Kotlin案件の単価相場と動向は?Kotlinについてもわかりやすく解説

SKILL プログラミング言語

Androidアプリ開発で人気の高いプログラミング言語であるKotlin。

今回はこのKotlinを習得すればどれくらい稼げるのか?Kotlinのお金事情を中心に解説していきます。

  • Kotlinの単価相場は?
  • Kotlinの平均単価や中央値は?
  • Kotlinの単価相場の動向は?
  • Kotlinとは何か?
  • Kotlinのメリットは?
  • Kotlinエンジニアにおすすめの資格は?

などの疑問に応えられるようデータを交えて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

Kotlin案件の単価相場

それではKotlinエンジニアになればどれくらい稼げるのか?まずはKotlin案件の単価相場を紹介します。

Kotlin案件の単価相場は80万円台となっています。次いで70万円台、60万円台の案件が多くなっています。

広く見ると60万円~80万円台がKotlinの単価相場とも取れます。

また全体的に見てもKotlin案件は高単価の案件の割合が多いようです。

やはりKotlin案件の需要はかなり高いのでしょう。そして稼げる言語といっても過言ではなさそうです。

Kotlin案件に高単価が多い理由

Kotlin案件の単価相場が高くなっている要因は、Androidアプリ開発の推奨言語であるため、単純にKotlinの需要が高いという理由もあるとは思いますが、日本におけるKotlinのエンジニアがまだまだ少ないという要因も考えられそうです。

GoogleがKotlinをAndroidアプリ開発の推奨言語として発表したのも2019年ですし、そこから数年しか経っていないので仕方がないことですが、人材数の少なさが獲得競争に拍車をかけ単価も上昇しているのではないかと思います。

またそういったこともあり日本でのAndroidアプリ開発には、まだまだJavaが使われることも多いです。

しかし今後Androidアプリ開発は、日本でもKotlinが主流になってくることは必然ですし、今後Kotlinエンジニアも増加してくるでしょう。そうなるともう少し単価相場が落ち着いてくる可能性はあるかもしれません。

Androidアプリ開発エンジニアとして高単価を目指したいのであれば、Kotlinの習得をおすすめします。

Kotlin案件の平均単価

Kotlin案件の『平均単価』『平均Min単価』『平均Max単価』『中央値』はこちらです。

Kotlin案件の平均単価は82万円で、Kotlin案件の中央値は80万円となっています。

Kotlinは平均で80万円以上を狙える言語であり、Kotlin案件の半数以上は80万円以上と非常に高額であることが分かります。

またKotlin案件のミニマム単価の平均は71万円で、Kotlin案件のマックス単価の平均は86万円となっています。

低くとも平均で70万円台を狙える需要の高い(高単価の多い)言語であることがここからも読み取れます。

また先ほど広い範囲で見た時のKotlinの単価相場を60万円~80万円台と言いましたが、この表の数字も加味すれば70万円~80万円台が正確なKotlinの単価相場であるように見えます。

Kotlinエンジニアが単価を上げるためには?

Kotlinエンジニアは既に現時点でかなりの高単価であることが分かります。

それではさらにKotlinエンジニアとして単価を上げるためにはそうすれば良いのでしょうか?

Kotlinでの開発経験を増やす

Kotlinは2011年に登場した比較的新しい言語で、Androidアプリ開発の推奨言語となったのも数年前です。

そのためKotlinでの開発経験が豊富であったとしても10年未満です。

つまりKotlinの開発経験が豊富にある事は、Androidアプリ開発エンジニアとして十分差別化できるポイントです。

当たり前のことではありますが、Kotlinでの開発経験が増えればより高単価は目指せるでしょう。

サーバーサイドの開発経験や知見

KotlinはAndroidアプリ開発の推奨言語であると同時に、Javaとの互換性が高い言語でもあるためサーバーサイド開発への対応も進められています。

今Kotlinエンジニアとして活躍できるメイン案件は、Androidアプリ開発ですが、今後サーバーサイド開発でも増えてくることが想定されます。

そのためサーバーサイド側での開発経験や知見があることで、Kotlinエンジニアとしての活躍の場は広がります。

Androidアプリ開発も出来てサーバーサイド側での開発も出来る。となればKotlinエンジニアとして大きな価値が得られるでしょう。

iOSアプリ開発スキル

Androidアプリ開発のプロジェクトがあれば、iOSアプリ開発のプロジェクトは大抵あると考えて良いでしょう。そのためAndroidかiOSの片方だけ出来るエンジニアよりは、両方できるエンジニアの方が需要が高いのは当然です。

もちろん紹介しているグラフや表からも分かるようにAndroidアプリ開発だけ出来るエンジニアであっても高単価は目指せますが、同時にiOSアプリも出来れば多くの企業のニーズに応えることが出来ます。

Objective-CやSwiftと言ったiOSアプリ開発の言語を同時に学ぶのは大変かもしれませんが、もし余裕があるのであれば目指してみてはいかがでしょうか。

データで見るKotlinの将来性

2018年と2019年の2年分しかデータは取得できていないですが、それぞれを比較するとかなり開きのあるグラフで全くの別物になっています。

2018年は60万円台が単価相場であり、その他70~90万円台が比較的多い傾向にありましたが、2019年には60万円台の案件が一気に減り、単価相場が80万円台へ移っています。また90万円台以上のKotlin案件も2018年と比較して増加傾向にあるようです。

2年間の推移しかデータがないためこのグラフだけでは、Kotlinの将来性は分析できません。

ただ事実として2018年と2019年の年単位で比較すると急激に需要(高単価案件の割合)が高まっているような状況ではあります。

Kotlinの今後の推移予測

今後2020年以降、Kotlin案件の単価相場の推移はどうなっていくのでしょうか?前述のグラフだけでは分析に物足りないので、別の要因等も含めて考えてきます。

KotlinがAndroidアプリ開発の推奨言語としてGoogleより発表されたのは、2019年です。

そのため案件数自体で考えれば、今後よりKotlin案件は増えてくるでしょう。

またKotlinを扱えるエンジニアは、まだまだ少ないため現状は獲得競争は必至です。

しかし世界的に見るとKotlinエンジニア人口は増加傾向にありますし、人気の高まっている言語ですので日本でもKotlinエンジニアの増加は年々高まってくるでしょう。

Kotlinの案件数とエンジニア数が共に増えてくると、もう少し単価が落ち着いてくる可能性は大いにありますが、ITエンジニア不足が投げかけられている日本で一気にKotlinエンジニアが増えることも想像は難しいため、当面は高い水準であることが予測されます。

結論、当面は80万円台以上といったの高単価の案件の割合が多い状況が続き、将来的には相場が70万円台と下がってくる可能性も十分に考えられるという状況だと思います。

要するにKotlinエンジニアとしては、今が稼ぎ時と言っても良いかもしれません。

またKotlinはAndroidアプリ開発だけではなく、サーバーサイド側の対応も進められています。スマホアプリ開発とサーバーサイド開発では単価相場は異なりますので、Kotlinでのサーバーサイド開発の案件が増えてくるとKotlin自体の案件の単価相場にも影響は出てくるかもしれません。

案件や人口の増減やKotlin自体の現場ニーズの増加等が、今後どう単価相場の動きに影響してくるのか、しっかりと注目していきましょう。

Kotlinとは

非常に高単価を目指せるKotlinですが、そもそもKotlinとは何なのか?解説していきます。

Kotlinは、2011年にJavaの改良版として開発されたプログラミング言語です。そのためJavaとの互換性が高く連携しやすい特徴があります。

Kotlinが使用される開発は、主にAndroidアプリ開発で、2019年にはAndroidアプリ開発の推奨言語に採用されております。ただ現状は、まだまだJavaでのAndroidアプリ開発の案件の方が多い傾向にはあります。

またKotlinはAndroidアプリ開発だけではなく、サーバーサイドの開発にも使用されており、その領域でのニーズも高まっています。

将来的には、Androidアプリ開発だけではなく、Webサービス開発など多くの現場でKotlinが使用されることになる可能性も高いでしょう。

Kotlinのメリット

Kotlinの特徴は大きく4つあります。

  • Androidアプリ開発に特化
  • Javaとの高い互換性
  • シンプル
  • 単価と将来性ともに高い

Androidアプリ開発に特化

冒頭でも説明した通りKotlinはAndroidアプリ開発の推奨言語に採用されています。

現時点ではJavaでの開発の方が多い傾向にはありますが、Googleの方針としてKotlinファーストを掲げているため、今後はKotlinが主流にはなってくるでしょう。

推奨言語ということもあり、Android Studioでのサポートもされているので、Androidアプリ開発をするのであればKotlinがおすすめです。

Javaとの互換性

KotlinはJavaの改良版の言語であり、KotlinとJavaとの互換性は100%です。

そのためJavaで開発されたAndroidアプリやWebサービスをJavaからKotlinへ移行するにもスムーズに行うことが出来ます。

またJavaと非常に似ているので、Javaエンジニアにとってはかなり学習しやすい言語です。

シンプル

KotlinはJavaと比較すると非常にシンプルにコードを書くことが可能です。

シンプルであることは、エラーの原因やミスを発見しやすくなるため、管理・運用が非常にしやすいです。

またシンプル故、初心者でも比較的学習しやすい言語でもあります。

単価と将来性ともに高い

Kotlinは人気なプログラミング言語として上位に位置しており、注目されている言語です。

Androidアプリ開発の案件がメインではありますが、単価相場が80万円台とJavaと比較しても非常に高単価です。

さらに現時点ではJavaがメインですが、今後はKotlinがAndroidアプリ開発の言語として主流になっていく可能性は非常に高いため、需要もますます増えていくでしょう。

またAndroidアプリ開発だけでなく、サーバーサイド開発にも使用できるため、様々な領域で使用される言語になることが予測されます。

このようにKotlinは単価と将来性ともに非常に期待されている言語です。

Kotlinエンジニアにおすすめの資格

Kotlinを扱うエンジニアにとっておすすめの資格は3つあります。

  • Associate Android Developer 認定
  • Android技術者認定試験
  • Oracle認定Javaプログラマ

Associate Android Developer 認定

Associate Android Developer 認定は、Googleの認定するAndroidアプリ開発エンジニア向けの資格です。

日本ではまだあまり広まってはいないですが、Androidアプリ開発能力を証明する資格で、Kotlinでの受験をすることが出来ます。

この資格にはKotlinだけではなくJavaの試験もあります。

なお階級等はなく、初級レベルのAndroidアプリ開発のスキルをテストする内容になっています。

ただ現状は、英語での受験になりますので注意が必要です。

Android技術者認定試験

Android技術者認定試験は、Androidアプリ開発エンジニア向けの民間資格です。

直接Kotlinに関わる資格ではないですが、Androidアプリ開発と言えばKotlinであるため、Kotlinを扱うエンジニアにはおすすめの資格と言えます。

資格の階級は大きく2つに分かれており、それぞれに2つのランクが存在します。

  • Androidアプリケーション技術者認定試験:ベーシック/プロフェッショナル
  • Androidプラットホーム技術者認定試験:ベーシック/プロフェッショナル

なお現時点では、それぞれ2つの階級のプロフェッショナルは準備中となっています。

受験料はどちらもベーシックで、15,000円(税抜)となっています。

こちらは世界でも通用する資格であるため、Androidアプリ開発エンジニアを目指す方にとっては取っておきたい資格と言えるでしょう。


Oracle認定Javaプログラマ

Oracle認定Javaプログラマは、Java技術者向けの資格であり、こちらも直接的にKotlinに関わる資格ではありません。

しかし、KotlinとJavaとの互換性が高いという特徴を考えると、JavaからKotlinへの移行などの案件が今後出てくることも想定できますので、Javaの知識を持っておくことに損はないでしょう。

こちらの資格のランクは3つに分かれています。

  • 3級:Bronze(ブロンズ)
  • 2級:Silver(シルバー)
  • 1級:Gold(ゴールド)

Bronzeは、オンライン上で試験が受けられるため気軽に受験することは出来ますが、日本国内のみで効果を発揮する資格であり、Javaエンジニアであれば初心者向けの資格にあたります。

Silverは、受験資格は特になく、Bronzeを飛ばして最初から受験することも可能です。最もランクの高いGoldを受験するためには、Silverの資格が必要となっています。

Javaの知識があることを証明できる資格ではありますので、Kotlinエンジニアをして持っておいても良いかもしれません。


最後に

Kotlinは今かなり勢いのある言語です。そしてJavaの後継言語としてかなり期待されている言語です。

またそれはこれまで説明した、Kotlin案件の単価相場のグラフや平均単価表で示されているそれぞれの数字からも明白です。

今後はAndroidアプリ開発以外でも需要が伸びてきそうな言語ですので、Androidアプリ開発エンジニアがKotlinを習得していくことはもちろんですが、それ以外のエンジニアであっても注目しておくべき言語と言えるでしょう。
今後もしっかりKotlinの動向に注目していきましょう。

またKotlin案件は高単価の案件の割合が非常に高く、企業としてもなんとか獲得したいポジションであるように思えます。

Kotlin自体もAndroidアプリ開発の推奨言語として確かな地位を得つつも、さらにはサーバーサイド開発の対応も進められるなど幅広い活躍が出来る言語として急速に人気を高めています。

Kotlinエンジニアの人口は世界的に見ても増加傾向にありますが、それでもまだまだ少ない状況ではあります。

そのためこれからKotlinを習得したとしても遅くはないでしょう。Kotlinエンジニアとして高単価を目指してみてください。