Objective-C案件の単価相場と将来性。本当にオワコンなのか?

SKILL プログラミング言語

iOSアプリやMacOSアプリの開発に使用されるプログラミング言語として豊富な実績のある『Objective-C』。

今回はObjective-Cはどれくらい稼げるのか?Objective-Cの単価相場や平均単価について解説していきます。

また、Objective-Cの将来性や特徴について、Objective-Cでできることなども解説していきますので、Objective-Cについて気になる方やiOSエンジニアを目指す方などはぜひ参考にして下さい。

Objective-C案件の単価相場

Objective-Cは70万円台の案件が多くなっており、次いで60万円台の案件が多くなっていますので、Objective-C案件の単価相場は60~70万円台と見て良いでしょう。

年換算すると、Objective-Cの年収は720~840万円が相場となります。

iOSアプリの開発という需要の高い分野に使用されるプログラミング言語ということもあってか、80万円台の案件も比較的多くなっており、Objective-Cは高単価の案件が多い傾向にあるようです。

ちなみにフリーランスエンジニア専門エージェントNo.1である『レバテックフリーランス』でObjective-C案件を検索すると、70~80万円台の案件が非常に多くなっています。(※2021年7月実績)

Objective-C案件の平均単価と中央値

Objective-C案件の『平均単価』『平均Min単価』『平均Max単価』『中央値』はこのようになっています。

Objective-C案件の平均単価は75万円で、中央値は70万円となっており、Objective-C案件のミニマム単価の平均は69万円で、マックス単価の平均は78万円となっています。

Objective-C案件の単価の中央値は70万円となっていますので、Objective-C案件に参画することができれば70万円以上を稼ぐことも難しくないでしょう。

また年換算すると、Objective-C案件の半分以上は年収840万円以上となり、やはりこの表を見てもObjective-Cは高単価の案件が多い傾向にあることが分かります。

ちなみに『レバテックフリーランス』でObjective-C案件を検索すると、平均単価は76万円で最高単価は115万円と非常に高額になっています。(※2021年7月実績)

Objective-C案件の単価相場の動向

Objective-C案件は、どの年代も60~70万円台あたりが単価相場となっています。

ただ、2015年と2016年は70万円台の案件が多い傾向にあったのに対し、2017年と2018年には60万円台へと下がり、2019年には再び70万円台がボリュームゾーンへと戻っています。

また、2019年は80万円台以上の高単価の案件の割合が全体的に増加している傾向にあるようです。

ちなみにレバテックフリーランスでObjective-C案件を検索すると、70~80万円台の案件が圧倒的に多くなっています。(※2021年7月実績)

つまりObjective-Cは、単価別の案件数の割合で見ると高単価の案件が割合的には増加傾向にあるようです。

Objective-Cの将来性

Objective-C案件の単価相場や平均単価、これまでの単価相場の動向を紹介してきましたが、Objective-Cは高単価の案件が多く、割合的には高単価の案件が年々増加している傾向にありますが、将来性はどうなのでしょうか。

一見Objective-Cの単価などを見ていくと、高単価の案件も増えておりニーズは高まっているのではないか?と感じるかもしれません。

もちろん今は、高単価の案件も多く稼げるプログラミング言語ですが、決してObjective-Cの将来性は高いとは言えません

その理由はこちらです。

  • Swiftの台頭
  • Objective-CとSwiftの特徴の差

Apple社が開発したプログラミング言語であるSwiftの台頭

昔からiOSアプリの開発に使用されるプログラミング言語といえば『Objective-C』でしたが、2014年頃から『Swift』というプログラミング言語が登場してきました。

そしてこのSwiftはApple社によって開発されたプログラミング言語です。

iOSはApple社のiPhoneやiPadなどに搭載されているOSですので、iOSアプリ開発においてSwiftがObjective-Cに大きな影響を与えることは明白です。

実際、Objective-Cは1984年に登場し20年以上長きにわたりiOSアプリの開発をになってきましたが、Swiftが登場して7年ほどたった今、既にiOSアプリ開発の案件数はObjective-CよりもSwiftの方が多くなっています。

そしてそれに伴い、iOSアプリ開発におけるObjective-Cの案件数は徐々に減少している傾向にあります。

Swiftの台頭によりObjective-Cの需要は下がっています。

Objective-CとSwiftの特徴の差

Objective-CとSwiftとでは、特徴に大きく差があります。

Swiftは、Objective-Cをベースに開発されており、良い点は引き継ぎつつ悪い点は改良されて登場したモダンなプログラミング言語ですので、パフォーマンスはSwiftの方が上です。

Objective-CとSwiftの互換性

Objective-CとSwiftには互換性があり、Objective-CとSwiftのコードが混在していても問題ありません。

その為、Objective-Cで開発途中のアプリをそのままSwiftで開発することも可能で、Objective-CからSwiftへ容易に移行できる環境があります。

さらには、Objective-CのフレームワークやライブラリをSwiftで使用できるなど、シームレスに使用できる特徴もあります。

このように、iOSアプリ開発においてはObjective-CよりもSwiftの方が様々な点において優位な位置にいますので、Objective-Cの将来性は低いと想像できます。

実際にObjective-Cは人気のプログラミング言語での順位も下がっています

Objective-Cとは

ここまでObjective-Cの単価相場や平均単価、将来性など解説してきましたが、そもそもObjective-Cとは何なのか?など解説していきます。

Objective-Cは、1984年にC言語をベースに開発されたプログラミング言語で、iOSやMacOSのアプリやソフトウェア開発に使用されます。

現在はiOSやMacOSなどのOSを持っているApple社によって運営されています。

C言語がベースということで、Objective-CとC言語には互換性があり、C言語の長所である処理速度の速さを受け継いでいます。

ただ、学習コストが高く初心者向けには程遠いです。

今でこそSwiftの方が需要は高いですが、古くからiOSアプリの開発に使用されている豊富な実績があり、すでにリリースされているスマホアプリにも多く使用されています。

Objective-Cの特徴

Objective-Cの特徴はこちらです。

  • 豊富な実績
  • C言語をベースとしたプログラミング言語

豊富な実績

Objective-Cは登場して30年以上経ち、20年以上iOSやMacOSのアプリの開発に使用されている豊富な実績があります。

その為、Objective-Cを使ったiOSアプリ開発の事例も多数あり情報量も多く、困った時の解決策となる情報も見つけやすいでしょう。

C言語をベースとしたプログラミング言語

Objective-Cは、C言語をベースとして開発されています。

その為、表記などC言語の特徴もありますので、C言語に馴染みのある方は親しみやすく、比較的学習コストも低くなるでしょう。

ただ、C言語に馴染みの無い方にとっては、少し複雑で学習難易度は高くなります。

Objective-Cでできること

Objective-Cは、ほぼiOSもしくはMacOSのアプリ開発でしか使用されません。

逆に言うとスマホアプリというニーズの高い領域でObjective-Cは活躍できるプログラミング言語です。

しかし、そのiOSやMacOSのアプリ開発はSwiftの需要が拡大し、Objective-Cは衰退傾向にはあります。

ただ、スマホアプリ自体かなり需要の高い領域であり、現時点ではObjective-Cのスキルを持つエンジニアを募集する案件もまだまだ多くあります

最後に

iOSアプリ開発に使用されるプログラミング言語である『Objective-C』の単価相場や将来性、特徴などについて解説してきました。

Objective-Cは、豊富な開発実績があり高単価の案件もたくさんありますが、Swiftの台頭で需要は減少傾向にあり将来性は決して高いとは言えないプログラミング言語になりつつあります。

まだまだ案件もあり活躍はできますが、今後iOSエンジニアを目指す方はSwiftの習得をおすすめしますし、Objective-Cエンジニアとして活躍している方はSwiftへの移行をおすすめします。