5つのRDBMSを比較!最も稼げるRDBMSは?DB2/Oracle/Access/MariaDB/Aurora

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DBとして多くの企業が採用する『RDBMS(リレーショナルデータベース)』。

RDBMSは『大手のIT関連企業』が開発し提供しているものが多くあります。

今回はそんな『大手のIT関連企業』が提供するRDBMSの中で比較的知名度の高い『IBM DB2』『Oracle DB』『Microsoft Access』『MariaDB』『Amazon Aurora』の5つのRDBMSの単価相場と単価相場の動向を比較していきます。

どのRDBMSが最も稼げるのか?そして将来性が高いのか?データを交えながら解説していきます。

RDBMSについてもっと知りたい方はこちらも参考にしてください。

IBM DB2

まず最初に紹介する『大手IT関連企業』が提供するRDBMSは、アメリカに本社を構え170ヵ国以上で事業を展開するIT関連の多国籍企業である『IBM』が開発・提供する『IBM DB2』です。

それでは早速、IBM DB2案件の単価相場や単価相場の動向を紹介していきます。

IBM DB2案件の単価相場

IBM DB2はどれくらい稼げるのか?IBM DB2案件の単価相場を紹介します。

IBM DB2案件の単価相場は60万円台となっています。

次いで50万円台の案件が多くなっており、60万円台と50万円台の間に大きな差はないので、広く見ると50~60万円台がIBM DB2案件の単価相場と見ても良いでしょう。

単価相場より高い70万円台の案件となるとかなり減ってきており、さらに80万円台以上の高単価な案件となるとさらに少なくなっています。

IBM DB2のエンジニアとして高単価の案件を目指すのは比較的難易度が高いように思えます。

IBM DB2案件の単価相場の動向

続いてIBM DB2案件の単価相場の動向を元に将来性を見ていきましょう。

IBM DB2案件の単価相場を各年ごとに見ると、増減の動きがあるようです。

広く見た単価相場で判断すると、2015年のIBM DB2案件の単価相場は50~60万円台だったものの2016年には50万円台と減少傾向になっています。

そして、2017年には再び単価相場が50~60万円台となり、2018年には60万円台増加傾向にあったものの2019年のIBM DB2の単価相場は50万円台と下がっています

また、単価相場の金額より高い70万円台以上の案件は、全体的に見ると減少傾向にあるようです。

つまり、IBM DB2は少し人気に陰りが出てきており、稼ぎにくいRDBMSへとなってきています。

IBM DB2とは

IBM DB2は名前の通りIBMによって開発されたリレーショナルデータベース管理システムです。

IBMは省略され『DB2』と呼ばれることが多いです。

IBM DB2はIBMが開発ということもあり、IBMの『メインフレームOS(OS/400など)』との相性が良いです。その他、UNIX系OSやWindowsOSなど幅広いOSに対応しています。

また、IBM DB2は1983年に登場し約40年弱もの長い歴史と実績があり、SQLを初めて採用したRDBMSと言われています。

IBM DB2の最大の特徴はXML機能で、XML専用の処理エンジンを搭載しています。これにより高速かつ柔軟に処理できる環境を整えています。

※XMLとは、文章の構造を記述するためのマークアップ言語で主にデータのやりとりや管理を簡単にする目的で使われます。

IBMという大手のIT関連企業が提供しており、実績の高いRDBMSとなっています。

Oracle DB

2つ目に紹介する『大手IT関連企業』が提供するRDBMSは、アメリカに本社を構えソフトウェア企業として世界第2位に位置する『Oracle』が開発・提供する『Oracle DB』です。

それでは早速、Oracle DB案件の単価相場と単価相場の動向を紹介していきます。

Oracle DB案件の単価相場

まずOracle DB案件はどれくらい稼げるのか?Oracle DB案件の単価相場を紹介します。

Oracle DB案件の単価相場は60万円台となっています。

次いで50万円台の案件が多くなっており、60万円台との差も大きくはないので、広く見ると50~60万円台がOracle DB案件の単価相場と見ても良いでしょう。

また、70万円台の案件も比較的多くあるようですので、単価相場以上の金額も十分目指せるでしょうが、80万円台以上の案件となるとかなり減ってきています。

Oracle DBでより高単価を目指すのは難しいかもしれません。

ただ、案件数自体は非常に多くありますので、高単価を目指せる可能性はあります

Oracle DB案件の単価相場の動向

ではOracle DB案件の単価相場の動向を元に将来性を見ていきましょう。

Oracle DB案件の単価相場は、2018年に一度50万円台へ下がっているものの、その他の年代は60万円台が単価相場となっています。

また、単価相場を基準にし50万円台以下の案件は減少傾向にあり、反対に70万円以上の案件は増加傾向にあります。

そして、2019年は70万円台以上の案件の割合が他年代に比べ最も多くなっています。

つまり、Oracle DBは年々稼ぎやすい環境へとなってきており、需要の増加が見られるRDBMSであることが分かります。

Oracle DBとは

Oracle DBはOracle社により開発されたリレーショナルデータベース管理システムです。

Oracle DBと呼ばれることが多いですが、単に『Oracle』と呼ばれることもあります。

Oracle DBは世界初の商用のRDBMSで、幅広いOSをサポートしているクロスプラットフォーム対応のRDBMSです。

またOracle DBの特徴として挙げられるのが、堅牢性や移植性です。

災害対策などのために、データベースの遠隔複製機能を備えており、様々な障害からデータベースを保護できる環境です。

非常事態でもサービスを継続的に運用できる便利な機能です。

またOracle DBのAPI周りはC言語で書かれており、各種ツールのほとんどもC言語です。それにより多くのプラットフォームで移植性が高くなっています。

Oracle DBの資格として有名な『オラクルマスター(ORACLE MASTER)』というものがあります。知名度の高い資格で、非常に実績の高い資格です。

Oracle DBは人気・シェアも非常に高く、データベースエンジニアであれば資格も含めて持っておきたいRDBMSです。

Microsoft Access

3つ目に紹介する『大手IT関連企業』が提供するRDBMSは、アメリカに本社を構え、ソフトウェア企業世界No.1で時価総額ランキング3位の『Microsoft』が開発・提供する『Microsoft Access』です。

それでは早速、Microsoft Access案件の単価相場や単価相場の動向を紹介していきます。

Microsoft Accessの案件単価相場

まずMicrosoft Access案件はどれくらい稼げるのか?Microsoft Access案件の単価相場を紹介します。

Microsoft Access案件の単価相場は50万円台となっています。

次いで60万円台と40万円台の案件が多くなっていますが、50万円台との差は少しありますので、広く見ても50万円台がMicrosoft Access案件の単価相場と見て良いでしょう。

60万円台の案件は比較的多いので、十分目指せる範囲ではあります。

しかし、70万円台以上の高単価な案件となるとかなり減ってきます。Microsoft Accessで高単価の案件を獲得することを目指すのは難しいでしょう。

Microsoft Access案件の単価相場の動向

ではMicrosoft Access案件の単価相場の動向を元に将来性を見てみましょう。

Microsoft Access案件の単価相場は、2015年から2018年までは50万円台となっていましたが、徐々に60万円台の割合が高まり、2019年には60万円台がMicrosoft Access案件の単価相場へと移り変わっています。

ただ、40万円台以下の割合や70万円台以上の割合はどの年代でも大差はありません。

つまり、単価相場は50万円台から60万円台に増額しているものの大きく稼ぎやすい環境になっている訳ではありません。

とはいえ、Microsoft Access案件の単価相場が増額しているのは事実ですので、若干は稼ぎやすくなっている状況です。

Microsoft Accessとは

Microsoft Accessとは、Microsoft社により開発されたリレーショナルデータベース管理システムのソフトウェアです。

正式名所は、『Microsoft Office Access』でExcelなどのMicrosoft Officeと同じうような立ち位置にいるソフトウェアです。

そのためMicrosoft Accessは他RDBMSと比較されるだけではなく、Excelと比較されることも多いです。

またMicrosoft Accessは一般的に『Access』と呼ばれることが多いです。

Microsoft Accessはデータベースと開発環境と実行環境が一つにまとまっているのが特徴で、簡単にデータの管理や分析を行うことが可能です。

Excelと比較すると大規模なデータ分析に向いており、より効率的に扱えるのでExcelの上位交換版としても活用することが可能です。

また、小規模の簡単なアプリケーションの構築であれば、比較的初心者でも扱いやすいという特徴もあります。

高度なアプリケーションの構築も可能ですが、小規模且つ少人数で利用するRDBMSとしての需要が高いです。

MariaDB

4つ目に紹介するのはスタートアップの企業が提供するRDBMSではありますが、アメリカに本社を置く『MariaDB Corporation』が運営する『MariaDB』です。

それでは早速、MariaDB案件の単価相場と単価相場の動向を紹介していきます。

MariaDB案件の単価相場

まずMariaDB案件はどれくらい稼げるのか?MariaDB案件の単価相場を紹介します。

MariaDB案件の単価相場は60万円台となっています。

次いで70万円台の案件が多くなっており、60万円台と大きな差はない状況ではありますので、広く見ると60~70万円台がMariaDB案件の単価相場と見ても良いでしょう。

ただ、案件数からも分かるように数自体は非常に少なく、MariaDBの需要は現時点では決して高いとは言えません。

しかし、現在徐々にシェアを拡大しているRDBMSですので今後需要が高くなってくる可能性は大いにありますし、実際に他RDBMSに比べると、50万円台より70万円台の案件の方が多いなど比較的高単価な案件の割合が高くなっています。

MariaDB案件の単価相場の動向

ではMariaDB案件の単価相場の動向を元に将来性をみていきましょう。

MariaDBの需要がまだまだ高い訳ではなく案件数が少ないため、このグラフで動向を正確に測るのは難しいです。

それでもあくまでこのグラフで見ていくと、MariaDB案件の単価相場は、2017年は70万円台であったものの2018年以降は60万円台となっており、減額傾向にあるようです。

ただ、2018年から2019年にかけて70万円台の案件は増加傾向にあり、全体的に80万円台以上の高単価の案件の割合も増加している傾向にあります。

まだまだ需要が少ないので何とも言えませんが、MariaDBは少しずつ稼ぎやすい環境になるかもしれません。

MariaDBとは

MariaDBとは、MySQLのオリジナルコードの作者により開発されており、MySQLから派生したオープンソースのリレーショナルデータベース管理システムです。

そして現在は、MariaDB Corporationによって提供されています。

MySQLの後継ともいわれており、MySQLとの高い互換性がありますが、MySQLにはない独自の機能も搭載されています。

まだまだRDBMS全体のシェア率で見ると低いですが、今徐々にシェアを拡大しており、実際にGoogleでもMySQLからMariaDBへ切り替えられている動きもあります。

さらに、多くのLinuxディストリビューションの標準のDBとして採用されている状況です。

MariaDBは、拡張可能なデータベースプラットフォームであるため、Webやクラウド・IoTといったアプリケーションや分析システムなど様々な用途で活躍できるRDBMSです。

他RDBMSに比べ大手企業が運営しているものではないですが、MySQLの後継RDBMSとして注目されているRDBMSですので、データベースエンジニアは要チェックですし、今後データベースエンジニアを目指す人にはおすすめのRDBMSでしょう。

Amazon Aurora

最後に紹介する『大手IT関連企業』が提供するRDBMSは、Amazonの子会社である『AWS(アマゾンウェブサービス)』によって開発・提供している『Amazon Aurora』です。

それでは早速、Amazon Aurora案件の単価相場を紹介していきます。

※案件数が少なかったためAmazon Aurora案件の単価相場の動向はありません。

Amazon Aurora案件の単価相場

まずAmazon Aurora案件はどれくらい稼げるのか?Amazon Aurora案件の単価相場を紹介します。

Amazon Aurora案件の単価相場は70万円台となっています。

次いで60万円台の案件が多くなっており、70万円台の案件との差も無いので、広く見ると60~70万円台がAmazon Aurora案件の単価相場と見て良いでしょう。

また80万円台以上の案件も割合的に見れば一定数あり、100万円台以上も十分目指せるようです。

Amazon Auroraは需要は少ないですが、比較的高単価を目指しやすいRDBMSです。

Amazon Auroraとは

Amazon Auroraは、2014年にAmazon Web Servicesによってクラウド向けに開発され提供されているリレーショナルデータベース管理システムです。

リリース時にはすでにMySQLとの互換性を持たせており、2017年にはPostgreSQLとの互換性を追加しています。

パフォーマンスは、高速で『MySQLの5倍』『PostgreSQLの最大3倍』と言われています。

また、耐障害性自己修復機能を備えており耐久性が高いのも特徴の一つです。

さらに、AWSの分散型のリレーショナルデータベースサービスであるAmazon RDS(Amazon Relational Database Service)の一部としても利用することが出来ます。

RDBMSの中では比較的新しいものであり、まだまだ需要は高くはないですが、今後の動きは注目しておくべきRDBMSと言えるでしょう。

DB2とOracleとAccessとMariaDBとAuroraの比較

これまで大手IT関連企業が提供するRDBMSとして『IBM DB2』『Oracle DB』『Microsoft Access』『MariaDB』『Amazon Aurora』の5つのRDBMS案件の単価相場と単価相場の動向を紹介してきましたが、実際にそれらを比較していきます。

  • 単価相場
  • 将来性
  • 人気・シェア

この3つの視点で比較していきます。

単価相場の比較

5つのRDBMSの内どれがもっとも稼ぎやすいのか?

IBM DB2』『Oracle DB』『Microsoft Access』『MariaDB』『Amazon Aurora』の5つのRDBMSの単価相場を比較していきます。

単価相場広く見た単価相場
IBM DB260万円台50~60万円台
Oracle DB60万円台50~60万円台
Microsoft Access50万円台50万円台
MariaDB60万円台60~70万円台
Amazon Aurora70万円台60~70万円台

これら5つのRDBMSを単価相場で比較すると、どのRDBMSも50~70万円台の範囲内が単価相場ではありますが、若干差があるようです。

単価相場の金額帯で見るともっとも高いのが、『Amazon Aurora』の70万円台となっています。

また広く見た単価相場で見ると、『MariaDB』と『Amazon Aurora』の60~70万円台が高くなっています。

この表だけを見て比較すれば5つのRDBMSの中で『Amazon Aurora』と『MariaDB』が稼ぎやすい環境であることが分かります。

ただ、この2つは需要は低く案件数自体は少ない傾向にありますので、堅実的に稼ぐ道を目指せすのであれば、『IBM DB2』や『Oracle DB』の方が良いかも言しれません。

将来性の比較

続いて『Amazon Aurora』を抜く4つのRDBMSの単価相場のデータを元に『IBM DB2』『Oracle DB』『Microsoft Access』『MariaDB』の将来性を比較していきます。

下記の表は、それぞれのRDBMSの各年代のピーク時に対しての『単価相場の金額の増減』と全体的な『単価相場以上の金額の増減の推移』を表しています。

単価相場単価相場以上の単価
IBM DB2減少変化なし
Oracle DB変化なし増加
Microsoft Access増加変化なし
MariaDB減少増加

どのRDBMSも違った傾向にあるようです。

この中でもIBM DB2は、単価相場以上の単価に関しては変化があまり無いものの単価相場が減少している点から、将来性が高いとは言えないでしょう。

逆にOracle DBは、単価相場に変化はないものの単価相場以上の単価の案件は増加傾向にあるため将来性は高いと思います。

MariaDBに関しても単価相場は減少していますが、単価相場以上の単価の案件は増加傾向にあるため将来性は比較的高いと見ても良いかもしれません。

ただもちろんそれぞれ改良されており、進化が激しいものですので、状況が大きく変わる可能性もあります。常にチェックはしておく必要があるでしょう。

人気・シェアの比較

最後に、『IBM DB2』『Oracle DB』『Microsoft Access』『MariaDB』『Amazon Aurora』の5つのRDBMSの人気・シェアを比較していきます。

5つの内の順位RDBMS全体での順位
IBM DB22位6位
Oracle DB1位1位
Microsoft Access3位11位
MariaDB4位12位
Amazon Aurora5位44位
参考サイト:https://db-engines.com/en/ranking

この5つのRDBMSの内、最も人気・シェアが高いのはOracle DBで、Oracle DBはRDBMS全体で見ても最も高くなっています。

IBM DB2やMicrosoft Access、MariaDBもRDBMS全体で見ても比較的高い順位に位置しています。

しかしAmazon Auroraのみ他と比べ大きな差があるようです。

ただ、この表を作成するのに参考にしたサイトによると上位3つのOracle DBとIBM DB2、Microsoft Accessはスコアが下がっているのに対して、下位2つのMariaDBとAmazon Auroraはスコアが上昇しています。

Amazon Aurora以外はRDBMSの中でも比較的人気・シェアは高いですが、Amazon Auroraも高くなる可能性があるかもしれません。

まとめ

これまで大手IT関連企業が提供する『IBM DB2』『Oracle DB』『Microsoft Access』『MariaDB』『Amazon Aurora』の5つのRDBMSの単価相場と単価相場の動向、その比較をしてきましたがいかがでしたでしょうか?

Oracle DBが人気・シェアNo.1ではありますが、MariaDBやAmazon Auroraなどの比較的新しいRDBMSが出てきており人気・シェアが高まっていますので、今後の需要の変化には注目しなければならない状況でしょう。

もちろんそれぞれのRDBMSによって得意な領域や不向きなものはあり、必要とされる現場は違いますが、あくまでどのRDBMSが稼げるのか?という視点で参考にしてもらえればと思います。

これからデータベースエンジニアを目指す方はぜひ参考にしてください!

SQLの名が付く4つのRDBMSの単価相場の比較記事もありますので、下記記事もぜひ参考にしてください。