Ruby案件の単価相場と将来性_フリーランスエンジニア向け
今回はRubyとRuby on Railsの将来性を見ていきましょう!
Rubyは一時期少し人気は下がっていて、「Rubyはまだ死んでいない」という記事が出るほどでした。
TIOBEのプログラミング言語のランキングを参照すると最高は8位までいっており、一時期20位くらいまで下がっていました。
再び11位まで上昇しており人気順位の上下が激しい傾向にあるようですが、今後はどうなっていくのでしょうか?
Rubyの案件単価相場と平均単価、案件単価の年推移データをもとに将来性を紹介します。
またRubyのフレームワークの代表格であるRuby on Rails(RoR)の案件単価相場と平均単価、案件単価の年推移のデータも交えて解説していきます。
目次
Rubyの案件単価相場
Rubyの案件単価相場はこちらです。

※2013年から取得したデータです。
相場は70万円台になっています。次いで60万円台が多くなっています。
Javaなど人気プログラミング言語に比べ順位は少し下で、人気に陰りがあると言われているものの70万円という高単価になっています。
Rubyの平均単価と中央値
2019年のRuby案件の「平均単価」「平均Min単価」「平均Max単価」「中央値」はこちらです。

平均単価は69万円で、中央値は70万円となっています。
2019年の単価と上記の案件単価相場グラフで大きな差はありませんので需要が伸びているようには見えませんが、やはりプログラミング言語としては高単価です。
データで見るRubyの将来性
Rubyの今後はいかがでしょうか?まずはRubyの案件単価の年推移のデータはこちらです。

2015年は圧倒的に70万円台という相場でしたが、2016年から2017年にかけて、60万円台に相場が移り変わっています。
この辺りから人気に陰りが出てきたのでしょうか?
ただ2018年は、60万円台が相場になってはいるものの、80万円台以上の案件が前年以前の数字を超えています。
そして2019年には70万円台の割合が高くなっており、70万円台と80万円台がほぼ同じ割合にまでなっています。
他有名なプログラミング言語である、JavaやPHPと比較するとかなり動きのある推移のようです。
このデータだけを見ると、高単価の割合が増加傾向にあるので需要が高まっているように思えます。
また80万円台が相場になってもおかしくはない状況のようにも見えます。
Rubyは終わったのか?とまで言われてますが、データを見る限りは逆に伸びていきそうな状況です。
Ruby自体の幅広いサービスで使用できるというメリットがあり、そして1番はフレームワークにRuby on Railsがいるということが、簡単に需要が落ちていかない要因だと思っています。
案件数自体も豊富にありまだまだ需要のあるRubyですが、興味のあるエンジニアはぜひ調べてみてください。
Ruby on Rails(RoR)の案件単価相場
続いてRubyのフレームワークであるRuby on Rails(RoR)の案件単価相場はこちらです。

Rubyと同じで70万円が相場になっています。
単価も高くやはり人気のフレームワークなのでしょう。
Ruby on Railsは、世界中の多くのサービスに使われているフレームワークです。
他フレームワークと比較しても案件数は多く、今後もニーズはあり続けるのでしょう。
Ruby on Rails(RoR)の平均単価と中央値
2019年のRuby on Rails(RoR)案件の「平均単価」「平均Min単価」「平均Max単価」「中央値」はこちらです。

Rubyと同じく平均単価は69万円で、中央値は70万円となっています。
平均のMin単価とMax単価は若干Rubyより高くなっている状況です。
Ruby on Railsも上記の案件単価相場グラフと大きな差はないので、2019年で需要が伸びているようには思えませんが、高単価であることには変わりないでしょう。
データで見るRuby on Rails(RoR)の将来性
Ruby on Rails(RoR)の案件単価の年推移はこちらです。

どの年代も70万円台の割合が高くなっています。
動きとしてはRubyと似たような動きですので、Rubyの需要と大きな関係があるように思えます。
Rubyを必要とする案件ではRuby on Railsも必須なケースが多いということでしょうか。
Ruby on Railsも2018年から80万円台以上の案件の割合が増加傾向にあります。
このデータを見ると需要が高まっているように思えます。
RubyのフレームワークにはSinatraというものもありますが、案件数も少なくRuby on Railsには遠く及ばない状況ですので今後の需要に大きな影響を与える可能性は低いでしょう。
ただAWSのサービスでRubyが公式にサポートされるようになっています。
これがRuby on Railsの今後の需要にどう影響してくるのかはチェックしておく必要があるでしょう。
Rubyとは
Rubyは、1995年にまつもとゆきひろ氏により開発されたオブジェクト志向のスクリプト言語です。
汎用性が高く多くのWebサービスに使用されており、その代表格としてはTwitterやクックパッドなどがあります。
ただ機械学習やスマホアプリ系の開発には不向きなので、その分野に進みたいエンジニアにはおすすめではない言語でしょう。
ただ読みやすく書きやすい言語の一つであり、大学でも教材として使用されることもある言語なので、初心者でも入り易いやすい言語です。
そして学びやすく入りやすい1番の理由は、日本人が作成したプログラミング言語であると言うことです。
そのため日本語でのドキュメントが豊富であったりと、学習において公用言語が障壁になるリスクはありません。
汎用性が高く且つ国産ということもあり日本では需要が高く、スタートアップやベンチャー企業でも採用されるケースは多いです。
またRuby on Railsとの関係性はかなり重要です。
他言語のフレームワークと比較してRuby on Railsの需要は高いです。
Ruby on Railsの需要が高ければ必然的にRubyの需要も高まるでしょう。
Rubyもまだまだ期待できる言語でしょう!
これらのメリットを踏まえて是非今後の言語習得に役立てて下さい。
Ruby on Rails(RoR)とは
Ruby on Railsは、2004年にデイヴィッド・ハイネマイヤー・ハンソン氏により開発されました。
Ruby on Railsはよく「RoR」や「Rails」と呼ばれることが多く、案件にもこのように記載されていることもあります。
そこで何?と思わず、「Ruby on Rails」だと認識しましょう。
一番の特徴は、他のフレームワークに比べ速度が速いということがあげられます。
それにより多くのWebサービスで使用されており、人気の高いフレームワークになっています。
ベンチャー企業での人気はさることながら、SNSやマッチングサービスだけではなく、最近はオンラインのゲームの開発や業務システムにも採用されています。
さらにRuby on Railsを必要とする案件数も他フレームワークに比べ多い傾向にあり、需要の高さがうかがえます。
フレームワークを学ぶのであればRuby on Railsはおすすめと言えるでしょう。
またRubyとの関係性も重要です。
Rubyの開発案件にはほとんどのケースでRuby on Railsを必須とされます。
Rubyは国産で日本で人気の高い言語ですので、Rubyの需要が下がることはなかなか想定できません。
そうなればRuby on Railsの需要も高くあり続けるでしょう。
Ruby on Rails自体は国産ではないですが、おすすめのフレームワークですのでぜひ学んでみてください!
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