOS環境のアプリケーション開発やiOSアプリの開発を行ってきた豊富な実績があります。

その為、Objective-Cを使ったiOSアプリ開発の事例も多数あり情報量も多く、何か問題があった時の参考にできるなど解決策を見つけやすいメリットがあります。

基本的にObjective-Cは、Apple製品のMacOS環境やiOS環境の開発で使用されることがほとんどですが、LinuxやWindows環境でも使用することは出来ます。

またこれは短所ともなりえますが、Objective-Cという名前からも想像できる通り、C言語をベースとして開発されています。

その為、C言語の特徴も少なからずあり、親しみやすい方も多いでしょう。

Swiftのメリット

次にSwiftのメリットはこちらです。

  • 構文がシンプルで学習難易度も低い
  • Apple製品の開発に最適
  • Webフレームワークが充実

Swiftは、モダンなプログラミング言語です。つまりコードの可読性が高くシンプルな表記でプログラミングすることが可能なプログラミング言語です。

その為学習難易度も低く初心者でも比較的入りやすいです。そしてiPadで学べたりと学習環境も充実しています。

またSwiftは、Apple社によって開発されているプログラミング言語ですので、MacOS環境のアプリケーション開発やiOSアプリの開発などApple製品に関わるアプリの開発には最適な言語です。

さらに開発をより効率化させてくれるフレームワークが充実しています。代表的なSwiftのフレームワークは、『perfect』『Slimane』『Swifton』などが挙げられます。

Objective-CとSwiftのデメリット

Objective-CとSwiftには異なるメリットがあるように、異なるデメリットもあります。

それではObjective-CとSwiftのそれぞれのデメリットを解説していきます。

Objective-Cのデメリット

まずObjective-Cのデメリットはこちらです。

  • 構文が独特で学習難易度が高い
  • 開発の効率性と安定性が低い

Objective-Cは、表記が独特で可読性が低く、分かりづらいという難点があります。

その為、学習難易度は高く、初心者にはおすすめできるプログラミング言語ではありません。

また、可読性が低いというのも要因の一つではありますが、構文が分かりにくく複雑であることでミスの可能性は高まり、バグが起きやすいなど安定性は低いです。

さらにコード量も多い為、時間もかかり開発効率もあまり良いとは言えません

Objective-Cを使用してiOSアプリを開発する場合には、運用コストが大きくかかってしまうデメリットがあります。

Swiftのデメリット

次にSwiftのデメリットはこちらです。

  • 実績が少ない
  • 経験豊富なエンジニアが少ない

Swiftは、2014年に開発されて比較的新しいプログラミング言語です。登場次期から見ても分かるように、Objective-Cと比べれば実績はかなり少ないです。

その為、SwiftでのiOSアプリ開発の実例の情報も少なくなります。

また、企業側のデメリットではありますが、iOSアプリをSwiftで開発したくとも熟練のSwiftエンジニアはかなり限られてしまいます。

ただ逆にエンジニア側であれば、早めにSwiftを学んでおけば、iOSエンジニアの中でも優位に立てる可能性はあります。

Objective-CとSwiftの特徴の違い

先ほどObjective-CとSwiftのメリットとデメリットを紹介しましたが、それぞれの特徴の違いをまとめると下記のようになります。

  • 起源
  • 実績の豊富さ
  • 可読性及び安定性
  • 学習難易度

起源

Objective-Cは、MacOS環境やiOS環境でのアプリケーション開発の最適な言語として広く使用されていましたが、Apple社が開発したプログラミング言語ではありません。

それに対してSwiftは、Apple社が長年かけて開発したMacOS環境やiOS環境に最適なプログラミング言語です。

今でこそどちらも使用はされていますが、それぞれの起源を見る限り、今後iOSアプリの開発はSwiftが当たり前の環境になっていく事が予想できます。

実績の豊富さ

MacOS環境のアプリケーション開発やiOSアプリの開発では、SwiftよりもObjective-Cの方が長く豊富な実績があります。

その為、実例などの情報量もObjective-Cの方が多い傾向にはあります。

ただ年月という期間は覆す事は出来ないですが、開発数という実績では逆転の可能性は大いにありますので、豊富な実績というObjective-Cのメリットも今だけの可能性もあるでしょう。

可読性・安定性・効率

可読性・安定性・効率という点では、Objective-CよりもSwiftの方が優れています。

Objective-Cは、コードが分かりづらく読み書きが難しい言語です。つまり可読性が低い言語です。これにより、開発を進めるにもバグが発生するリスクが高く、安定性は低くなってしまいます。さらに、コード量が多いという特徴もあるので、開発効率は決して良いとは言えません。

それに対して、Swiftはモダンなプログラミング言語です。つまり、読み書きしやすい可読性の高い言語です。さらに不具合の起きるコードを見つけ出し事前に知らせてくれるため安定性も高く、シンプルな構文ですので開発も効率的に進めることが出来ます。

Objective-CとSwiftでは、真逆に近い特徴の差になっています。

学習難易度

学習難易度は、Objective-CよりもSwiftの方が低く、初心者にはおすすめのプログラミング言語です。

学習難易度が低い理由は、前述の違いの理由と同様で、それぞれのプログラミング言語の可読性の差が大きいです。

読み書きがしやすいので、Swiftの方が初心者にはおすすめで学習しやすいプログラミング言語です。

Objective-CとSwiftのトレンドの比較

Objective-CとSwiftの2つのプログラミング言語のトレンドは、どういった差があるのか、Googleトレンドを使って出してみましたので紹介します。

Objective-CとSwiftの日本のトレンドの比較

まず日本国内でみたObjective-CとSwiftのトレンドの比較です。

まず2014年にSwiftが登場しましたので、そのタイミングでSwiftのトレンド数値が上昇していることが分かります。

そこから一度Swiftのトレンド数値は下がっていますが、Swiftが登場して約1年後の2015年6月頃には、Objective-Cとトレンド数値は逆転しています。

一気にSwiftが追い抜いている状況で、Objective-CとSwiftとでは今では圧倒的なトレンド差があります。

Objective-CとSwiftの世界のトレンドの比較

続いて世界でみたObjective-CとSwiftのトレンドの比較です。

こちらも日本のトレンド同様、Swiftが登場した2014年のタイミングでSwiftのトレンド数値が上昇していることが分かります。

ただそこからは日本のトレンドとは少し違い、一度Swiftのトレンド数値は下がっているものの、2014年内にはすでにObjective-Cのトレンド数値と逆転しています。

日本よりもあっというまにSwiftがObjective-Cを追い抜いている状況です。現時点は、Objective-CとSwiftとではトレンドに大きな差があります。

iOSエンジニアにおすすめのプログラミング言語はどっち?

これまで比較してきましたが、Objective-CとSwiftの単価相場の比較や特徴の違い、トレンドの比較をしてきましたが、iOSエンジニアにとってObjective-CよりもSwiftの方が圧倒的に良さそうだと感じた方も多いのではないでしょうか?

本記事をまとめると下記がObjective-CとSwiftの比較結果になります。

  • 単価相場はObjective-CよりもSwiftの方が高い
  • 平均単価や中央値もSwiftの方が高い
  • SwiftはApple社によって開発されたプログラミング言語
  • Swiftはモダンな言語で開発に最適
  • 学習難易度もSwiftの方が低く、Objective-Cよりも初学者向け
  • トレンドでもSwiftの方が高い

Objective-CよりもSwiftの方が稼ぎやすく、開発ではSwiftの方がメリットが高く、そしてApple社が開発したのでObjective-CよりもSwiftがiOSアプリ開発に推奨されている。さらには、学習難易度もSwiftの方が低いので、初心者でも入りやすい。

結論、iOSエンジニアにとってはSwiftの方が断然良い!ということになります。

今ではまだまだObjective-Cが使用されている現場も多くありますが、今後はSwiftが主流になっていくでしょう。

登場して間もないからこそ今の内に習得し、現場で活躍しておけば将来的に大きなアドバンテージとなるかもしれません。

ぜひ興味のある方は、Swiftを学んでみてはいかがでしょうか。